串焼き店の内装やデザインのコツは？隠れ家的なデザインも解説！
目次
串焼き店の内装工事やデザインのコツ
串焼き店は比較的小さなスペースで開業でき、また技術的にも難しくないということもあり、脱サラして飲食店デビューする際には人気のスタイルです。
しかし、開業の敷居が低いとはいえ、営業を軌道に乗せるには十分な計画が求められ、内装工事も見落とすことなくしっかり行わなくてはいけません。
串焼きスペースは店内のどこか？
開きたい串焼き店のスタイルに合わせて、串焼きスペースを店内の奥にするか、または店内の手前の入り口付近にするか、内装工事をする前にしっかり打ち合わせしておきましょう。
串焼きスペースを店内の奥にするスタイルは、店内の中心部に串焼きスペースを確保するので、スペースを最小限に抑えやすいです。焼いた料理をそのままカウンター席に提供できるので、配膳するのも容易です。
店内の手前に串焼きスペースを設置すると、入り口近くにスペースを確保しなくてはいけませんし、席への配膳が少々難しくなってしまいます。
しかし、お持ち帰りには対応しやすく、煙を外に逃がしやすいというメリットもあります。また香りも外に届きやすいため、集客にも良い影響を与えます。
どちらのタイプが良いか、内装工事を依頼する際によく考えましょう。
イメージは食事系か居酒屋系か？
一言で串焼き店といっても、食事をメインにするか、お酒をメインにするかによって雰囲気が大きく異なります。どんなお客様をターゲットにするか、よく考えてから内装工事を依頼しましょう。
食事系のお店は店内を広々とさせ、ファミリーや団体客に対応しやすくします。お酒のイメージが強いと料理目当ての方は敬遠してしまいますので、店内のデザインを落ち着いた雰囲気にして、お酒のイメージを強めないようにします。
居酒屋系のお店は、お酒を飲む大人がターゲットとなります。長居するお客さんが多いため、スペースはそこまで余裕を持たせる必要はありませんが、常連客と新規客の両方がくつろげるように、カウンター席とテーブル席の両方を用意すると良いでしょう。
高級志向の串焼き店にする場合は、接客スペースを大きく確保して、個室等を用意しましょう。
排気ダクトや冷房設備にも配慮
串焼きがメインなので、厨房機器を大々的に用意する必要はありませんが、お店の看板料理となる串焼き設備にはしっかりこだわりましょう。
串焼きといっても、ガスや炭など焼く方法はいくつもあります。
油汚れや煙をできるだけ避けたい場合や、予算を抑えたい場合は電気グリルが人気です。炭火の串焼きにこだわるのも良いですし、店内スペースや予算も考えて、適切な設備を用意しましょう。
串焼きは大量の煙が発生しますので、排気設備（ダクト）が十分でないと、店内に煙が充満して食事がしにくくなってしまいます。良い香りは残しつつも、不快となる煙は排出できるようにしましょう。
小さいスペースで焼き調理をしていると、熱がこもって利用客の居心地が悪くなるのはもちろんですが、調理側の人間も危険ですから、冷房設備もしっかり考えておきましょう。
隠れ家的な串焼き店のデザインとは？
飲食店の開業を考えたとき、知る人ぞ知るといったような、隠れ家的な魅力がある串焼き店に憧れる方もいらっしゃると思います。
普通のお店と隠れ家的なお店はどう違うのか、内装工事の際はどんな点を工夫すべきなのか、そのコツを考えてみましょう。
手作り感をアクセントにして演出
隠れ家的なお店は、混雑しない落ち着いた雰囲気が大切ですので、外装はシンプルにしてあまり主張しないほうが無難です。場所も目立った大通り沿いではなく、1本2本道を横に入ったところがベストです。
内装やデザインに関しては、特別に隠れ家的に見せる条件はありませんが、利用客が落ち着けるように、個性を強くし過ぎないのがポイントです。ゆったりと時間が流れるような空間が望ましいでしょう。
綺麗に内装をまとめるだけでなく、隠れ家を演出するには手作り感も良いアクセントとなります。手書きのメニューボード、机や椅子などの家具や食器など、あえて整っていないアイテムを用意すると効果的です。
ただし、手作り感が強すぎると居心地が悪くなったり、逆に個性が強くなりすぎてしまいます。基本的には落ち着きのある綺麗な空間にして、アクセントとして手作り感を加えましょう。
自宅を隠れ家的なお店に改装する
こんなところにお店があったのか、というのが隠れ家的なお店の特徴ですから、自宅を改装してお店にするのも良いでしょう。自宅を改装するメリットは、何といっても低予算でお店を開けることです。
自宅のダイニングを改装すれば、厨房機器を改めて用意することもありません。内装も自宅の雰囲気を流用して、わざわざお店らしく綺麗に整えるよりも、アットホーム感を売りにした方が良いでしょう。
注意したい点は、自宅が住宅街にある場合は、煙や声が近隣の迷惑にならないようにすることです。
特に串焼き店となると煙が発生しやすく、お酒を飲んで陽気に声をあげてしまう方もいることでしょう。換気システムはしっかりと考え、声が漏れても周辺に届きにくい場所を考慮しましょう。
窮屈感を与えない空間作りが大切
予算をかけて十分な店舗スペースを確保できる場合は、空間を広々と使って個室も用意すると良いでしょう。客席同士が密着しているとくつろげないので、客席の間隔を広く取ったり、仕切りを設置するのも効果的です。
1人、2人といった少人数の常連さんをメインにしたい場合は、カウンター席を中心にする方法もあります。串焼きスペースを取り囲むように席を配置すれば、料理を提供しやすく、コミュニケーションも取りやすいです。
ただし、この場合もカウンター席同士の間隔は広めに開けておいた方が、お客さんがくつろぎやすいでしょう。
どちらのタイプにしても、隠れ家的な店の場合は、席数の確保より客席同士の間隔に注意して、窮屈感を与えない空間作りが大切です。
串焼き店の内装工事費用・事例
業種別の内装工事費用と坪単価、当サイトの加盟業者様が施工した事例は、以下のページをご覧ください。
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