隠れ家的な串焼き屋の内装工事やデザイン
飲食店の開業を考えたとき、知る人ぞ知るといったような、隠れ家的な魅力がある串焼き屋に憧れる方もいらっしゃると思います。
普通のお店と隠れ家的なお店はどう違うのか、内装工事の際はどんな点を工夫すべきなのか、そのコツを考えてみましょう。
手作り感をアクセントにして演出
隠れ家的なお店は、混雑しない落ち着いた雰囲気が大切ですので、外装はシンプルにしてあまり主張しないほうが無難です。場所も目立った大通り沿いではなく、1本2本道を横に入ったところがベストです。
内装やデザインに関しては、特別に隠れ家的に見せる条件はありませんが、利用客が落ち着けるように、個性を強くし過ぎないのがポイントです。ゆったりと時間が流れるような空間が望ましいでしょう。
綺麗に内装をまとめるだけでなく、隠れ家を演出するには手作り感も良いアクセントとなります。手書きのメニューボード、机や椅子などの家具や食器など、あえて整っていないアイテムを用意すると効果的です。
ただし手作り感が過ぎると居心地が悪くなったり、逆に個性が強くなりすぎてしまいます。基本は落ち着きのある綺麗な空間として、アクセントに手作り感を加えましょう。
自宅を改装して隠れ家的なお店を
こんなところにお店があったのか、というのが隠れ家的なお店の特徴ですから、自宅を改装してお店にするのも良いでしょう。
自宅を改装するメリットは、何といっても低予算でお店を開けることです。
ダイニングを改装すれば、厨房機器を改めて用意することもありません。内装も自宅の雰囲気を流用して、わざわざお店らしく綺麗に整えるよりも、アットホーム感を売りにした方が良いでしょう。
注意したい点は、自宅が住宅街にある場合は、煙や声が近隣の迷惑にならないようにすることです。
特に串焼き屋となると煙が発生しやすく、お酒を飲んで陽気に声をあげてしまう方もいることでしょう。換気システムはしっかりと考え、声が漏れても周辺に届きにくい場所を考慮しましょう。
窮屈感を与えない空間作りが大切
予算をかけて十分な店舗スペースを確保できる場合は、空間を広々と使って個室も用意すると良いでしょう。席同士が密着しているとくつろげませんから、席の間隔をとったり、仕切りを設置するのも効果的です。
1人、2人といった少人数の常連さんをメインにしたい場合は、カウンター席を中心にする方法もあります。串焼きスペースを取り囲むように席を配置すれば、料理を提供しやすく、コミュニケーションも取りやすいです。
ただ、この場合もカウンター席同士の間隔はやや広めに開けておいた方が、お客さんがくつろぎやすいでしょう。
どちらのタイプにしても、隠れ家的な店の場合は、席数の確保より席同士の間隔に注意して、窮屈感を与えない空間作りが大切です。
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