・中目黒の路地裏に佇む、7坪の3階建ての小さなビルを改装したフレンチビストロ。

・3フロアという条件を活かして、1階はバー&キッチン、2階はレストラン、3階はラウンジとして、フロアごとに利用シーンを選べるようなレイアウトにしました。

・1階は、シェフズカウンターのようなオープンキッチンで、厨房の熱気が外まで伝わるようにデザインし、通りを歩く人たちに訴求します。

・2階は、ゆとりを持ったレイアウトで、白を基調としたインテリア。野菜をモチーフにしたアート作品のフレームワークや、アンティーク照明でアクセントを加えました。

・3階は、照明を落とし、アーニーバーンズの絵画が飾られた、全席ソファ席のくつろげる空間としました。

・デートや接待に利用されるだけでなく、地域に愛され、日常的に利用してもらえるお店を目指した空間デザインで、オーナー様の趣味を多いに反映できました。

・中目黒駅から10分ほど歩いた住宅街の中、こんな所にレストランなんて本当にあるのかと不安になり出したころに、小さな表札を掲げたこちらのお店は現れます。

・元々は1杯1万円のラーメン屋。メディアでも度々取り上げられるお店でしたが、閉店してしばらく経っていた物件でした。

・デザインコンセプトは、オーナーシェフのプライベートキッチン。家のキッチンの延長のような暖かみのある雰囲気を意識し、テーブル風のカウンター席や、盛りつけからストーブまで、全て客席を向きながらできる厨房レイアウトにしました。

・しっかりとしたきれいなコンクリートのスケルトン物件だったので、躯体を活かしてステンレスやコンクリートの無機質さと、古材やアンティーク品の暖かみを対比させ、緊張感の中にもリラックスできる空気感があるお店に仕上げました。

・ミシュランの星を獲得しました。

・愛知県豊橋市に本店をおき、2代目が日本料理も修業し、長年抱いていた東京出店の天婦羅会席のお店。

・中目黒の喧騒から坂道を登った地下1階。あえて目立たない、隠れ家的なロケーションを探し求めた場所です。

・日本の伝統の食文化である「天婦羅会席」の店で、オーナーからのコンセプト依頼は「無機質」な空間。

・進める中で、マテリアル集めが楽しく進められました。

・お店への階段を下りると、黒左官櫛引と縦格子のアッパーライトが迎えてくれます。

・エントランスは、コンクリート打ちっぱなしと黒の和紙の壁面で、間接照明、御影石の季節の花のディプレイ台があります。

・客席の床は大判の黒の磨きのタイルで、正面に黒御影陰石の半円弧カウンター席、両サイドにテーブル席、個室を配したスタイリッシュな空間の中で、お花の調度品、選び抜かれた器、そして真心を込めて作った料理が迎えます。

・既存の打ちっぱなしのコンクリートを生かし、無機質な内装に家具は木をいれることによって空間が広く見えるよう鏡を取り入れたり、天井は明るい白を選定した。

・また凹凸感が出るようアクセントで木の装飾使い、カウンターもコンクリートを使い重厚感がでるよう素材にもこだわった。

・男の隠れ家をイメージして、店内をデザインしました。