飲食店のレイアウトは?客席・厨房・動線設計のコツ

飲食店レイアウトを決めるときの3つのポイントを解説

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飲食店のレイアウトを考える際に大切なのが、「客席」「厨房」「動線設計」の3つの要素に絞って設計することです。お客様の満足度の向上や売上の増加につなげるためにも、それぞれの適切な配置を心掛けましょう。

この記事では、飲食店のレイアウトにおける重要な要素と、客席・厨房それぞれの設計のコツ、失敗を防ぐための注意点について詳しく解説します。

当サイトは、2010年から数多くの店舗をデザインしており、類似サイト以上に多くの知識と実績がありますので、ぜひ参考にしてください。

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infomake株式会社 代表取締役 野村晃正

著者

infomake株式会社 代表取締役
野村晃正

武蔵野美術大学の空間演出デザイン科を卒業後、2010年にinfomake株式会社を設立。2010年から当サイト
「店舗内装工事見積り比較.com」を運営し、現在まで数多くの店舗開業をサポートしている。

プロフィール

一級建築士 石橋優介様

監修者

一級建築士
石橋優介様

広島大学大学院を卒業後、個人設計事務所や大手組織設計事務所に勤務。独立して一級建築士事務所を開設し、
住宅、事務所、店舗、宿泊施設、教育施設などを中心に、全国で設計・監理を行う。執筆、監修、セミナー講師など幅広く活動。

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1級建築施工管理技士 山本悠太様

監修者

1級建築施工管理技士
山本悠太様

関西大学を卒業後、竹中工務店に入社。研修施設や高層マンションなどの大規模現場で施工管理を経験し、
躯体工事から仕上工事まで幅広い工事を担当。在籍中に1級建築施工管理技士を取得し、現在は加藤装飾株式会社で施工管理に従事。

プロフィール


飲食店のレイアウトで重要となる3つの要素とは?

飲食店のレイアウトで重要となる3つの要素とは?

飲食店のレイアウトを考えるときに重要となるのが、以下の3つの要素です。

  1. 客席:売上と顧客満足度を左右する要素
  2. 厨房:オペレーションの要となる要素
  3. 動線設計:快適さと効率を生む要素

飲食店のレイアウトは、あれもこれもと一度に考えるとまとまりません。まずは、店舗運営の核となる要素について、それぞれ考えてみましょう。

1. 客席:売上と顧客満足度を左右する要素

客席は、お客様が実際に食事を楽しむ空間であり、店舗の印象やリピーター獲得に直結する重要な要素です。

客席の配置やデザインが優れていれば、お客様はのびのびと快適に食事ができます。一方で、移動しにくく圧迫感を感じるレイアウトの場合は落ち着いて食事ができず、また客足が遠のく原因となるかもしれません。

客席は単なる「座る場所」ではなく、顧客満足度と売上を左右する要素であると認識しましょう。

2. 厨房:オペレーションの要となる要素

厨房は、料理を作るための中枢であり、飲食店の心臓部ともいえる存在です。飲食店全体の運営にも直結するため、レイアウトには工夫が必要です。

また、機能的な厨房によって、効率的なオペレーションや安全性の確保などが可能になります。効率性・安全性・衛生面の3つを重視した設計で、店舗全体のパフォーマンスの向上を目指しましょう。

3. 動線設計:快適さと効率を生む要素

客席と厨房を繋ぐ「動線」も欠かせない要素です。

お客様がスムーズに席へ移動できるか、スタッフが料理を効率よく運べるかといった、店舗の快適さに直結する要素が動線設計です。

レイアウトを決めるときは、お客様の動線を確保するだけでなく、スタッフの働きやすさも考慮する必要があります。他のレイアウト要素と干渉しないよう、適切なスペースを確保しましょう。

スタッフの作業動線については、後述します。

飲食店の厨房レイアウトを効率化するポイントは?

飲食店の厨房レイアウトを効率化するポイントは?

厨房レイアウトを決める際は、スタッフの働きやすさと提供スピードの両立が大切です。具体的には、以下の4つのポイントを押さえましょう。

  1. コンセプトに合う設備と配置を選ぶ
  2. スタッフの作業動線を確保する
  3. 清掃しやすく衛生的な環境を整える
  4. 厨房の基本形(直線・L型・二列・アイランド)から選ぶ

それでは、それぞれの設計における具体的なポイントを解説します。

1. コンセプトに合う設備と配置を選ぶ

厨房設計では、店舗のコンセプトに合った設備を選ぶことが基本です。

たとえば、高級感を重視する店舗なら見た目にも洗練されたデザインの設備を選び、回転率を重視するファストフード店ならスピーディーな調理と提供ができる最短の動線を設計します。

オープンキッチンであれば、お客様に調理風景を楽しんでもらうためにも、清潔感のある配置にしましょう。

2. スタッフの作業動線を確保する

スタッフがスムーズに動ける作業動線の確保は欠かせません。

ここで見落としがちなのが、冷蔵庫や冷凍庫の配置場所です。十分な通路幅を確保したと思っていても、扉を開閉する際に動線を塞いでしまう可能性があります。

スタッフが動きやすい動線を確保するためにも、実際の作業風景をシミュレーションして配置に配慮しましょう。

3. 清掃しやすく衛生的な環境を整える

厨房は日々の営業で多くの油汚れや食材のカスが発生するため、掃除のしやすい環境を整えることが必要不可欠です。

清掃しやすい厨房はスタッフの負担を軽減するだけでなく、衛生的な環境を保つために重要です。特に飲食店では、衛生状態が直接お客様の評価に影響するため、日々のメンテナンスを見据えた設計を取り入れましょう。

4. 厨房の基本形(直線型・L型・二列型・アイランド型)から選ぶ

厨房の基本形(直線型・L型・二列型・アイランド型)から選ぶ

厨房のレイアウトには、主に以下4つの基本形があります。

  • 直線型
  • L型
  • 二列型
  • アイランド型

直線型は調理スペースを一直線に並べるスタイルで、動線が分かりやすく小規模店舗やカフェに向いています。L型は設備を直角に配置するスタイルで、限られたスペースを最大限に活用したい店舗にぴったりです。

また、二列型は設備を向かい合わせるスタイルで、多くの店舗が採用しており、洗い物や仕込みを同時に進めやすいのが特徴です。アイランド型は中央に作業台を置くスタイルで、スタッフ同士の連携が取りやすく、視覚的な美しさもあります。

提供メニューや設置する調理器具などを考慮して、適切なレイアウトを選びましょう。

飲食店の客席レイアウトを成功させるポイントは?

飲食店の客席レイアウトを成功させるポイントは?

客席のレイアウトの良し悪しは、お客様の居心地の良さとスタッフのサービス品質に直結します。以下の2つに留意しつつ、自店舗にとってより良いレイアウトを検討しましょう。

  1. メインターゲットに合わせて席を配置する
  2. 従業員の人数に合わせて適切な席数を決める

ここではそれぞれのポイントについて、詳しく解説します。

1. メインターゲットに合わせて席を配置する

客席のレイアウトを考えるときは、お客様の動線を確保するだけでなく、店舗のメインターゲットに合わせて配置することがポイントです。

たとえば、1名や2名で来店するお客様が多いならカウンター席を充実させ、ファミリー層や団体のお客様を狙うならテーブル席や個室を多めに確保します。

また、圧迫感のない空間を作るためにも、テーブル同士の間隔は少なくとも600mmほど、通路は1200mmほどの幅を確保するのが一般的です。

2. 従業員の人数に合わせて適切な席数を決める

飲食店の客席レイアウトを設計する際は、店舗で働く従業員の人数も考慮する必要があります。席数が多過ぎるとスタッフが対応しきれず、サービスの質が低下する可能性があるためです。

まずは無理なく対応できる席数でスタートし、アルバイトスタッフのスキルや経験が分かってきてから、少しずつ席数を増やしていくのがおすすめです。テーブルや通路の間隔が確保できていれば、スタッフがスムーズに移動しやすくなります。

飲食店のレイアウトで失敗を防ぐための注意点は?

飲食店のレイアウトで失敗を防ぐための注意点は?

一度決めたレイアウトを工事後に修正するのは難しいです。事前に以下の点に注意しておきましょう。

  1. 必要な収納スペースをあらかじめ確保する
  2. 大型設備の搬入経路を工事前に確認する

それぞれの注意点について、具体的に解説します。

1. 必要な収納スペースをあらかじめ確保する

飲食店のレイアウトは多くを客席と厨房が占めるため、それ以外にスペースを取りにくい傾向にあります。そのため、あらかじめ十分な収納スペースをうまく確保することが大切です。

収納スペースが足りずに、備品や食材を通路などに置くようになると、スタッフが働きにくくなってしまいます。必要な在庫量を計算し、適切な収納場所を確保しておきましょう。

2. 大型設備の搬入経路を工事前に確認する

飲食店では、ガスコンロや大型のテーブル、冷蔵庫などの設備を内装工事の段階で導入します。そのため、入り口を作る前に大型の設備を搬入しないと、設備が搬入できない恐れがあります。

レイアウトを担当する内装工事業者と厨房設備業者としっかりと事前の打ち合わせをした上で、計画的に工事を進めていきましょう。

まとめ|客席・厨房・動線のポイントを押さえて理想の飲食店レイアウトを実現しよう

本記事では、飲食店のレイアウト設計のコツについて解説しました。

飲食店のレイアウトは、「客席」「厨房」「動線設計」の3つの要素に絞って考えることが大切です。お客様の居心地の良さやスタッフの働きやすさを考慮して配置を決め、工事前には収納スペースや大型設備の搬入経路などもしっかり確認しておきましょう。

また、新たに飲食店をオープンさせる方やリニューアルを検討している方は、理想のレイアウトを実現しつつ、内装工事の費用を抑える工夫も必要です。

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飲食店をオープンさせようと考えている方、飲食店のリニューアルを検討している方はぜひ参考にしてください。

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担当者:野村

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