ダーツバーの開業に必要な資金や許可|集客に成功する内装とは?
「ダーツバーをオープンさせたいけれど、どのような資金が必要なの?」
「内装はどのように作ればいいの?」
ダーツバーを開業したいと考えている方は、必要な資金や内装など多くの悩みを抱えているかと思います。
ダーツバーを含む、バーの開業資金は、他の飲食店と比べて高くなりがちです。また、お客様は、ダーツを楽しむために来店することから、他のバーとはコンセプトが異なります。したがって、内装をつくる際にこだわるべきポイントは特殊です。
本記事では、ダーツバーの開業資金の内訳や内装の作り方などを紹介します。
当サイトは、2010年から数多くの店舗を工事しており、類似サイト以上に多くの知識と実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
ダーツバー開業資金の内訳
ダーツバーの開業に必要な資金の内訳は以下の通りです。
必要な資金の例 | 費用の相場 |
---|---|
物件の取得にかかる費用 | 90万~300万円 |
内装のデザインや工事にかかる費用 | 100万~1,800万円 |
厨房の機器にかかる費用 | 50万~300万円 |
食器や椅子、テーブルなどの備品代 | 50万~200万円 |
開店後の運営に必要な費用 | 90万~240万円 |
費用の合計額 | 500万~2,000万円 |
「内装のデザインや工事にかかる費用」は、居抜きだと安くなりますが、スケルトン物件だと高額になります。
「厨房の機器にかかる費用」や「食器や椅子、テーブルなどの備品代」は、中古の機器を購入すると安く入手できます。
「開店後の運営に必要な費用」とは、店舗を黒字にするまでの期間に、自分の資産から手出しする費用のことです。
店舗のデザインや備品は、こだわるほど高額になる傾向にあります。費用を予算内に抑えることを前提に、こだわる点を決めましょう。
ダーツバーの内装工事費用・事例
業種別の内装工事費用と坪単価、当サイトの加盟業者様が施工した事例は、以下のページをご覧ください。
ダーツバーを経営するのに必要な許可
ダーツバーを経営する際には、主に以下の2つの許可が必要です。
- 飲食店営業許可
- 深夜酒類提供飲食店営業開始届(0時を超えて営業する場合)
それぞれの許可を、詳しく説明します。
飲食店営業許可
ダーツバーでは飲食物を扱うため、飲食店営業許可が必要です。飲食店営業許可は、最寄りの保健所にて申請を行ってください。
保健所への申請では、以下の2点を確認した上で、飲食店営業許可が出されます。
- 設備要件を満たしているか
- 食品衛生責任者が店舗に1名以上いるか
設備要件は「調理場が仕切りで仕切られている」「床が清掃しやすい素材でできている」などのいくつかの項目が確認されます。
内装に関わる部分なので、必ず内装工事前に確認しておきましょう。工事後に申請をすると、要件を満たさなかった場合、工事をやり直さなければなりません。
また、食品衛生責任者は、店舗に1名以上必要です。オーナーが持っていく必要はありません。しかし、オーナーが持っていない場合、取得している社員が退職したときに、食品衛生責任者が不在となる恐れがあります。
食品衛生責任者は、1万円を支払い、1日講習を受けるだけで取得が可能です。オーナー自身で取得しておくことをおすすめします。
深夜酒類提供飲食店営業開始届(0時を超えて営業する場合)
飲食店が0時を超えてからもお酒を提供する場合、風営法に抵触するため「深夜酒類提供飲食店営業開始届」を提出する必要があります。
「深夜酒類提供飲食店営業開始届」は、店舗の所在地を管轄する警察署への提出が必要です。
ダーツバーは、ほとんどの場合、0時以降もお酒を提供する営業を続けるでしょう。風営法違反で処罰を受けないためにも、忘れずに「深夜酒類提供飲食店営業開始届」を提出してください。
風営法5号の許可は必要ない
現在、ダーツバーの出店の際には、風営法5号の許可は必要ありません。ここから、その理由を説明していきます。
平成30年からは風営法5号の対象外
現状では、ダーツバーは風営法5号の対象外となっており、許可を得る必要がなくなっています。
かつて、ダーツバーはほとんどの場合で、風営法5号にあてはまり、許可を得て営業する必要がありました。
しかし、平成30年9月21日に警察庁から「デジタルダーツ及びシミュレーションゴルフを設置して客に設置して客に遊技させる営業の取扱いについて」と、通達が出されたことにより、ダーツバーは風営法5号の対象外となりました。
ダーツバーにおかれているデジタルダーツが、プロ選手に長期間にわたって使用されていることから、このような通達が出されるに至ったとのことです。
したがって、これからダーツバーを出店される方は、風営法の許可を得ずに開店できます。
10%ルール適用外
平成30年より、風営法5号の対象外となったことで、ダーツの面積を店内の10%以内におさめる必要がなくなりました。
ダーツバーが風営法5号の対象であったときには、ダーツを行う面積を店内の10%におさめないといけない、いわゆる10%ルールが適用されていました。
ダーツが置かれている面積に加えて、ダーツを投げる範囲もすべて含めて10%以内とされていたため、風営法5号の対象から外れることはまず不可能でした。
このような事情もあり、平成30年よりも前にオープンしたダーツバーでは、ほとんどの場合、風営法5号の許可申請が必要でした。
ダーツバーは2つの利点を活かした内装を作る
ダーツバーの利点として、以下の2つがあげられます。
- ダーツという趣味を楽しめること
- ダーツと一緒にお酒が楽しめること
この2つの利点を活かした内装を作ることを意識して、ダーツバーの内装を考えましょう。
ダーツバーは「お客様がダーツを楽しんでいる姿」と「お酒を飲んでいる姿」を一目で確認できる開放的なデザインが大切です。
場所を取らないよう、テーブルやイスは、木目調の極力小さな物でまとめると、お客様が楽しむ賑やかな店内がひと目でわかる解放的なデザインにつながります。
また、お店のコンセプトも、お酒とダーツを楽しめる空間にすることを前提に決めましょう。店内の内装やインテリア、照明などもすべてダーツとお酒を楽しめるような作りにすることで、ダーツバーの理想的な形を演出できます。
コンセプトによりダーツ以外も扱う
ダーツバーと銘打っていても、ビリヤードや卓球などを取り入れている店舗もあります。特にビリヤードとダーツの組み合わせは、お酒の場で古くから愛されています。
開放的な広い店舗をコンセプトとしている場合は、いろいろなものを取り入れるとミスマッチかもしれません。しかし、適度な広さの落ち着いたダーツバーである場合、ダーツ以外のものを取り入れてもコンセプトから外れず、お客様の満足度が上がるでしょう。
シックな店内に落ち着いた照明を使い、しっとりとした雰囲気で、静かにダーツを楽しめるコンセプトのダーツバーなら、ビリヤードを取り入れるとよいでしょう。内装の一環として、ビリヤード台を1台だけ導入するのもおすすめです。
ただし、取り入れると風営法5号に抵触するものもあるため、注意が必要です。主に「ゲームセンターにおいてあるもの」「勝敗が賭け事に使われる恐れのあるもの」が、風営法5号によって規制されています。
- スロットマシン
- メダルゲーム機
- テレビゲーム機
- ルーレット
- トランプ台
上記のものを取り入れると、ダーツだけなら必要のなかった風営法5号の許可申請を行わなければならなくなります。
なお、ビリヤードや卓球は、スポーツ的な面が強いため、風営法5号には抵触しません。
ダーツバー経営者の年収
ダーツバー経営者の年収は、300万円から1,500万円程度です。ただし、平均的なダーツバーのオーナーの年収は350万円程度と予想されます。
ただダーツが好きだからといって、経営面を考えずにダーツバーをオープンさせても、高年収は期待できません。集客をしっかりと行うなど、経営面での工夫が必要です。
現代では、ホームページやSNSを使った集客は必須です。成功するためには、ホームページ制作代行を利用すると高い効果が期待できます。
多くのリピーターを獲得できたら、1,000万円以上の年収が見込めます。ダーツバーを経営するからには、集客に力を入れ、繁盛するお店を目指しましょう。
まとめ|ダーツバーの開業では必ず相見積もりを取得しよう
ダーツバーを開業するには、500万~1,000万円の資金が必要となります。多くの資金が必要なので、抑えられる経費はできるだけ安く済ませたいものですよね。
経費の中でも、高額になりやすいのが内装工事の費用です。内装は店内イメージを決める重要な部分ですが、こだわりすぎると予想以上に費用が高くなるため、注意してください。
予算を常に頭に置いて、内装を検討しましょう。内装工事費を相場よりも高額にならないようにするには、相見積もりをとることをおすすめします。
相見積もりとは、同じ条件で複数の業者から見積もりをとることです。相見積もりをとると、内装工事費用が極端に高い業者への依頼を避けられます。
相場に見合った見積もりを提示した業者に依頼して、内装工事費用をできるだけ抑えてください。
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- 2025年5月30日 愛知県名古屋市 ショップ
- 2025年5月30日 大阪府堺市 焼肉屋
- 2025年5月30日 茨城県守谷市 パーソナルジム
- 2025年5月30日 東京都世田谷区 日本料理店
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