花屋の内装工事に必要な坪単価は？一般店舗との違いも解説！
［最終更新日］
雑貨屋・花屋の内装工事
目次
花屋と一般店舗の内装の違いとは？
花屋も小売店の1つですが、生きている花を扱うため、洋服店や雑貨屋と同じような内装やデザインではお店になりません。具体的には、花屋と一般店舗ではどんな違いがあるのかを比較してみましょう。
花屋は花を美しく保つことが大切
花屋と一般店舗との最も大きな違いは、何に合わせて店舗の内装を作るかという点です。
洋服や雑貨を扱うような一般の店舗であれば、お客様が店内で快適にのんびりと買い物を楽しめる内装にする必要がありますので、人間に合わせた空調や照明などが求められます。
一方の花屋は、花という生き物を扱うお店になります。花は温度や湿度、光にとても敏感で、人間に合わせた内装では品質を損ないかねませんので、花に適した空調や照明にする必要があります。
花を扱うための専用設備も不可欠
花という生き物を扱い、作業するための設備が店内スペースに必要となり、内装は一般の店舗より複雑となります。
一般的な小売店は、商品を陳列するディスプレイ設備と、会計をするレジ設備、最低限この2つの物さえあれば営業できますが、花屋には、花を美しく保つための冷蔵庫である、フラワーキーパーやストッカーが必要です。
冷蔵庫の種類には、販売スペースではディスプレイにもなるガラス張りの「フラワーキーパー」と、バックヤードで花を保管しておくために必要な「ストッカー」の2つのタイプがあり、いずれも大型で設備代も電気代もかかります。
また花を注文に応じてカットしたり、デコレーションしたりする作業台も必要です。その他にも、花に重要な水道設備も必要になります。
花屋には過度なデザインは不要
一般の店舗では、内装やデザインがお店のイメージを大きく左右するため、それぞれが個性を持たせて雰囲気を演出しています。花屋でもお店の個性は大切ですが、一般店舗ほど過度なデザインは必要ありません。
なぜなら、花という商品が十分にお店の雰囲気を盛り上げてくれるからです。たくさんある花が店内をにぎわせてくれるので、店内は清潔感を持たせて素朴にまとめれば十分です。
ただし、内装の素材にはこだわったほうが良いでしょう。花が美しくても、植木鉢が味気なければ花の魅力を損なうのと同じです。
花屋というのは、小売店の中でも特殊な店舗です。専用設備や水道関係の工事があるので、内装工事のプロにお願いする必要があり、一般店舗のように自分でDIYして作り上げるのは難しいです。
店舗の土台となる電気・水道・空調などの設備工事は、内装業者にしっかり工事してもらい、あとは自分のイメージをもとに花を展示して、素敵な店内に仕上げていくと良いでしょう。
花屋の内装工事に必要な坪単価は？
花屋は他の小売店とは違って専用設備が必要で、内装の環境も花に合わせる必要があるため、特別な費用がかかります。そのため、他の小売店と比べて内装工事費用は高くなり、坪単価としても高くなります。
それでは、花屋の内装工事と坪単価の実情を見ていきましょう。
花屋の坪単価は少し高めで40万円
店舗の中でも、小売店は内装工事費用を抑えやすいタイプではありますが、特殊な設備が必要な花屋は、一般店舗より内装工事費用が高くなります。
花屋の内装工事の坪単価は一般的に約40万円となり、洋服店や雑貨屋と比べると、場合によっては倍以上の坪単価となります。
もちろん、この約40万円という坪単価はあくまでも平均的な数値のため、実際はどんな規模の花屋を開くか、どんなコンセプトか、どんな場所にお店を作るかなど、様々な条件によって上下します。
正確な坪単価を知るには、実際に内装業者に現地調査をしてもらった上で、見積もりやプランを出してもらうと良いでしょう。
花屋の坪単価が高くなる理由は？
花屋の内装工事の坪単価が高くなる理由は、花屋に必要な専用設備にあります。店内で花を育てる設備こそ必要ないものの、仕入れた花を美しく健康に保つために、専用の設備が必要不可欠だからです。
花は人間と同じく、生きています。生きていくための適切な環境が必要となり、花のための空調や照明、水道設備を用意しなくてはいけないのです。
特に大きな設備となってしまうのが、花を保管する冷蔵庫である、フラワーキーパーやストッカーです。大きな専用設備を設置するだけでなく、維持するための電気代もかかります。
その他にも、花を加工するための作業台も必要となります。
総額の工事費用としては高くない
坪単価が高いということで、花屋の総工費も高いと思うかもしれませんが、実はそんなこともありません。
その理由は、花屋は他の店舗と比べて、それほど大きな面積を必要としないからです。お店にもよりますが、花屋のほとんどが10坪前後の狭い面積で営業できます。
内装工事の坪単価は高くても、お店の坪数が少ないので、総工費は大きな金額にはならないのです。また花を美しく健康に保つ環境さえ整えられれば、他にこだわるべき内装の要素もありません。
花屋だから内装工事費用は高い、坪単価は高いと、開業を難しく思うことはありません。むしろ、他の小売店より安く収まる場合もあります。
内装工事の坪単価というのは、内装工事費用に対する1つの目安に過ぎません。内装業者に見積もりをお願いして、実際にどれくらいの工事費用がかかるのかを確認しましょう。
花屋の内装工事費用・事例
業種別の内装工事費用と坪単価、当サイトの加盟業者様が施工した事例は、以下のページをご覧ください。
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