コの字カウンターのメリット|飲食店別に導入する方法を3つ紹介
「飲食店ではコの字カウンターは導入するべき?」
「コの字カウンターを導入すると、どのようなメリットがあるのかな?」
「飲食店を開業する予定」「現在経営している」という方で、コの字カウンターを導入するべきか迷っている方はいませんか?
コの字カウンターを導入すると、「コミュニケーションがとりやすい賑やかな店舗を作れる」「コの字カウンター内に厨房を作ると、調理工程をお客さんに楽しんでもらえる」などの利点があります。
コの字カウンターの特徴やメリットを踏まえて、導入するべきかどうか検討しましょう。本記事では、コの字カウンターの特徴やメリット・デメリット、導入費用などを紹介します。
当サイトは、2010年から数多くの店舗を工事しており、類似サイト以上に多くの知識と実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
コの字カウンターの特徴
コの字カウンターは、厨房や給仕のスペースを囲むカウンターで、多くの飲食店で導入されています。来店客同士やスタッフとコミュニケーションが取りやすいため、特に賑やかな大衆酒場で導入されています。
次のような飲食店で、コの字カウンターの導入がおすすめです。
- 回転率を高めたい飲食店
- 調理の様子を見せたい飲食店
また、「カジュアルな雰囲気を演出したい」「高級感を出したい」といった場合には、コの字カウンターではなく次のカウンターが適しています。
- I字カウンター:カジュアルな雰囲気を演出できる
- L字ウンター:高級感を演出できる
コの字カウンターの特徴をおさえて、導入するべきかどうか検討しましょう。
来店客やスタッフでコミュニケーションが生まれやすい
コの字カウンターを作ると、来店客同士やスタッフとのコミュニケーションが生まれやすい環境を作れます。お客さん同士の距離が近いため、会話しやすくなるのです。
また、お客さん同士の目線が適度に合うため、コミュニケーションが取りやすくなります。結果的に、賑やかな店舗の演出が可能です。
来店客同士の仲が良くなることで、再び一緒に来店してくれる可能性があるため、固定客の獲得も期待できます。
I字・L字カウンターとの違い
コの字カウンターは、カジュアルな雰囲気や高級感の演出に適していない傾向にあります。
I字カウンターは、カジュアルな雰囲気を演出するのに適したカウンターです。I字カウンターには、工事費用が手ごろで導入しやすいという特徴があります。
一方、L字カウンターは、高級感を演出可能です。L字カウンターは座席の幅がとれるため、お客さんにゆったりと過ごしてもらえます。
コの字カウンターのメリット
コの字カウンターには、以下の4つのメリットがあります。
- お客さんに調理の様子を見てもらえる
- お客さんに衛生面への配慮を伝えられる
- スタッフの作業効率が向上する
- 回転率が上がる
それぞれ詳しくみていきましょう。
お客さんに調理の様子を見てもらえる
コの字カウンター内に厨房を作ると、調理の様子を来店客に楽しんでもらえます。調理の様子を見せることで、味だけでなく五感で料理を楽しめるでしょう。
コの字カウンターは、どの席からでも調理の様子を楽しめます。寿司屋や鉄板焼き屋など、調理の過程で職人技が見られる飲食店に適しています。
お客さんに衛生面への配慮を伝えられる
カウンターの形がコの字であれば、調理の様子だけでなく、衛生面への配慮もお客さんに伝えられます。
座席から調理の過程で衛生面に配慮している様子が見られると、お客さんは安心して食事を楽しめるでしょう。
スタッフの作業効率が向上する
コの字カウンターを導入すると、スタッフの作業効率の向上につながります。
スタッフはコの字カウンターの中央で作業するため、来店客の様子を把握できます。したがって「空いた皿やグラスの片付けと追加注文の受付」「メニューに悩んでいる来店客への声かけ」などがスムーズに行えるでしょう。
スタッフの作業効率が向上すれば、サービスに注力しやすくなり、売上向上につながります。
回転率が上がる
コの字カウンターの導入によって、スムーズな給仕が可能となり、回転率の向上につながります。
客単価が低く、多くのお客さんを来店させる必要があるラーメン屋などに有効です。
コの字カウンターのデメリット
コの字カウンターには次の4つのデメリットがあります。
- 来店客の距離が密になりすぎる可能性がある
- カウンター内を常に綺麗にしておく必要がある
- 来店客が荷物を置きづらい
- スタッフの目線が高く圧迫感を与えかねない
コの字カウンターのデメリットを把握して、導入の検討材料にしましょう。
来店客の距離が近くなりすぎる可能性がある
コの字カウンターの導入によって、お客さん同士の距離が近くなってしまうと、人によっては不快に感じる可能性があります。
お客さんが相手との距離に不快感を覚えてしまうと、滞在時間が短くなり、売上の低下につながりかねません。
人には他人に入られると不快に感じる、パーソナルスペースと呼ばれる空間があります。不快に感じる距離は相手との関係性によって異なります。
一般的に飲食店のお客さん同士のパーソナルスペースは、45cm以上とされています。お客さん同士の距離が近くならないように、十分なスペースを確保しましょう。
カウンター内を常に綺麗にしておく必要がある
コの字カウンターは、衛生面をアピールできる一方で、カウンター内が不衛生では客離れにつながりかねません。
コの字カウンターの内部には、生ゴミや食べ残しを残しておかないようにしましょう。また、調理器具や皿、グラスをそのままにしておくのもお客さん不快な思いをさせてしまいます。
お客さんにコの字カウンターの内部を見られても問題がないような空間を作るため、収納スペースを確保しましょう。
来店客が荷物を置きづらい
お客さんが荷物を置きづらいのも、コの字カウンターのデメリットです。コの字カウンターの座席はテーブル席よりも狭いため、荷物を置きづらくなります。
荷物スペースを確保するには「荷物置きをカウンター下に設置する」「壁に上着をかけるフックやハンガーを設置する」などの工夫が必要です。
スタッフの目線が高く圧迫感を与えかねない
コの字カウンターのお客さんは、椅子に座っているため、立っているスタッフよりも目線が低くなります。
スタッフがお客さんを見下げる位置関係になってしまうと、圧迫感や不快感を与える可能性があります。お客さんに不快な思いをさせないため、厨房の床の高さを低くして、お客さんとの目線を調整しましょう。
コの字カウンターの導入例
コの字カウンターの導入に関して、業種別に内装の作り方を紹介します。
- 居酒屋・バーの内装
- 定食屋・ラーメン屋の内装
- 寿司屋・天ぷら屋の内装
上記3種類の店舗での、コの字カウンターの導入方法を詳しくみていきましょう。
居酒屋・バーの内装
お客さんや従業員間のコミュニケーションがとりやすいコの字カウンターの導入は、賑やかな雰囲気がコンセプトの居酒屋やバーに向いています。
バーにコの字カウンターを導入する場合、シンプルな配色で落ち着いた雰囲気を演出するとよいでしょう。基本的に居酒屋やバーでは、回転率を上げるよりも長時間滞在してもらえる方が、売上につながります。
コの字カウンターには、居心地がよくなるような、ゆったりと座れる座席を使用しましょう。
定食屋・ラーメン屋の内装
定食屋やラーメン屋は、コの字カウンターを導入すると、スムーズな料理の提供が可能になります。
店舗の奥に調理スペースを設置し、完成した料理をコの字カウンターの内側からお客さんに提供する仕組みをつくれば、回転率が上昇します。定食屋やラーメン屋は、食事の時間が短い場合が多いため、回転率を上げると売上アップにつながるでしょう。
寿司屋・天ぷら屋の内装
寿司屋や天ぷら屋では、コの字カウンターの中心に調理スペースを設置すると、お客さんに調理の様子を楽しんでもらえます。
「寿司を握る様子」「天ぷらを揚げる手さばき」のように、職人技を楽しみながら、料理を味わえる仕組みをつくるとよいでしょう。また、厨房から直接注文を受けられるため、効率的な営業が可能です。
コの字カウンターの工事費用
コの字カウンターの工事費用の目安を、以下にまとめました。
取り付け費用 | 60万〜120万円(10席分) |
---|---|
塗装費用 | 7万〜10万円(10席分) |
総額 | 65万〜130万円(10席分) |
「60センチ×60センチ」のスペースを1席として計算しています。居酒屋やバーなどお客さんの滞在時間が長い業態の場合には、1席あたりのスペースを広くする必要があるため、工事費用が高額になります。
また、カウンター席の建材にこだわると、金額は高くなりがちです。設置費用が高額になっても、高級な建材を利用すると雰囲気のよい店内を演出できます。
複数業者から見積もりをとって工事費用を抑えよう
コの字カウンターを設置する場合、同じ条件で複数の業者から工事費用の見積もりをとるのがおすすめです。複数の業者から提示された金額を比較すると、費用の相場がわかり、極端に高い業者に依頼することがなくなります。
コの字カウンターの導入だけでなく、内装全体を変更する場合には、すべて含めた見積もりを依頼するとよいでしょう。
「店舗内装工事見積り比較.com」なら、条件を入力すると自動的に複数の業者へ見積もりの依頼が可能です。コの字カウンターをはじめとした内装工事を行う業者を検討中の方は、ぜひ以下のリンクより見積もりをご依頼ください。
まとめ|コの字カウンターをうまく利用して人気店を目指そう
コの字カウンターを導入すると「店員やお客さん同士のコミュニケーションがとりやすい」「お客さんに調理の様子を見てもらえる」「回転率が上がる」などのメリットがあります。
自分のお店に導入すると、どのようなメリットがあるのかを検討してから、導入を決めましょう。コの字カウンターの導入工事では、相見積もりをとって、適正価格で依頼できる業者を選ぶのがおすすめです。
コの字カウンターの導入だけでなく、他の内装工事もする予定であれば、全行程を含めて相見積もりを依頼しましょう。
相見積もりをとるなら「店舗内装工事見積り比較.com」が便利です。
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