リフォーム業者の選び方7つのステップ|悪質業者を見抜くコツ
店舗の改装には多額の費用がかかるので、失敗したくありませんよね?希望通りの店舗リフォームを実現するには、業者選びが大変重要です。
この記事では、失敗しないリフォーム業者の選び方を解説します。
当サイトは、2010年から数多くの店舗を工事しており、類似サイト以上に多くの知識と実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
リフォーム業者の選定から引き渡しまでの7つの手順
店舗のリフォームをすると決めてから、業者の選定・工事を経て、引き渡しが行われるまでの手順は下記の通りです。
- リフォームにかけられる予算を検討する
- リフォームするべきポイントを洗い出す
- リフォーム後のイメージを固める
- 複数の業者にリフォームの見積もりを依頼する
- 依頼する業者を選んで契約する
- リフォーム業者の担当者と連絡を取りながら工事を進めてもらう
- 店舗の引き渡しを受ける
それぞれの手順を詳しく解説します。
1.リフォームにかけられる予算を検討する
店舗のリフォームを進める上で、最初に予算の設定を行いましょう。改装内容や店舗の広さによって費用は大きく変わります。
あらかじめ使える金額の上限を検討しておくと、無理のない計画を立てられます。
予算を決める際は、工事費だけではなく、設計費・設備の購入費・営業休止中の家賃など、付随するコストも含めて考えてください。
追加工事が発生する可能性もあるため、総予算の5〜10%ほどを予備費として確保しておくと安心です。
最初に明確な予算を決めておけば、業者との打ち合わせなど、このあと手順がスムーズに進められます。
2.リフォームするべきポイントを洗い出す
工事の内容を決めるため、リフォームすべきポイントを洗い出します。
現在の店舗にどのような課題があるのかを整理すると、リフォームする必要のある点がはっきりします。
たとえば「客席が狭く回転率が上がらない」「動線が悪くスタッフの動きが非効率」「老朽化で印象が悪い」など、できるだけ多く書き出してください。
現場で働くスタッフや常連客の意見を取り入れるのも効果的です。はたらくなかで改善したい箇所を明確にできて、必要な工事と不要な工事を見極めやすくなります。
3.リフォーム後のイメージを固める
ここまでで決めた予算と改善ポイントを踏まえて、工事内容の方向性を明確にしましょう。
「2.リフォームするべきポイントを洗い出す」で、候補に挙がったリフォームのポイントに優先順位をつけて整理すると、必要な工事を見分けやすくなります。
どのような雰囲気の店舗にしたいのかをイメージし、内装デザインやカラー、レイアウトなどを具体的に検討してください。
すべての希望を実現しようとすると予算オーバーになりやすいため、注意が必要です。
具体的な完成イメージを共有できるよう、ネット検索などで写真やイメージ資料を用意しておくのもおすすめです。
4.複数の業者にリフォームの見積もりを依頼する
工事の内容やイメージが固まったら、必ず複数の業者に見積もりを依頼します。
1社だけでは、価格や提案内容が適切であるかを判断しにくいため、必ず相見積もりを取りましょう。
業者ごとの見積もりを比較する際には、金額の安さだけでなく、工事の範囲・保証内容・担当者の対応なども確認する必要があります。
見積もり依頼は一括見積もりサイトを活用すると効率的です。自分で業者を探して見積もりを依頼するのは、労力や時間が多くかかります。
以下のリンクから、リフォームの内容を入力するだけで自動的に複数の業者に見積もり依頼がかけられます。
ぜひ「店舗内装工事見積り比較.com」の相見積もりをご活用ください。
5.依頼する業者を選んで契約する
複数の見積もりを比較し、総合的に判断して依頼する業者を決定します。見積もりに記載されている内容・費用・担当者の対応などを考慮して決めましょう。
あいまいな点や不明な費用項目がある場合は、必ず担当者に質問して納得してから契約してください。
契約後は、工事内容やスケジュール、施工範囲などの打ち合わせを行い、双方で共通認識を持っておきます。
後のトラブル防止につなげるため、打ち合わせ内容は書面で記録を残してください。
信頼できる業者を選び、しっかりと意思疎通を図ると、理想的な店舗リフォームが実現できます。
6.リフォーム業者の担当者と連絡を取りながら工事を進めてもらう
工事の進行中も業者任せにせず、担当者と密に連絡を取りながら進捗を確認します。
特に、設計段階で決めた内容やスケジュールにズレがないか、定期的に確認する必要があります。
工事の途中で変更や追加が必要になった場合は、費用や工期の変更点を明確にして、書面に残しておきましょう。
工事をスムーズに進めるためには、担当者との信頼関係が欠かせません。業者の選定の際には、担当者の人柄や対応を検討材料にしてください。
7.店舗の引き渡しを受ける
工事が完了したら、リフォーム業者とともに最終確認を行い、店舗の引き渡しを受けます。
設計図面や見積もり内容どおりに施工されているか、設備や照明の動作に不具合がないかを細かくチェックしましょう。
万が一気になる箇所があれば、担当者に連絡を取って指摘し、修正対応を依頼する必要があります。
引き渡し後は、清掃や備品の搬入を行い、営業再開に向けた準備を進めます。
すぐに営業を開始する場合でも、トラブルが起きないよう、事前に店舗全体の確認をしておくと安心です。
【8つのポイント】リフォーム業者の選び方を徹底解説
リフォーム業者を選ぶ際は、次の8つポイントを押さえておきましょう。
- 対応が適切かどうか
- 要望に応じた柔軟な提案ができるか
- 適正価格で工事をしてくれるか
- アフターサービスが整っているかどうか
- 密なコミュニケーションが取れるかどうか
- 施工実績や体験談などホームページが充実しているか
- 建設業許可やリフォームに関する資格を持っているか
- 口コミ評判はどうか
リフォーム業者選びで失敗してしまうと、必要以上の出費発生や施工後のトラブルにつながりかねません。失敗しないように、業者の下調べはしっかりとしてください。
対応が適切かどうか
リフォーム業者を選ぶ上で、接客の対応が「細やかであるか」「丁寧かどうか」などを、必ず確認しておきましょう。
対応が適切でないリフォーム業者は、自社の利益のために必要以上に高額なプランを提案してくる可能性があります。
リフォーム業者は、予算を踏まえて適切な提案をしてくれるかどうかを考慮して選んでください。
また、質問に対して曖昧な返事をしたり、専門用語ばかりを並べ立てたりする業者も避けた方がよいでしょう。分かりやすい説明をしてくれる業者を選ぶことが大切です。
要望に応じた柔軟な提案ができるか
施主の要望や予算に合わせて、複数のプランを提案できる業者を選ぶ必要があります。
丁寧なヒアリングを行い、不要な工事を押しつけない業者が理想です。また、複数プランを提案してもらえる業者を選べば、より理想に近い店舗の完成につながります。
リフォーム経験が豊富で、仕上がりもきれいな業者でも、要望に合ったリフォームができなければ意味がありません。
親身になって話を聞いてくれる業者を選びましょう。
適正価格で工事をしてくれるか
相場に見合った価格で、施工を行う業者を選ぶ必要があります。リフォーム費用は高額になるため、必要以上の金額を請求する業者を選ばないようにしましょう。
複数の業者から相見積もりをとると、適正な価格で工事をしてくれる業者を見極められます。ただし、とにかく安い業者を選べばいいわけではありません。
施工実績と見積もりを確認し、価格と品質のバランスを見極める必要があります。
アフターサービスが整っているかどうか
店舗のリフォーム後に、何かしらの不具合が見つかった場合、アフターサービスを受けられるか確認しましょう。
施工後の不具合によるトラブルを未然に防ぐには、業者がリフォーム瑕疵(かし)保険に加入していることを確認しておいてください。
瑕疵保険とは、住宅の欠陥に対して保証をする保険です。瑕疵保険に加入していれば、工事の施工中や工事完了後に第三者によって現場検査が実施されます。
そのため、リフォーム業者による手抜き工事や、施工後のトラブルなどを未然に防げます。
万が一、施工後に不具合が見つかった場合、リフォーム業者に支払われる保険金によって、無償での修理が可能です。
瑕疵保険に加入しているリフォーム業者は、「一般社団法人 住宅瑕疵担保責任保険協会」のホームページで確認できます(※)。
店舗のリフォームを依頼する前に、業者が瑕疵保険に加入しているか確認しておきましょう。
※一般社団法人 住宅瑕疵担保責任保険協会:かし保険を利用する登録事業者等の検索
密なコミュニケーションが取れるかどうか
希望どおりのリフォームを実現するには、業者との密なコミュニケーションが欠かせません。リフォーム業者を選ぶ際には、スムーズに連絡が取れるか確認しましょう。
また、密なコミュニケーションを取るために、店舗の近隣にあるリフォーム業者に依頼するのもおすすめです。
近隣のリフォーム業者であれば、何かあったときにすぐに駆けつけられ、スピーディな対応が可能であるというメリットがあります。
担当者の印象も重要です。「態度が悪い」「連絡してもいつも電話に出てくれない」など、連絡したくない担当者のいる業者は避けたほうが無難です。
施工実績や体験談などホームページが充実しているか
リフォーム業者を選ぶ際は、業者のホームページを事前に確認することが大切です。
ホームページを確認する際、過去の施工実績や体験談などが掲載されているかをチェックしましょう。
事前に過去の施工実績や体験談が分かれば、完成のイメージや業者の対応などをイメージしやすくなります。
建設業許可やリフォームに関する資格を持っているか
建設業許可やリフォーム関連資格の有無は、技術力や信頼性の指標となります。これらの資格は、一定の要件を満たしていなければ取得できません。
施工内容によっては、建築許可がなくても工事が可能です。しかし、建築許可を持たずに、法定外の施工をする悪質な業者もいるので注意しましょう。
リフォーム協会などの団体に加盟している業者は、資格取得の要件を遵守しています。会社名を調べて、業界団体の加盟状況を確認しましょう。
リフォーム業者が持っておくべき主な許可・資格には、主に下記のものがあります。リフォーム内容に応じて、業者が必要な資格を保有しているか確認してください。
- 建設業許可
- 建築一式工事
- 内装仕上工事業
- 大工工事業
- 電気工事業
- 管工事業
- 塗装工事業
- 防水工事業
- 左官工事業
口コミ評判はどうか
インターネットで業者名を検索して、口コミをチェックするのもおすすめです。
口コミを確認することで、実際に依頼した方の声が聞けるため、イメージがつきやすくなります。
評価が低い口コミが、あまりにも多い場合には、依頼を見送ったほうがよいでしょう。
リフォーム業者の種類と特徴とは?
リフォーム業者は、以下の4種類に分けられます。
- リフォーム専門会社
- ハウスメーカー
- 設計事務所や建築家
- 工務店
それぞれの業者の特徴を詳しく説明します。リフォーム業者を選ぶ際に参考にしてください。
リフォーム専門会社
リフォームを専業とする会社には、リフォーム工事に関するノウハウが豊富にあります。
ただし、リフォーム専門会社にも、得意・不得意な分野はあるため、施工実績から完成イメージを確認しておきましょう。
依頼する工事内容の完成度を重点的に確認してください。
施工内容の得意・不得意によって工事費用も変わってくるため、相見積もりをとり、適正価格で工事ができるリフォーム専門業者を選びましょう。
ハウスメーカー
ハウスメーカーは、大手企業が運営していることが多く、信頼性・品質・保証体制が整っています。全国各地に拠点があるため、さまざまな地域で対応可能です。
また、大手企業では、テレビCMを全国展開していたり、品質にこだわったりしているため、業務へのコストを多くかけています。
安心感がある分、工事費用が高くなりやすいため注意しましょう。
設計事務所や建築家
デザイン性やこだわり重視のリフォームを希望する方は、設計事務所や建築家に依頼するのをおすすめします。
設計事務所には、建築家が所属しています。建築家は、デザイン性を重視した住宅設計の専門家です。
設計事務所や建築家への依頼は、オリジナリティや空間設計力に優れたデザインが期待できますが、費用や期間がかかるため注意しましょう。
工務店
工務店は、小規模で地域密着型の運営が強みです。地域に親しまれている工務店では、豊富なノウハウや技術力があり、幅広い対応力が期待できます。
地域の工務店では、広告・宣伝を大規模に行っていない場合が多いため、大手ハウスメーカーに比べると、安い価格での依頼が可能です。
悪質リフォーム業者を見分ける3つのポイント
悪質な営業をしているリフォーム業者を見分けるポイントを3つ紹介します。
- 極端な値引きや「今だけ」キャンペーンを強調する
- 契約を急かして押し売りしてくる
- 見積もりや提案が曖昧
それぞれのポイントを、詳しく説明します。
極端な値引きや「今だけ」キャンペーンを強調する
極端な値引きや「今だけ」キャンペーンを必要以上にアピールしている場合、悪質なリフォーム業者である可能性があります。
値引きの根拠が曖昧な場合、元々の価格設定が高く、値引きした金額でも相場に比べて安くはない可能性もあるため注意が必要です。
適正価格を知るには、相見積もりをとり、複数の見積もりを比較して費用相場を確認しましょう。
契約を急かして押し売りしてくる
十分な検討時間を与えず、その場で強引に契約を迫る業者には注意しましょう。悪徳業者の場合、他の業者で見積もりをとる時間を与えないために、契約を急ごうとします。
また、契約後、すぐに工事を始めて、解約しにくい状況をつくろうとする場合もあります。
工事の説明をせず、現地の確認もしないまま、契約をしようとしてきたら、お断りしましょう。
見積もりや提案が曖昧
見積もりに「一式」などのざっくりとした表記があったり、工事内容・材料の明細が不透明であったりする場合は要注意です。
不透明な部分がある場合には、必ず業者に確認をしておきましょう。このとき、明確な答えが返ってこない場合は危険です。
また、工事が終わった後に、見積もりに書いていない工程を行ったからという理由で、追加料金を請求される可能性があります。
見積もりの内容に不安があり、聞いても曖昧な返事をされた場合には、その業者には依頼しないようにしましょう。
リフォーム業者選びにおける失敗事例3選
リフォーム業者選びおける失敗事例としては、以下が挙げられます。
- 予算以上の出費が発生した
- 提案に沿ったら以前の店舗と雰囲気が大幅に変わった
- リフォーム業者選びに疲れて急に契約してしまった
それぞれの事例について解説します。
予算以上の出費が発生した
リフォーム業者に店舗の改装を依頼したものの、当初の予算以上に出費が発生してしまうケースがあります。
予算以上の出費による失敗は、リフォーム業者からの提案を断りきれなかった場合に多く発生します。
リフォーム業者から良質な素材の使用を提案されても、予算との兼ね合いによっては断ることが大切です。
全てリフォーム業者任せにするのではなく、密なコミュニケーションをとって予算内で希望のリフォームを実現しましょう。
提案に沿ったら以前の店舗と雰囲気が大幅に変わった
店舗を改装する際は、以前の雰囲気を維持することが大切です。改装によって以前の雰囲気と大幅に変わると、常連客が離れてしまうおそれがあります。
このような失敗を避けるため、リフォーム業者と密にコミュニケーションをとり、希望する店舗像やリフォームプランをしっかりと伝えましょう。
リフォーム業者選びに疲れて急に契約してしまった
いくつものリフォーム業者を比較していると、業者選定の段階で疲れが溜まってしまうでしょう。
特に、店長として店舗に立ちながら、リフォーム業者を選ぶ場合には疲れやすくなります。
リフォーム業者の情報収集や選定に疲れてしまった結果、精査をせずに急に業者と契約するのは避けましょう。
ただし、あまりに多くの業者を比較するのは負担になるため、リフォーム業者を選ぶ際は3~5社程度に絞って比較するのをおすすめします。
まとめ|リフォーム業者を選ぶなら複数社から見積もりを取るのがおすすめ
リフォーム業者を探すのであれば、複数社から見積もりを取るのがおすすめです。複数社から見積もりを取ることで、適切な価格を把握できます。
他にも、複数社を比較すると、「説明が丁寧な業者」「レスポンスが早い業者」の見極めも可能です。
複数社から見積もりを取る際は、事前に他の業者にも見積もりを依頼している旨を伝えると、価格競争を促して安価での依頼につながります。
また、全ての業者で見積もり提出期日や、見積もりの条件を揃えることが大切です。見積もりの内容が業者ごとに異なると、適切な価格の判断ができません。
複数の業者に依頼する際には、一括見積もりサイトの活用がおすすめです。一括見積もりサイトは、一括で複数の業者の見積もりを得られます。
店舗のリフォームに失敗しないためにも業者選びのポイントを押さえた上で、複数の見積もり依頼を活用しましょう。
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