カフェの内装費用|物件別の相場と安く抑える5つのコツ

カフェの内装費用・物件別の相場は?安くする方法も解説!

カフェを開業する場合は、居心地のよい空間を目指した内装工事が必要です。しかし、カフェの内装工事費用の相場や、注意点を知っておかなければなりません。

本記事では、カフェの内装工事費用を安く抑える方法や一般的な相場を詳しく解説します。ぜひ、今後カフェを開業したいと考えている人は、参考にしてください。

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infomake株式会社 代表取締役 野村晃正

著者

infomake株式会社 代表取締役
野村晃正

武蔵野美術大学の空間演出デザイン科を卒業後、2010年にinfomake株式会社を設立。2010年から当サイト
「店舗内装工事見積り比較.com」を運営し、現在まで数多くの店舗開業をサポートしている。

プロフィール

一級建築士 石橋優介様

監修者

一級建築士
石橋優介様

広島大学大学院を卒業後、個人設計事務所や大手組織設計事務所に勤務。独立して一級建築士事務所を開設し、
住宅、事務所、店舗、宿泊施設、教育施設などを中心に、全国で設計・監理を行う。執筆、監修、セミナー講師など幅広く活動。

プロフィール

1級建築施工管理技士 山本悠太様

監修者

1級建築施工管理技士
山本悠太様

関西大学を卒業後、竹中工務店に入社。研修施設や高層マンションなどの大規模現場で施工管理を経験し、
躯体工事から仕上工事まで幅広い工事を担当。在籍中に1級建築施工管理技士を取得し、現在は加藤装飾株式会社で施工管理に従事。

プロフィール


【物件の種類別】カフェの内装工事費用の相場

【物件の種類別】カフェの内装工事費用の相場

カフェを開業する際の内装工事費用には、開業資金の50%ほどを費やすことが多いのですが、内装工事費用の一般的な坪単価はどれくらいになるのでしょうか?

本章では、2種類の物件における費用相場を解説します。

  • スケルトン物件の費用相場
  • 居抜き物件の費用相場

結論として、居抜き物件を活用したほうがカフェの内装工事費用は安く抑えられます。自分が開業したい地域にカフェの居抜き物件があれば、活用するのがおすすめです。

スケルトン物件の費用相場

スケルトン物件でカフェを開業する場合の費用相場は、15坪程度で450〜750万円です。

ただし、内装設備のグレードや大きさ、客席数によって大幅に変動するため、あくまで目安として考えておきましょう。

スケルトン物件の場合は、カウンターや棚などカフェに欠かせない設備を一から作成する必要があります。

また、電気や水道、ガスなどのインフラ設備にかかるコストも高額になるため、坪単価が30~50万円かかると覚えておきましょう。

居抜き物件の費用相場

居抜き物件でカフェを開業する場合の費用相場は、15坪程度で200〜450万円です。工事が必要な箇所や店舗の大きさなどによって大幅に変動するため、あくまで目安の金額です。

居抜き物件を活用する場合は、前のオーナーが作成したカウンターや棚をそのまま使用できる可能性があるため、費用が安く抑えられます。

厨房設備も引き継いで使用できますが、長く営業していた場合は、一度専門業者に点検してもらい、問題なく使えるか確認しておくと良いでしょう。

カフェの内装工事の一般的な坪単価

カフェの内装工事の一般的な坪単価

カフェの内装工事の坪単価の相場は、30~50万円です。

1坪はおよそ3.3㎡で、1㎡あたりの単価で言えばおよそ9〜15万円です。このあたりの単価であれば、他の店舗と比較しても遜色のないお店にできます。

ややグレードの高い店舗を目指した場合は、それに伴って工事費用も上がり、およそ40~60万円/坪ほどになります。

またビルのテナント物件で工事を行うのではなく、建物1棟の内装工事を行う場合はさらに費用が上がり、木造建築の場合はおよその坪単価が60~80万円/坪です。

ただし、提供する食事によって厨房機器が大きく変わるため、坪単価はあくまで目安として捉えておきましょう。

一般的なカフェの内装費用の内訳

一般的なカフェの内装費用の内訳

カフェの内装工事では、設備やデザインに関わるさまざまな費用が発生します。以下に、一般的な内訳をまとめました。

  • 内装工事費(床・壁・天井の仕上げ):50〜150万円
  • 給排水・配管工事:30〜120万円
  • 電気・照明工事:20〜80万円
  • 厨房設備(コーヒーマシン・冷蔵庫・シンクなど):100〜300万円
  • 空調設備(エアコン・換気):30〜120万円
  • 家具・什器(テーブル・チェア・カウンター):30〜150万円
  • 看板・外装デザイン:20〜100万円

金額はあくまで目安ですが、予算を組む際の参考になります。カフェは飲食店の中でも設備の種類が多く、特に厨房機器や配管工事の費用が大きくなりやすいのが特徴です。

どの設備にどれだけ投資するかを明確にすると、全体の予算を調整しやすくなります。

カフェの内装デザイン事例

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下記のリンクでは当サイトの加盟業者様の事例から、カフェ・パン屋の改装見積もり事例を紹介します。自分の理想に近い内装を見つけて、参考にしてください。

カフェの見積もり提案事例

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カフェの内装費用を安く抑える5つの方法

カフェの内装費用を安く抑える5つの方法

本章では、カフェの内装費用を安くする5つの方法を詳しく解説します。

  • 設計作業をある程度自分で行う
  • 居抜き物件を活用する
  • 余裕のあるスケジュールを心がける
  • 必ず複数の業者に見積もりを依頼する
  • 設備を中古やリースで購入する

カフェの内装工事で、想定していたより高い金額の見積もりになると資金繰りに苦労します。

内装工事や設備の費用を安くする方法がありますので、ぜひ参考にしてください。

設計作業をある程度自分で行う

まず、内装工事費用を安くするポイントとして挙げられるのは、設計に関わる作業をご自身である程度を行ってから内装業者に依頼するという方法です。

設計と聞くと専門的な知識が必要になると思われがちですが、自分で描いたスケッチを内装業者に渡し、それを図面にしてもらうだけでも費用の削減が可能です。

施工業者に設計を依頼した場合は、工事総額の5%ほどの支払いが求められることになり、施工とは別に設計士に依頼した場合は、工事総額の10~15%ほどの費用がかかります。

総額に対して5~15%の削減ともなれば非常に大きいので、費用負担を減らす上では大きなメリットがあります。

完成度が高くないスケッチの場合でも、少しは費用の削減に繋がりますので、内装業者と話し合いをしておきましょう。

ただし、自作した場合は、後で設備や配置に問題が生じることもあります。現実に即した形になるように既存の店舗を参考にするのがおすすめです。

居抜き物件を活用する

カフェの内装費用を抑える効果的な方法は、居抜き物件の活用です。居抜き物件とは、以前のテナントが使用していた内装や設備がそのまま残っている物件を指します。

居抜き物件を活用すれば、新たに内装を設計・施工する必要がなく、大幅なコスト削減が可能です。

また、既に内装が整っているため、短期間で開業準備を進めることができる点も魅力といえます。

居抜き物件の活用は、カフェの内装費用を大幅に節約する有効な手段です。適切に活用すれば、質の高い内装を低コストで実現できるでしょう。

余裕のあるスケジュールを心がける

カフェの内装費用を抑えるためには、余裕のあるスケジュールを心がけることが重要です。内装工事には時間がかかるため、タイトなスケジュールでは追加費用が発生しがちです。

急ぎの工事では職人の手配や材料の調達に特別料金がかかることがあります。また、急ぎの変更や修正が必要になる場合もあり、それらが費用を押し上げる原因となります。

予期せぬトラブルにも柔軟に対応できるため、余裕のあるスケジュールを心がけましょう。

必ず複数の業者に見積もりを依頼する

カフェの内装費用を抑えるためには、必ず複数の業者に見積もりを依頼することが重要です。1社だけに依頼すると、その価格が相場と比べて適正かどうか判断が難しくなります。

複数の業者から見積もりを取ることで、価格やサービス内容を比較検討でき、最もコストパフォーマンスのよい選択ができるでしょう。

しかし、一社ごとに問い合わせて依頼する行為は、膨大な時間と手間がかかります。おすすめは、簡単な入力だけで一括して複数社に見積もりを依頼できるサービスの活用です。

最小限の時間で、さまざまな会社に依頼できるため、コストパフォーマンスに優れています。当サイトでは、24時間いつでも見積もり申し込みできるため、ぜひ活用してください。

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設備を中古やリースで購入する

内装工事の中でも設備にかかる費用を安くしたい場合は、新品の機材を購入するのではなく中古の機材を取り入れたり、リースを利用することも1つの方法です。

開業する際には全て新しい機材を入れたいものですが、全て新品で購入すると多くの費用がかかります。

カフェの場合は飲料の提供が中心で、エスプレッソマシンや製氷機などは大きな出費になりますが、出費はそれだけには留まりません。

食事のメニューにも力を入れているお店の場合は、特にお金がかかる厨房機器も充実させる必要があります。

カフェに必要な厨房機器としては、主に業務用のコンロ・オーブン・冷凍冷蔵庫などが挙げられます。

さらに客席の椅子やテーブルなどの家具も高額になりますので、初期費用を減らすためにも、中古やリースを活用することを選択肢に入れておくと良いでしょう。

10坪程度の小さなカフェを開業するには?

10坪程度の小さなカフェを開業するには?

10坪程度の小さなカフェの開業に関して解説します。小さな敷地で小規模なカフェの開業を目指している方は参考にしてください。

カフェの坪単価は面積が狭いほど高くなる?

工事を行う物件の面積が狭ければ狭いほど、坪単価は上昇する点には注意しましょう。

面積が狭いからといって厨房やトイレ、エアコンやダクトなどの設備が減るわけではありません。

面積が狭くなっても必要な設備や経費が少なくなるわけではなく、面積が狭くなるほど「工事費用÷面積」を計算すると単価が上昇することになるのです。

さらに、資材の運搬や仮設のための費用から、養生や人件費などについても大きく減るわけではないため、あらかじめ坪単価の仕組みを理解しておきましょう。

狭い店舗でカフェを開業する際の3つの注意点

狭い店舗でカフェを開業する際には、以下の3点に注意しましょう。

  • 狭い店舗ほど必要な動線を確保すること
  • 色を使いすぎないこと
  • 空調と席の配置を考えること

ここから詳しく解説します。

狭い店舗ほど必要な動線を確保すること

10坪ほどのカフェではスペースが限られるため、内装を考える際にスタッフとお客さんの動きやすさを優先する必要があります。

動線が狭いと配膳や片付けに時間がかかり、混雑時のストレスにもつながります。

カウンター周りや入口付近は特に混雑しやすいため、最低限の通路幅を確保しておくと安心です。

席数を増やすことだけを重視すると作業しづらいレイアウトになりやすいため、動線と席配置のバランスを丁寧に考えることが大切でしょう。

色を使いすぎないこと

小さなカフェでは、色を多用しすぎると空間が雑然として見えたり、圧迫感が生まれたりする場合があります。

特に10坪ほどの規模だと、壁や家具の色が混在するだけで視線が散りやすく、落ち着かない印象につながりやすい点に注意が必要です。

ベースとなる色を1〜2色に絞り、アクセントカラーを少し加える程度に抑えると、まとまりのある空間に仕上がります。

シンプルな配色は清潔感を演出しやすく、お客さんが長く過ごしやすい雰囲気を作りやすいでしょう。

空調と席の配置を考えること

小さなカフェでは、席の位置によって「寒すぎる」「暑く感じる」など、温度差が生まれやすい傾向があります。

特にエアコンの風が直接当たる席は不快につながりやすく、長時間の滞在を避けられてしまう可能性もあります。

空調の向きや風量を踏まえながら席を配置して、店内全体が過ごしやすいバランスにしましょう。

必要に応じてサーキュレーターを併用したり、風が当たりにくい席を人気席として設計したりすると、快適な空間を維持できます。

カフェの内装費用を左右する3つのポイント

カフェの内装費用を左右する重要な3つのポイント

最後に、カフェの内装費用に関係する、カフェの重要な3つのポイントを解説します。

  • カフェのコンセプト
  • カフェのターゲット客
  • 席とメニュー数

それでは、詳しく見ていきましょう。

カフェのコンセプト

カフェのコンセプトは、内装工事費用に大きな影響を与えます。カフェの雰囲気に合わせた店内のデザインが求められるためです。

たとえば、若者向けのスタイリッシュなカフェと大人向けのクラシックなカフェでは、内装工事で選ぶ素材やインテリアが大きく異なります。

オリジナリティを重視したい場合は、特注家具やアート作品の展示なども考えられるため、さらに費用がかかるでしょう。

カフェのコンセプトを明確にすれば、無駄なコストを抑えながら理想的な空間を作り上げられます。

カフェのターゲット客

2つ目のポイントとして、カフェのターゲット客が挙げられます。

カフェのコンセプト同様に、カフェのターゲット顧客によって、必要な設備やデザインが変化するためです。

ビジネスマン向けにカフェを開く場合は、電話ができるスペースや各座席に充電スペースを確保する方が喜ばれるかもしれません。

反対に、若者向けにカフェを開業する場合は、インスタ映えする装飾が好まれるでしょう。

ターゲット客のニーズに合わせた内装を計画することで、効率的に予算を配分し、魅力的なカフェを実現できます。

席とメニュー数

カフェの内装費用に大きな影響を与える要因の一つが、席とメニュー数です。席数が多いほど広いスペースが必要となり、その分内装費用も増加します。

さらに、多様な席タイプを用意することで、顧客の快適さを向上させられますが、費用に影響します。

また、メニュー数を増加させるには、調理設備や収納スペースの確保が必要です。

そのため、席とメニュー数を適切に計画し、それに基づいて内装を設計することで、効率的にコストを管理し、魅力的なカフェを実現できます。

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ここまで、カフェを開業する際の内装工事費用の目安、安く抑える方法などを詳しく解説しました。

本記事を参考にして、事前に決めておくべきポイントや費用相場が分かったと思います。ぜひ、得た知識を参考にして理想のお店が完成することを願っています。

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