レストラン内装のつくり方|ターゲット・料理別の内装デザインを6つ紹介
レストランの開業や改装を考えていて、どのような内装にするか迷っていませんか?
高級店やファミリー向けなど、レストランにはさまざまな種類があるため、開業するレストランに沿って内装を検討する必要があります。また、フレンチレストランや中華料理店など扱う料理によっても、内装デザインのポイントが変わってきます。
開業予定のレストランのポイントをおさえて、繁盛する店舗を目指しましょう。
本記事では、レストランの内装デザインのポイントや、内装工事の費用を抑える方法などを解説します。
当サイトは、2010年から数多くの店舗を工事しており、類似サイト以上に多くの知識と実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
売り上げに繋がるレストランの内装をデザインする方法
レストランの内装は、お店の売り上げにも直結する重要な要素になりますが、どのような点に注目して工事すべきなのでしょうか?
ここでは、売り上げに繋がるレストランの内装をデザインする方法を解説します。
メニューやサービスに合わせて内装をつくる
レストランは、料理に合ったインテリアで内装をまとめることにより、お客さんの印象がよくなります。フレンチやイタリアンなどのレストランをオープンする予定の場合は、それぞれの国を象徴するインテリアなどを導入するとよいでしょう。
メニューの価格帯に応じたインテリアにすることも重要です。価格帯と内装デザインがチグハグであると店舗全体に違和感が生じて、お店の売り上げに悪影響を及ぼすことがあります。
たとえば、ファストフード店でメニューの内容は変えず、商品を値上げするために、高級建材を用いてリニューアルしたケースがありました。床材の大理石を海外から取り寄せる程のこだわりでしたが、メニューに変化が無いため、集客に繋がらず、リニューアルは失敗しています。
価格帯やターゲット、地域的な要素などを踏まえて、内装デザインを決めましょう。
自分のコンセプトをしっかり反映する
店舗デザインは自身の描くコンセプトをしっかり反映させることが大切です。コンセプトに沿った内装が、お店の売り上げに直結します。
また、レストランの内装を業者に依頼する際、およそのイメージだけを伝えて、細かなデザインは業者側に任せると、コンセプトをうまく反映できないことがあります。
内装業者としては確実に案件を取るために、安定感があるデザインで設計を行う場合が多くあります。悪く言えば見たことがあるような既視感のあるデザインに仕上がるのです。
個性がない店舗になってしまうと、ライバルに埋もれてお店の売り上げに悪影響を及ぼす可能性があります。内装工事業者と打ち合わせを重ね、コンセプトをしっかり反映させましょう。
レストランの内装をつくる際の注意点
レストランの内装は、一見すると自由にデザインされているように見えますが、実際には細かな制限があります。レストランの内装をデザインする際の、以下の2つの注意点を紹介します。
- 建築基準法における注意点
- 消防法における注意点
それぞれ詳しくみていきましょう。
建築基準法における注意点
建築基準法においては、基本的に建物の用途や規模などに応じて規定があります。たとえば、仕上げ材料については、居室・通路・階段などには準不燃材や難燃以上の建材を用いなければなりません。
さらに飲食店や料理店には、耐火建築物の3階以上で床面積1,000㎡以上、準耐火建築物で2階の床面積500㎡以上、また双方に該当しな建築物では床面積200㎡以上になる場合に制限を受けます。
こうした建築物にテナントとして入る場合は、居室の天井や壁の全てに難燃材を用いる必要があります。
また、3階以上のテナントに入る場合は、天井・通路・階段などに準不燃材を用いるよう義務付けられています。さらに不燃材ではない木材を用いた壁に腰壁を使う場合は、床面からの高さに関する規定もあり、全ての面をクリアしておく必要があります。
建築基準法に関しては、基本的に信頼できる内装業者に任せておけば問題ありません。ある程度は知っておいて、業者の選定や打ち合わせの際に内容を理解できるようにしておくとよいでしょう。
消防法における注意点
消防法では、基本的に人が多く訪れる所については、難燃材を用いるよう規定されています。木材を使う場合には、規定から外れます。
壁や窓際に設置するカーテンやブラインド、床に設置するじゅうたんなどの敷物類などは、消防法施行規則に基づいた試験に合格した防災対象物品しか使用できません。
消防法の他にも、それぞれの自治体が施行している火災予防条例の遵守が必要です。また、厨房の調理器具や周囲との離隔距離などについても規制される場合があります。
火気を用いる調理器には細かな規定があります。一方、IHクッキングヒーターの場合は、規則から外れる場合もあります。適用外の事柄も含めてチェックしておきましょう。
【写真付き】内装工事のポイント①|レストランのターゲット層別
ここでは、レストランのターゲット層別の内装ポイントを紹介します。
- 高級レストランの内装のポイント
- ファミリー向けレストランの内装のポイント
それぞれ詳しくみていきましょう。
高級レストランの内装のポイント
高級レストランの内装は、開放感のある広い空間を演出してください。大きなテーブルを取り入れ、間隔を開けつつ配置すると、高級料理をじっくりと楽しめるでしょう。
天井や壁は、白やゴールドを基調とした配色で、派手過ぎずこだわったデザインを取り入れるのがおすすめです。もしくは、黒を基調にデザインすると、落ち着いた印象で高級感のある店内を演出できます。
ファミリー向けレストランの内装のポイント
ファミリー向けレストランの場合には、地域のさまざまなお客さんが来店しやすい環境をつくりましょう。家族連れに向けてテーブル席を用意したうえで、1人のお客さんにも対応できるよう、カウンター席も必要です。
家族連れのお子さんや友だち同士での来店客に向けて、ドリンクバーを導入するのもおすすめです。
【写真付き】内装工事のポイント②|レストランで提供する料理別
ここでは、レストランで提供する料理別の内装ポイントを紹介します。
- フレンチレストランの内装のポイント
- イタリアンレストランの内装のポイント
- 中華料理店の内装のポイント
- 和食レストランの内装のポイント
それぞれ詳しくみていきましょう。
フレンチレストランの内装のポイント
フレンチレストランは、高級レストランかカジュアルレストランかによって、内装のポイントが異なります。
高級なフレンチレストランの場合、高級感のある建材を取り入れ、黒や白などのシンプルな配色を心がけるのがよいでしょう。設備には、赤や黄色などの華やかな色合いを取り入れるのもおすすめです。
気軽に立ち寄れるカジュアルなフレンチレストランの場合、オフホワイトやダークブルーなどの落ち着いた色味を選びましょう。天然素材の建材を使い、落ち着いた雰囲気のなかで食事ができる空間を演出してください。
イタリアンレストランの内装のポイント
高級なイタリアンレストランがコンセプトなら、座席間の距離を広くとって、解放感のある印象に仕上げましょう。
イタリアの家庭料理を提供する、カジュアルなレストランの場合、イタリアの住宅をイメージさせるレンガや石造りの内装を利用するとよいでしょう。暖色系の色味を取り入れると、アクセントになり、おしゃれな空間を演出できます。
提供するイタリア料理のコンセプトに沿って、内装を決めてください。
中華料理店の内装のポイント
中華料理店の内装には、赤・金・黒を組み合わせて使うのが伝統的なデザインです。赤色には食欲を増進させる効果があり、縁起がよい色であるため、効果的に使うとよいでしょう。
近年では、黒やグレーを基調にしたデザインの中華料理店が増えています。こうした店舗の場合、空間をシックなイメージでまとめ、効果的に赤色を取り入れています。
好みや提供する中華料理のコンセプトに合わせて、店内の配色を決めてください。
和食レストランの内装のポイント
和食レストランは、木材や木目調の家具を使って和風の雰囲気を取り入れましょう。
いわゆる日本風の家屋をイメージすると、和食のイメージにぴったりな空間となり、お客さんの満足度がアップします。店内は深い色でまとめ、落ち着いた雰囲気のなか食事ができる空間にするのがおすすめです。
レストランの内装工事にかかる費用について
ここでは、レストランの内装工事費用に関して、以下の2点から解説します。
- レストランの内装工事費用の内訳や坪単価
- レストランの内装工事費用を抑えるコツ
それぞれ詳しくみていきましょう。
レストランの内装工事費用の内訳や坪単価
レストランの内装工事費用の坪単価は、30万〜80万円程度です。広さやデザインへのこだわりなどで、金額は大きく前後します。小規模な店舗であると金額は安くなりますし、おしゃれにこだわると金額は高くなるでしょう。
内装工事の費用には、以下の種類があります。
- 設計費用
- 施工費用
- 家具・設備費用
設計費用は、内装工事に必要な設計図を作成する費用です。内装工事費用の5~15%が目安といわれています。
施工工事は、天井や壁、床などの設備工事などが含まれます。飲食店の場合には、漏水を防ぐために防水工事などが必要です。
家具・設備費用は、店舗のテーブルや椅子、カウンターなどにかかる費用です。飲食店では、調理機器や冷蔵庫、シンクなどの厨房設備が高額になります。
レストランの内装工事費用を抑えるコツ
レストランの内装工事費用は、以下の2つの方法で安くできるでしょう。
- 居抜き物件の設備を利用する
- 相見積もりをとる
元々飲食店だった居抜き物件を利用すると、必要な設備が整っていることが多いため、工事費用を大きく抑えられます。新装の場合には高い金額が必要な、ガス・電気・水道の整備が不要となる可能性があります。
相見積もりとは、複数業者に同じ工事内容で、見積もりの作成を依頼する手法です。複数の見積もりをとることで、極端に高い業者へ依頼せずに済みます。
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レストランの内装工事費用・事例
業種別の内装工事費用と坪単価、当サイトの加盟業者様が施工した事例は、以下のページをご覧ください。
まとめ|レストランのターゲット層や料理の内容に合わせて内装をつくろう
開業するレストランのコンセプトに沿って内装をデザインしましょう。高級店とカジュアルな店舗では、内装のイメージは大きく異なります。
内装工事費用を抑えるには、居抜き物件を活用するのがおすすめです。同業の店舗が入っていた物件から改装すると、必要な設備が整っている場合があります。利用可能かどうか、内見の際に確認しておきましょう。
また、相見積もりをとると、適正価格で内装工事を行う業者に依頼できます。複数業者から見積もりをとるなら「店舗内装工事見積り比較.com」が便利です。
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