デイサービスに必要な内装や設備は?安くするコツも解説!
目次
デイサービスに必要な内装や設備
高齢化社会は国の問題にもなっており、年々デイサービスの需要も増えているため、デイサービスの開業を考えている方も多いと思います。
デイサービスを開業するにあたっては、必要な設備基準というものが存在します。設備基準は内装にも大きく影響するため、事前によく知っておきましょう。
食堂と機能訓練室の合計面積
デイサービスを開業するために、都道府県から事業指定を受けなければならないことはご存知でしょうか?事業指定を受けるために、介護保険法で定められた設備基準を満たす必要があるのです。
まず、食堂と機能訓練室を合計した面積が、1人あたり3m2以上であることが求められます。食事機能訓練に支障がない広さがあれば、同一の場所として設置することは可能です。
- 都道府県の事業指定を受ける必要あり
- 介護保険法の設備基準を満たす必要あり
- 食堂と機能訓練室の合計面積が1人3m2以上
ただし、狭い部屋をたくさん設置したところで、設備基準を満たすことはできないという点は覚えておきましょう。
静養室と事務室を設ける
静養室については、何を設置するのかという指定はありませんが、複数の利用者が問題なく使える広さが望ましいとされます。
椅子やソファー、テーブルや簡易的なベッドなどを設置し、それでもある程度のゆとりがある広さが良いでしょう。
事務室は会議室も兼用している施設もあるため、職員の数に応じた机や椅子、パソコンが必要になってきます。プリンターも一定数はあった方が便利ですし、電話やFAXも同様です。
職員と備品を配置しても、ある程度のゆとりがもてる広さが望ましいでしょう。各部屋に一定以上のゆとりを持たせることで、ストレスの緩和にも繋がります。
相談室と消防設備について
やはり理想的なのは、相談室が独立していることです。他人に聞かれたくないから相談室を利用する、これは誰が考えても当たり前のことです。
事務室と相談室を同じ設備として設け、パーテーションなどで区切っている施設もありますが、敷地や部屋の数に余裕があるのであれば、相談室は別に設けた方が良いでしょう。
運営基準には非常災害時の避難及び救出計画、そして衛生管理に努めなければならないという定めがあります。避難が容易か、衛生環境が保てるか、こうした部分がチェックの対象です。
避難経路の確保や消火器の完備、防犯灯や防犯カメラの設置は必ず行いましょう。事務室に金庫を設置したり、鍵の管理を徹底することも重要なため、留意しておきましょう。
- 避難経路の確保
- 消火器の完備
- 防犯灯や防犯カメラの設置
- 事務室に金庫を設置
- 鍵の管理を徹底
デイサービスというのは、様々な基準を満たして初めて開業できる事業であり、命に関わる事業です。必ず全ての項目を満たすことを考え、利用者が居心地の良い施設を目指しましょう。
内装工事費用を安く済ませるコツ
デイサービスを開業する際は、必要な施設や設備基準がたくさんあるため、内装に必要なものが非常に多くなります。デイサービスの内装工事費用を安く抑えたい場合は、どのような点に気をつければ良いのか見ていきましょう。
デイサービスは居抜き物件も豊富
近年の需要の増加に伴って、デイサービスはたくさん閉業しているため、営業を終了した居抜き物件も少なくありません。
居抜き物件で既存の内装や設備を利用すれば、内装工事にかかる費用はかなり安く抑えられます。開業にあたって大きな費用となる、内装工事費用を削減できるのは大きなメリットだと言えるでしょう。
内装工事が安く済めば、浮いたお金を備品や設備に充てることもできますので、まだ良い物件が見つかっていない場合は居抜き物件を検討してみましょう。
デイサービスの坪単価の相場
内装工事を安く済ませるためにも、一般的な坪単価の相場を知っておく必要があります。
デイサービスでは、テナントの状態や提供するサービスの種類によって、坪単価の変動が激しくなります。しかし、平均的な坪単価を知っておけば、見積もりの金額に惑わされることもなくなります。
何も無いスケルトン物件からの新装で、20~30坪の施設で「お風呂無し」の場合は、一般的に坪単価は20~30万円程度です。「お風呂あり」の場合は少し高くなり、一般的に坪単価は30~40万円程度です。
こうした知識を知っておくことで、業者から高い見積もりが出てきても、相場より高い金額で契約するリスクを減らすことができます。それは結果的に、内装工事費用を安くすることにも繋がります。
複数の業者から見積もりを取る
デイサービスに限らず、店舗を開業する際の見積もりは複数の業者に頼みましょう。複数の見積もりを依頼していない場合、競争相手がいないからと高く見積もりを出す会社も存在します。
複数の業者での相見積もりであれば、自然と金額を競い合うため、結果的に安い金額で工事できます。1社だけか相見積もりかで、これだけの差が生まれるので、面倒くさがらずに相見積もりを取りましょう。
内装工事にかかる費用は、開業費用の中でも大きなウェイトを占めます。妥協せずにしっかりと相見積もりを行って、金額と内容が納得できる業者に依頼することが大切です。
上記の内装工事を安く済ませるコツは、全国共通の方法です。正しい方法を用いて、資金に余裕を持って開業しましょう。
デイサービスの内装工事費用・事例
業種別の内装工事費用と坪単価、当サイトの加盟業者様が施工した事例は、以下のページをご覧ください。
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