デイサービスの内装づくりのポイント3選|費用を抑えるコツ
デイサービスを開業するときには、どのような内装工事が必要か悩みますよね。
法律で定められている設備基準は、確実に守って問題なく営業をしなければなりません。また、利用者の安全や快適さを考えたうえで必要な設備を取り入れましょう。
本記事では、デイサービスに必要な内装デザインや設備や内装工事の費用に関して解説します。店舗の内装工事を行う場合には、相見積もりを取って業者を選定するのがおすすめです。
当サイトは、2010年から数多くの店舗を工事しており、類似サイト以上に多くの知識と実績があるため、ぜひ参考にしてください。
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目次
デイサービスに必要な内装デザインや設備
高齢化は国の問題になっており、年々デイサービスの需要が増加しているため、開業を考えている方も多いと思います。
デイサービスを開業するにあたって、設備基準をクリアしなければなりません。設備基準は内装にも大きく影響するため、事前に知っておきましょう。
ここではデイサービスの以下の設備について説明します。
- 食堂
- 機能訓練室
- 静養室
- 事務室
- 相談室
- 消防設備
- トイレと洗面台
それぞれ詳しくみていきましょう。
食堂
デイサービスの食堂は、利用者が食事を通じて栄養を摂るだけでなく、交流やレクリエーションの場にも利用されます。
広さは利用定員に応じて十分な広さを確保し、車椅子でも通行しやすい動線を確保しなければなりません。
日当たりや換気にも配慮し、明るく清潔感のある雰囲気を保つと、利用者が安心して過ごせる空間になります。
また、厨房と隣接させると配膳や片付けがスムーズに行え、スタッフの負担軽減にもつながります。
機能訓練室
機能訓練室は、利用者が日常生活動作の維持や回復を目的に運動やリハビリを行うためのスペースです。
車椅子や歩行器の利用を想定し、十分な広さを確保する必要があります。
エクササイズマットやバランスボールなどの運動器具を配置する場合は、安全性を考慮して転倒防止のための床材や手すりを設けると安心です。
また、明るさや換気にも配慮し、利用者が前向きに取り組める雰囲気づくりを心がけましょう。
静養室
静養室は、設置するものの指定はありませんが、複数の利用者が問題なく使える広さが望ましいとされます。
椅子やソファー、テーブルや簡易的なベッドなどを設置し、それでもある程度のゆとりがある広さがよいでしょう。
事務室
事務室には職員数に応じた机や椅子、パソコンが必要になります。また、プリンターや電話、FAXも一定数はあった方が便利です。
職員と備品を配置しても、ある程度のゆとりがもてる広さが望ましいでしょう。一定以上のゆとりを持たせることで、事務作業を行う際のストレスの緩和にも繋がります。
また、会議室も兼用している施設もあります。物件の広さや間取りに応じて検討しましょう。
相談室
デイサービスの設備で理想は、相談室が独立していることです。相談室では他人に聞かれたくない内容を話すことがあるため、周りに声が聞かれない環境にする必要があります。
事務室と相談室を同じ設備として設け、パーテーションで区切っている施設もありますが、敷地や部屋の数に余裕があるのであれば相談室は別に設けた方がよいでしょう。
消防設備
運営基準には非常災害時の避難及び救出計画、そして衛生管理に努めなければならないという定めがあります。
「避難が容易である」「衛生環境が保てる」などがチェックの対象です。
避難経路の確保や消火器の完備、防犯灯や防犯カメラの設置は必ず行いましょう。また、事務室に金庫を設置したり、鍵の管理を徹底したりすることも重要です。
- 避難経路の確保
- 消火器の完備
- 防犯灯や防犯カメラの設置
- 事務室に金庫を設置
- 鍵の管理を徹底
デイサービスは利用者の命を預かる事業であり、様々な基準を満たして初めて開業できる事業です。
全ての設備基準を満たしたうえで、利用者にとって居心地のよい施設を目指しましょう。
トイレと洗面台
デイサービスのトイレと洗面台は、利用者の安全や使いやすさを最優先に設計する必要があります。
トイレには車椅子での出入りがしやすい広さを確保し、引き戸や自動ドアを採用すると介助もスムーズです。
手すりは立ち上がりやすい位置に設置し、転倒防止につなげます。洗面台は高さを低く設定し、車椅子利用者でも無理なく使用できる仕様が理想です。
デイサービスの坪単価の相場
内装工事を安く済ませるため、一般的な坪単価の相場を知っておく必要があります。
デイサービスでは、テナントの状態や提供するサービスの種類によって、坪単価が大きく変わります。
しかし、平均的な坪単価を知っておけば、見積もりの金額が相場と異なっていても気づけるでしょう。
スケルトン物件からの新装、20~30坪で「お風呂無し」の場合の坪単価は20~30万円程度です。「お風呂あり」の場合は少し高くなり、坪単価は30~40万円程度です。
デイサービスの内装工事費用を安く済ませるコツ
デイサービスを開業する際は、守らなければならない設備基準がたくさんあるため、内装に必要なものが非常に多くあります。
内装工事費用を抑えるコツは、以下の3点です。
- デイサービスは居抜き物件も豊富
- 設備や備品を自分で手配する
- 複数の業者から見積もりを取る
それぞれ詳しくみていきましょう。
デイサービスは居抜き物件も豊富
近年の施設数の増加に伴って、多くのデイサービスが閉業しているため、居抜き物件も少なくありません。
居抜き物件で既存の内装や設備を利用すれば、工事にかかる費用を抑えられます。開業費用の多くを占める、内装工事費用を削減できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
内装工事が安く済めば、その分の資金を備品や設備に充てることもできます。
設備や備品を自分で手配する
デイサービスの内装工事をすべて業者に任せると工事や備品の発注コストが高くなる場合があります。
たとえば机・椅子・収納棚などの備品は、市場で比較検討して自分で購入した方が価格を抑えやすくて選択肢が広がります。
中古品やリースを活用すれば初期費用をさらに減らせるでしょう。また、カーテンの取り付けや簡単な棚の設置などはDIYで対応できる場合もあり、その分の工賃を節約できます。
ただし、安全性や耐久性が求められる設備を実現するには専門業者に任せた方がよいでしょう。
自分で手配する部分と依頼すべき部分を分けると、品質を確保しながら費用削減につなげられます。こうした工夫を積み重ねれば、内装工事全体の予算を大きく抑えられます。
複数の業者から見積もりを取る
店舗を開業する際の見積もりは複数の業者に頼みましょう。複数の見積もりを依頼していない場合、競争相手がいないからと高く見積もりを出す会社も存在します。
複数の業者での相見積もりを取れば、自然と金額を競い合うため、安い金額で工事できます。
1社だけか相見積もりかで、金額に大きな差が生まれるため、面倒くさがらずに相見積もりを取りましょう。
相見積もりを取るには業者を探したり、工事内容を伝えたりと多くの時間や手間がかかります。
「店舗内装工事見積り比較.com」では、必要事項を入力するだけで、簡単に複数業者への見積もり依頼が可能です。詳細は以下のリンクからぜひご確認ください。
デイサービスの内装のポイント3選
デイサービスの内装は、以下の3つのポイントを押さえて検討しましょう。
- バリアフリーに配慮する
- 安全な設計を心がける
- 食堂と機能訓練室の合計面積の基準を守る
それぞれ詳しくみていきましょう。
バリアフリーに配慮する
デイサービスでは利用者の多くが高齢者であり、歩行が不安定な方や車椅子を利用する方も少なくありません。
そのため、段差をなくしスロープや手すりを設置するなど、バリアフリーへの配慮が必要です。トイレや洗面台は使いやすい高さに調整すると安心して利用できます。
安全な設計を心がける
デイサービスでは高齢者が安心して過ごせるよう、安全性に配慮した設計が欠かせません。
転倒を防ぐために床材は滑りにくいものを採用し、段差やつまずきやすい箇所を極力なくす必要があります。
さらに、廊下や階段には手すりを設置し、照明は明るさを十分に確保して死角を減らします。
家具や設備の角は丸みのある形状を選ぶと、衝突時の怪我の軽減が可能です。細やかな安全設計を心がけることで、利用者もスタッフも安心できる環境を整えられるでしょう。
食堂と機能訓練室の合計面積の基準を守る
事業指定を受けるためには、介護保険法で定められた設備基準を満たす必要があります。
食堂と機能訓練室を合計した面積が、1人あたり3m2以上であることが求められます。食事や機能訓練に支障がない広さがあれば、同一の場所に設置することは可能です。
- 都道府県の事業指定を受ける必要あり
- 介護保険法の設備基準を満たす必要あり
- 食堂と機能訓練室の合計面積が1人3m2以上
ただし、狭い部屋をたくさん設置しても、設備基準を満たすことはできない点は覚えておきましょう。
デイサービスの内装工事費用・事例
業種別の内装工事費用と坪単価、当サイトの加盟業者様が施工した事例は、以下のページをご覧ください。
まとめ|デイサービスの内装にこだわって居心地のよい空間へ
デイサービスを開業するには、多くの準備が必要です。とくに、開業してから長く経営していくには、実現可能な目標を立ててしっかりとした準備が求められます。
デイサービスを開業する際は、行うべきことをリストアップし、問題なく開業できるように準備を進めていきましょう。
苦労を乗り越えてデイサービスをオープンすれば、大きな満足感が得られるでしょう。
内装工事を行う際には、相見積もりをとるのがおすすめです。「店舗内装工事見積り比較.com」では、必要事項を入力するだけで、複数業者への見積もり依頼が可能です。
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