焼肉屋の内装工事費用と坪単価|ダクトの種類と安く抑えるコツ
目次
焼肉屋を開業する場合は、油汚れの落ちやすい壁紙や適切な排気設備の導入が必要です。しかし、内装工事の費用相場や安く抑える方法を知らない人は多いでしょう。
本記事では、焼肉屋の内装工事費用を抑える方法や一般的な費用相場を詳しく解説します。ぜひ、今後焼肉屋を開業したいと考えている人は、参考にしてください。
当サイトは、2010年から数多くの焼肉屋の工事をしており、類似サイト以上に多くの知識と経験があります。
結論として、焼肉屋の内装工事費用は、新装か改装かによって大幅に変動します。
焼肉屋の内装工事費用と坪単価
焼肉屋を開業しようとしている人の多くは、内装工事の費用や坪単価が気になるところだと思います。まずは、2種類の物件における坪単価の相場を確認しましょう。
- スケルトン物件の場合の坪単価
- 居抜き物件を改装する場合の坪単価
スムーズに焼肉屋を開業するためにも、内装工事の相場を知っておきましょう。
スケルトン物件の場合の坪単価
坪単価は、物件の規模によって上下します。5坪前後の店舗であれば通常の坪単価より高くなり、15~20坪であれば平均値となります。
一般的に焼肉屋の坪単価は、1坪35〜50万円です。35万〜50万円の坪単価を基準として、ご自身の予算から逆算し、探すべき物件の規模を考えると良いでしょう。
もちろん、大きな物件になればなるほど、坪単価は安くなります。理由は、大きな店舗でも小さな店舗でも、最低限必要となる設備工事の内容はあまり変わらないからです。
しかし、安易に規模を大きくすれば良いというわけではありません。過剰に規模を拡大すれば、経営の負担を増やすことになってしまいます。
自分の予算と今後の運営に合わせて、適切な規模を設定しましょう。
居抜き物件を改装する場合の坪単価
内装工事や設備工事を含む坪単価は居抜き物件を改装する方がほとんどの場合に安く済みます。既存の設備や内装を流用できるからです。
ただし、ラーメン屋などの全く異なる業態から焼肉屋に改装する場合は、元が飲食店であっても流用できる物が少なく、多額の費用がかかるケースもありますので注意が必要です。
また内装や設備を充実させる場合は、新装より高くつくことがありえますが、通常の改装のレベルで進める場合であれば、20坪前後だと坪単価20~30万円で済みます。場合によりますが、改装の方がやはり安く済むでしょう。
もっとも、厨房の位置を変えたり、店内を大きく変更する場合は、新装の内装工事費用と大差がありません。こだわる部分と妥協できる部分は、あらかじめ明確にしておきましょう。
焼肉屋の内装デザイン事例
当サイトの加盟業者様が施工した事例の中から、一部のみ抜粋して、焼肉屋の「内装デザイン事例」を掲載します。すべての内装デザイン事例は、以下のリンクからご覧いただけます。
焼肉・ホルモン屋[港区/赤坂]内装デザイン事例
場 所 | 東京都港区(赤坂駅) | 店舗坪数 | 15坪 |
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工事前の状態 | 居抜き改装 | 工事後の業態 | 焼肉・ホルモン屋 |
焼肉屋[港区/六本木]内装デザイン事例
場 所 | 東京都港区西麻布 | 店舗坪数 | 25坪 |
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工事前の状態 | 居抜き改装 | 工事後の業態 | 焼肉屋 |
焼肉屋[世田谷区/三軒茶屋]内装デザイン事例
物件名 | 板前焼肉 赤と霜 | 場 所 | 東京都世田谷区三軒茶屋 |
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店舗坪数 | 20坪 | 工事後の業態 | 焼肉屋 |
焼肉屋の見積もり提案事例
当サイトの加盟業者様が施工した事例の中から、一部のみ抜粋して、焼肉屋の「見積もり提案事例」を掲載します。すべての見積もり提案事例は、以下のリンクからご覧いただけます。
焼肉屋[大阪/福島区]見積もり提案事例
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業種 | 焼肉屋 | ||
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場所 | 大阪府大阪市福島区福島 | 面積 | 12.5坪 |
物件状態 | 2階建て一軒家 | 工事内容 | 改装工事 |
工事金額 | 17,000,000円(税込/厨房機器込み) | 坪単価 | 136万円/坪(厨房機器込み) |
焼肉屋[埼玉/川口市]見積もり提案事例
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業種 | 焼肉屋 | ||
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場所 | 埼玉県川口市朝日 | 面積 | 48坪 |
物件状態 | 居酒屋の居抜き | 工事内容 | 改装工事 |
工事金額 | 11,000,000円(税込) | 坪単価 | 22.9万円/坪 |
焼肉屋[千代田区/麹町]見積もり提案事例
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業種 | 焼肉屋 | ||
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場所 | 東京都千代田区麹町 | 面積 | 11坪 |
物件状態 | 天ぷら屋の居抜き | 工事内容 | 新装工事 |
工事金額 | 4,000,000円(税込) | 坪単価 | 36.3万円/坪 |
焼肉屋の内装工事は新装と改装どちらにすべき?
新装と改装のどちらにも、それぞれにメリットとデメリットがあります。理想の形を追求して、細部までこだわるのであれば新装にするべきですが、その分費用も高額になります。
立地などを我慢できるのであれば、居抜き物件からの改装は非常にメリットが大きいです。しかし、居抜き物件は後で不満を感じる可能性もあり、改善すればするほど追加で費用がかかる可能性もあります。
どちらも一長一短であり、目先の損得にとらわれずに吟味することが大切です。それぞれの違いと、内装工事にかかる費用や坪単価を把握することで、自分にとって最善の道が見えてくるはずです。
居抜き物件でも高くなるケースとは?
以前のテナントが飲食店だったからといって、安易に居抜き物件を選ぶのは間違いです。
継続して利用できない機材ばかりだったり、導入しなければならない設備が多い場合は、新装より費用がかかるケースもあります。さらに、給気ダクトも拡張する必要が出てくれば、大幅に工事費用が増加します。
居抜き物件を利用する場合は、飲食店だからといって安易に飛びつかないようにしましょう。もし居抜き物件での開業を考えているのであれば、できる限り焼肉屋の居抜き物件を選ぶのがおすすめです。
焼肉屋を開業する場合は、通常1,000~2,000万円程度かかると言われています。これを居抜き物件で行えば大幅なコストダウンに繋がり、精神的にも随分と楽になります。
焼肉屋に揃えるべき設備と内装
電気や水道はもちろんですが、焼肉屋において最も大事なのは空調と排気です。排気には消臭工事等も含まれているため費用がかさみ、通常200万円程度かかります。
大型の鉄板や洗浄するための機材も必要です。無煙ロースターや七厘フードといった、煙や消臭関係の設備ももちろん大切です。
卓上コンロに七輪を置いて焼くタイプの焼肉屋は、ロースターテーブルの費用は削減できますが、各テーブルにダクトを引く必要がある場合が多く、思ったほど全体のコストは下がりません。
・設備費用:無煙ロースターより安くなる
・工事費用:無煙ロースターより高くなる
・メンテナンス:無煙ロースターより大変
無煙ロースターで焼くタイプの焼肉屋は、ロースターテーブルの費用はかかりますが、各テーブルのダクトは不要になる場合が多く、店内を綺麗に保ちやすいため清掃が楽になります。
・設備費用:卓上コンロより高くなる
・工事費用:卓上コンロより安くなる
・メンテナンス:卓上コンロより楽
落ち着いた雰囲気の店舗にするのか、大衆食堂風の賑やかな店舗にするのかで、他にも必要な物は変わってきます。
焼肉屋の内装工事で重要なダクトの種類一覧
本章では、焼肉屋の内装工事で非常に重要なダクトの種類と特徴を解説します。
- 給気ダクト
- 排気ダクト
- 外気取り入れダクト
- 還気ダクト
- 排煙ダクト
それぞれのダクトが異なる役割を持っているため、ぜひ一度確認するようにしてください。
給気ダクト
給気ダクトとは、空調機から外へ空気を送り込むことで、室内全体の空気を循環させるために使用されるダクトです。還気ダクトと合わせて、店内に新鮮な空気を供給する役割を果たします。
焼肉屋では、煙や臭いが発生しやすいため、効率的な空気循環が求められます。給気ダクトを適切に設置することで、快適な環境を提供できるでしょう。
排気ダクト
排気ダクトとは、室内の空気を外に排出するための重要なダクトです。厨房に設置することで、食材や料理の匂いが客席に流れることを防げます。
焼肉屋では特に煙が多く発生するため、強力な排気システムが必要です。排気ダクトの設置場所やサイズは、消防法規や建築基準を遵守しながら計画しなければなりません。
外気取り入れダクト
外気取り入れダクトは、屋外の空気を店内に取り入れる役割を果たすダクトです。外気を取り入れるため、余計なゴミや虫が店内に入らないように金網が設置されているのが特徴になります。
外気取り入れダクトの配置やサイズは、排気ダクトとのバランスを考慮して設計しましょう。適切な換気計画を実行することで、お客様に快適な食事を提供できます。
還気ダクト
還気ダクトは、給気ダクトと対になっているダクトです。還気ダクトは、空調機に屋内の空気を引き込みます。そのため、還気ダクトと給気ダクトは両方存在しなければ意味がありません。
還気ダクトを設置することで、室内の温度や湿度を安定させ、快適な環境を提供できます。
排煙ダクト
排煙ダクトは、万が一火災が発生した場合に使用されるダクトです。火災で発生した煙をいち早く屋外に排出して、一酸化炭素中毒などの二次被害の防止をします。
飲食店だけでなく、商業施設や病院、工場にも設置されています。排煙ダクトの設置は、一定の規模や用途がある建物に建築基準法で定められているため、十分に注意しましょう。
焼肉屋の内装工事におけるダクト設置費用の相場
焼肉屋内装工事におけるダクトの設置でかかる費用は、約200万〜300万円です。あくまで一般的な費用相場になるため、ダクトのグレードや設置数によって大幅に変わることは覚えておきましょう。
焼肉屋は、特に煙が多く出るためダクトが重要な飲食店です。そのため、ダクト工事でケチってしまうと、換気量が不足して空気が悪くなることが考えられます。
焼肉屋開業の際は、予算をケチらず設備工事に対してきちんとお金をかけるのがおすすめです。
焼肉屋の内装工事費用を安く抑える3つのポイント
本章では、焼肉屋の内装工事費用を安く抑える3つのポイントを詳しく紹介します。
- 居抜き物件を活用する
- 導入する設備や機器のグレードを下げる
- 必ず複数業者に見積もりを依頼する
それでは、詳しく見ていきましょう。
居抜き物件を活用する
焼肉屋の内装工事費用を安く抑えるためには、居抜き物件を活用することが効果的です。居抜き物件とは、前のテナントが使用していた設備や内装がそのまま残っている物件を指します。
たとえば、既に設置されている排煙ダクトや換気システム、厨房設備などをそのまま活用することで、多額の初期投資を抑えられます。また、内装の基本的な設備が整っているため、短期間での開業も叶えられるでしょう。
居抜き物件の活用は、焼肉屋の内装工事費用を削減しつつ、効率的に開業準備を進めるための有力な手段です。賢く物件を選び、コストパフォーマンスの高い内装工事を実現しましょう。
導入する設備や機器のグレードを下げる
焼肉屋の内装工事費用を安く抑える方法として、導入する設備や機器のグレードを下げることが有効です。高性能で最新の設備や機器は魅力的ですが、その分コストが高くなります。
また、中古の機器を検討するのも一つの方法です。中古市場には、まだまだ使用可能な良質な機器が多く出回っており、新品に比べて大幅にコストを抑えられるでしょう。
さらに、内装材や家具も高級品にこだわらず、コストパフォーマンスの良い製品を選ぶことで、内装工事費用を抑えられます。
必ず複数業者に見積もりを依頼する
焼肉屋の内装工事費用を抑えるためには、必ず複数業者に見積もりを依頼することが重要です。業者同士の競争意識を引き出すことで、より良い条件を提示される可能性が高まるためです。
しかし、一社ごとに問い合わせて依頼する行為は、膨大な時間と手間がかかります。
おすすめは、簡単な入力だけで一括して複数社に見積もりを依頼できるサービスの活用です。最小限の時間で、さまざまな会社に依頼できるため、コストパフォーマンスに優れています。
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焼肉屋の内装工事でこだわるべき箇所とは?
本章では、焼肉屋の内装工事でこだわるべき箇所を2つ紹介します。
- 油汚れの落ちやすい壁紙を検討する
- 凹凸の少ない床材を検討する
本章で紹介する以外にも、お客様の洋服や荷物に匂いがつかない配慮が大切になります。
油汚れの落ちやすい壁紙を検討する
焼肉屋の内装工事では、油汚れの落ちやすい壁紙を選ぶことが重要です。焼肉の調理中には大量の油や煙が発生し、壁紙に付着しやすくなるためです。
手入れが簡単な壁紙は、耐油性や防水性のあるものになります。簡単に汚れを拭き取ることができるので、清潔な環境を保つのに役立つでしょう。
また、ダークカラーや模様入りの壁紙は、汚れが目立ちにくく、見た目もおしゃれに仕上がるのでおすすめです。
凹凸の少ない床材を検討する
焼肉屋の内装工事では、凹凸の少ない床材を選ぶことが重要です。焼肉屋では、油や食材のカスが床に落ちやすく、凹凸の多い床材は掃除が困難になります。
凹凸の少ない床材を選ぶことで、日々の清掃が簡単になり衛生的な環境を維持できます。さらに、滑りにくい加工が施された床材を選ぶことで、従業員や顧客の安全性も確保できるでしょう。
無理のない範囲でこだわる
まずは、焼肉屋に必要な厨房機器と電気・ガス・水道・空調・給排気などの設備工事を優先させることが大切です。内装や見栄えよりも、お店が暑くならない、寒くならない、煙が充満しないなど、快適な空間を作ることが最優先です。
残った資金の中で、無理のない範囲で内装にこだわりましょう。内装はお客様の目に見える部分であり、集客にも大きな影響を与えます。
客単価を上げるために上質のお肉を仕入れる場合は、おしゃれな落ち着いた雰囲気にするのが望ましいでしょう。逆に食材のコストパフォーマンスを重視する場合は、居心地の良い賑やかな店舗を演出するのがおすすめです。
落ち着いた店舗にするためには、個室等の設置も必要です。内装工事の費用は大幅に増加しますが、投資する分の効果があります。
近年では、1人で焼肉を食べたいという人も少なくありません。こうしたお客様にとって、個室や空間ごとに区切られている店舗は訪れやすいのです。
焼肉屋は、他の飲食店と比べてかなり初期投資が多くなります。抑えられる部分とこだわる部分を明確にして、複数の会社に見積もりをしてもらいましょう。
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ここまで、焼肉屋を開業する際の内装工事費用の目安、安く抑える方法などを詳しく解説しました。
本記事を参考にして、こだわるべき箇所や費用相場が知れたと思います。ぜひ、得た知識を参考にして理想のお店が完成することを願っています。
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