飲食店の開業に必要な厨房設備とは?種類や費用、購入方法をわかりやすく解説
目次
飲食店を開業する時に気になるのは、「厨房機器の種類と相場価格は?お得に厨房機器を購入したい!」ということではないでしょうか?
この記事を最後までお読みいただくことで、厨房機器の種類と相場価格や、厨房機器の購入費用を削減する方法を学べます。
当サイトは、2010年から数多くの飲食店を工事しており、類似サイト以上に多くの知識と実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
結論から言えば、インターネットで購入する、中古の厨房機器を購入する、厨房機器をリースで揃えるのが一般的です。
開業前の飲食店に必要な8つの厨房器具
まずは、開業前の飲食店に必要な厨房器具を網羅的に解説します。
- 冷凍・冷蔵庫
- 製氷機
- コールドテーブル
- ガステーブル
- シンク
- 食器洗浄機
- 調理台
- 食器棚
本章で紹介する厨房器具は、あくまで一例です。業態によっては、紹介する厨房器具以外に多くのものが必要になるでしょう。
必要最低限の厨房器具を詳しく見ていきましょう。
冷凍・冷蔵庫
冷凍・冷蔵庫は、飲食店の厨房で欠かせません。 食材を適切に保存し、鮮度を保つためには、自店舗の規模やメニューに合う冷凍・冷蔵庫を選ぶようにしてください。
たとえば、冷蔵スペースが広いタイプは野菜や飲料などを多く扱う店舗に向いています。一方、冷凍スペースを重視する場合は、冷凍食品やアイスクリームを提供する店舗に適しているでしょう。
余裕がある場合は、省エネ性能や耐久性も確認するのがおすすめです。
エネルギー効率のよいモデルは電気代の節約につながり、ランニングコストを抑える効果があります。
製氷機
飲料を提供する店舗では、製氷機による安定した氷の供給が重要です。メニューに応じて適切な氷の形状を選べる製氷機を導入すると、飲み物のクオリティが向上します。
- カクテルやジュース:透明な氷
- アイスコーヒーやソフトドリンク:クラッシュアイス
また、清掃が簡単なモデルを選ぶことで、衛生管理が容易になり、安心して使用できます。適切な製氷機を選定し、顧客満足度を向上させましょう。
コールドテーブル
コールドテーブルとは、作業台と冷蔵庫が合わさった厨房器具です。大幅に作業効率が上がるため、ホテルやレストランの厨房で使用されています。
特に、仕込みや盛り付けの際に便利です。軽食やサラダを提供する店舗では、トッピング用の食材をコールドテーブルに保管し、そのまま調理台で料理が完成します。
選定時には、店舗の広さや厨房レイアウトに合ったサイズのコールドテーブルを選ぶことが重要です。 さまざまな大きさのコールドテーブルが存在するため、一度調べてみましょう。
ガステーブル
ガステーブルは、飲食店の厨房で欠かせない調理器具の一つです。特に、フライパンや鍋を使った調理が多い店舗では、ガステーブルの性能や配置が調理効率を大きく左右します。
選ぶ際には、まず店舗の規模やメニューに応じたバーナーの数や火力を考慮しましょう。たとえば、大規模な店舗では4口以上のバーナーがある大型ガステーブルが便利です。
一方、小規模な店舗では2〜3口のコンパクトなタイプでも十分対応できるでしょう。
ガステーブルは、調理効率と品質を保つ重要な厨房器具なので、定期的なメンテナンスを忘れないようにしてください。
シンク
シンクは、調理器具や食材の洗浄、手洗いなどに使用される大切な厨房器具です。ステンレス製のシンクは耐久性が高く、清掃がしやすいため、飲食店に最適といえます。
水はけのよい排水設計や防臭対策が施されたシンクを選ぶことで、アルバイトスタッフからの苦情もある程度は抑えられるでしょう。
シンクは厨房の基盤になる設備です。何となくで選ばずに、お店の規模やスタッフの数を考慮して、慎重に選定しましょう。
食器洗浄機
食器を多く使用する店舗では、手洗いに頼ると時間や人件費がかさみます。そのため、食器洗浄機を導入するのがおすすめです。
大量の食器を扱う店舗では、容量の大きい業務用の据え置き型が便利です。
また、洗浄時間や水の使用量も確認して、長期的な目線で節約できるものを選びましょう。食器洗浄機は、洗浄だけでなく乾燥機能を備えたタイプを選ぶことで、作業効率が一段と向上します。
調理台
調理台は、食材の下ごしらえや盛り付けなど、さまざまな用途で使用します。紹介するまでもなく、飲食店を開業するなら必ず準備するものです。
まずは、調理台のサイズを厨房のレイアウトに合わせて決めましょう。広い作業スペースが確保できる調理台を選べば、複数人での同時作業がスムーズに行えます。
さらに、調理台の下部を収納スペースとして活用できるタイプは、限られたスペースを有効に使うのに役立ちます。
食器棚
食器棚は、食器を効率よく衛生的に保管できる厨房器具です。 特に、多種多様な食器を使う店舗では、整理整頓に欠かせません。
食器棚を厨房に設置する場合に注意するべきは、設置場所です。作業動線を妨げない場所に配置しなければ、作業が遅れてしまい、お客様の満足度に直結します。
そのため、食器棚は、見た目の整理整頓だけでなく、厨房全体の効率化にも貢献する重要な設備です。 適切な選定と配置を行い、快適な厨房環境を実現しましょう。
飲食店の厨房設備の種類と価格相場
飲食店に欠かせない厨房機器には、主に以下のようなものがあります。業種によっては必要のない厨房機器もありますが、主な厨房機器は概ねこういったところです。
厨房機器にも定価はありますが、実際には厨房機器によって割引率があります。 なので、内装業者に注文してから手元に渡るときの「実際の価格(出し値)」を記載しておきます。
厨房機器 | 相場価格 |
---|---|
冷凍冷蔵庫 | 35~65万円 |
製氷機 | 30~60万円 |
コールドテーブル | 15~40万円 |
ガスオーブンレンジ | 25~45万円 |
ガステーブル | 8~15万円 |
シンク | 18~40万円 |
食器洗浄機 | 50万円前後 |
フライヤー | 10~18万円 |
パスタボイラー | 25~60万円 |
茹で麺器 | 25~60万円 |
焼き台 | 7~18万円 |
厨房設備を一から新品で揃えると、それなりの費用がかかることを理解しておきましょう。
厨房機器の価格に関する注意点
厨房機器は、サイズやグレードによって価格が大きく変動します。 これらの金額は、あくまでも目安として考えてください。
たとえば、パスタボイラー一つとっても、冷凍麺用と生麺用で違いますし、メーカーによっても価格に大きな幅があります。
茹で麺器などで専門メーカーの場合は、同サイズ・同グレードの製品でも、一般メーカーの2倍近い価格になることもあります。
最終的にどの厨房機器を選ぶかは、オーナーさんが自分のお店のコンセプトや予算から判断するしかありません。
飲食店の厨房設備を選ぶ際の注意点
次に、飲食店の厨房設備を選ぶ際の注意点を5つ解説します。
- 自治体の営業認可基準を確認する
- コンセプトや動線を考える
- 排煙・換気の整備を行う
- 店舗面積に応じたサイズを選ぶ
- 火気を使用する際は書類を提出する
飲食店のオーナーの悩みで多いのが、適切な厨房設備のサイズや高さが分からないことです。
そのような悩みはもちろん、必要な書類についても詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
自治体の営業認可基準を確認する
まずは、自治体の営業許可基準を確認しましょう。飲食店の厨房機器で大切なのは、洗浄設備です。
自治体の営業認可基準によって、シンクは2槽でないといけないのか、食器洗浄機を使えば1槽でも良いのか変わってきますので、事前に確認しておきましょう。
コンセプトや動線を考える
コールドテーブルについては、大きさがいろいろとあるので迷いがちです。コールドテーブルは、「料理人の身長の半分に5cmを足したもの」がベストと言われていますので参考にしてください。
ただし、作るメニューや提供する料理、好みによっても変わってきます。なので、自分の目で確かめることをおすすめします。
さらに、飲み物の提供に必要な製氷機、ストック食材を入れておく冷凍冷蔵庫、そして扉付きの食器棚なども購入しなければなりません。食器棚はあまり傷まないので、中古品を利用しても良いでしょう。
排煙・換気の整備を行う
次に、飲食店の場合は入念に排煙・換気の設備を行いましょう。 調理中に発生する煙や臭い、熱気を適切に排出しないと、作業環境が悪化し、従業員の健康や作業効率に悪影響を及ぼします。
また、排煙・換気が不十分だと、店舗全体に臭いが広がり、リピート率の低下につながる恐れもあるのです。
また、定期的なメンテナンスを行うことで、換気システムの性能を長期間維持できます。
フィルターの清掃やダクト内部の点検を怠ると、効果が低下し、火災リスクが高まる恐れもあります。排煙・換気を適切に整備し、安全で快適な厨房環境を整えましょう。
店舗面積に応じたサイズを選ぶ
先述しましたが、飲食店の厨房設備を選ぶ際には、店舗面積に応じた適切なサイズを選ぶことが重要です。 設備が大きすぎると、厨房スペースが圧迫され、作業効率が低下します。
一方で、小さすぎる設備は業務に支障をきたし、繁忙時に対応しきれない恐れがあるため注意が必要です。
適切なサイズの設備を選び、効率的に配置すれば、調理や片付けがスムーズになり顧客満足度やランニングコストの削減など、さまざまな箇所にプラスの影響を与えます。
火気を使用する際は書類を提出する
飲食店で火気を使用する場合は、法令に基づいた書類の提出が必要です。 ガスコンロやグリルなど火気を使用する設備は、安全管理が求められるため、消防法や地方自治体の規定にしたがって手続きを行わなければなりません。
この手続きを怠ると罰則を受ける恐れがあるため、開業前にしっかり確認することが重要です。
- 防火管理者選任届
- 火気使用設備設置届
手続きが完了していないと営業許可が下りない可能性もあるため、計画段階から業者や行政機関と連携して進めることが大切です。
飲食店の厨房設備を購入する方法
飲食店の厨房設備を揃える際の注意点は、理解できたと思います。次に、どのようにして厨房設備を集めるのか解説します。
- インターネットで購入する
- 中古の厨房機器を購入する
- 厨房機器をリースで揃える
記事の後半では、それぞれの方法のメリットとデメリットも解説しているので、合わせて参考にしてください。
【1】インターネットで購入する
飲食店の開業で、避けては通れないのが設備の購入です。 厨房機器は、内装業者に工事と一緒に注文するのが一般的ですが、内装業者を経由しないで手に入れる方法もあります。
中間マージンを排除したインターネット販売は、内装業者を経由するより、確実に安く厨房機器が手に入るでしょう。
インターネットには、厨房機器を販売するサイトがたくさんあります。「厨房機器 販売」で検索して、サイトを探してみてください。
【2】中古の厨房機器を購入する
中古の厨房機器を上手に利用すると、初期投資をかなり削減できます。 改装や移転、廃業の多い飲食店では、中古の厨房機器などの市場が活性化しているためです。
厨房機器や設備はもちろん、調理器具や食器にいたるまで、ありとあらゆるモノが中古として出回っており、インターネットで簡単に探せます。
どうしても中古の厨房機器でコストダウンを図りたいのであれば、事前に購入したい厨房機器を内装業者にきちんと伝えて、それに合った内装デザインにしてもらいましょう。
新品と中古の両方の見積もりを取って、開業当初のお金だけでなく、長期的な視野に立って価格を見比べるのがおすすめです。
【3】厨房機器をリースで揃える
インターネット販売や中古の活用以外で厨房機器の費用をコストダウンする方法は、厨房機器のリースの活用です。
ほとんどの厨房機器はリース可能です。内装業者のほとんどが厨房機器や設備機器のリース会社と提携しているため、率直に申し出れば喜んで紹介してくれます。
自分で厨房機器のリース会社を探しても構いませんが、内装業者に一緒に頼んでおけば、アフターサービスやメンテナンスの面でも安心ですし、相応しい厨房機器を選んでくれるでしょう。
POSレジのリースもおすすめ
レジというのは小さな設備ですが、飲食店では経費をコントロールする上で大切な物です。 また、近年は支払い方法が多様化しています。
そのため、最近は昔ながらのシンプルなレジではなく、POSレジを採用する飲食店が増えています。リースタイプのPOSレジはすぐに導入できますし、あらゆる支払い方法に対応できるのも魅力です。
お店の開業資金を用意できない場合は、リースを利用して開店の準備をするのも選択肢の1つです。 厨房機器・設備購入だけでなく、POSレジにもリースが使えますので、以下のページも参考にしてください。
飲食店の厨房設備をインターネットで購入する際の注意点
それでは、各購入方法に合わせて注意点やメリット・デメリットを確認していきましょう。まずは、インターネットで厨房設備を購入する際の注意点です。
- メンテナンスや故障した際に別途費用がかかる場合がある
- 海外製の安い機器は日本の中古品の可能性がある
それでは、詳しく紹介します。
メンテナンスや故障した際に別途費用がかかる場合がある
インターネットで厨房設備を購入した際は、メンテナンス等に別途費用が発生する恐れがあることを理解しておきましょう。
たとえば、グリストラップや照明器具をインターネットで安く購入して、購入したものを内装業者に支給して工事してもらう場合は、メンテナンスや故障した際に別途費用が発生します。
自分で購入せず、内装業者が設備業者から直接仕入れていれば、何か不都合があってもほとんど無料で対応してもらえます。なので、設備機器や照明器具については、内装業者に任せた方が安全です。
また、便器をインターネットで買っても、接続部分に指定のビスがあったり、給水バルブが必要になったりします。家庭用とは違うので、簡単には部品が手に入りません。
だからこそ、インターネットの方が安くなるのは分かっていても、設備業者から上がってきたままの見積もりで、お客様にそのまま提示する内装業者が多いのです。
そのかわり、設備工事を内装業者に任せた場合は、納期や搬入の全責任を内装業者に負ってもらえます。そうしておけば、もし開店後にトイレが詰まってしまっても、納入業者を呼んで無料で直してもらえます。
設備は後から工事するのが難しい部分なので、設備工事はコストダウンせず、削るなら内装工事の費用を削って、余裕ができてから追加で内装工事を行うようにする方がベターでしょう。
海外製の安い機器は日本の中古品の可能性がある
東南アジアなどの海外製の厨房機器であれば、日本のものより安いと思われるかもしれません。しかし、それは大きな間違いです。
厨房機器に関しては、東南アジアは日本国内で使い古された中古商品の輸出先であり、製品の輸入元にはなっていません。
海外製の厨房機器の多くは、イタリアやドイツなどのヨーロッパ製が中心で、国産よりもかえって割高になる傾向があります。
よほどデザイン的にこだわりがある場合を除いては、海外製の厨房機器はおすすめできません。
飲食店の厨房機器を中古で揃える際の注意点
次は、中古で厨房設備を揃える場合の注意点です。
- 商品説明に不備がある可能性がある
- サイズや仕様に注意する
- 搬入や取付は業者に任せる
中古の厨房機器は、新品より安く購入できるメリットがありますが、安ければ必ずしも得をするとは限りません。新品を買っておけば良かったと後悔しないために、ポイントをしっかりと理解して、上手に中古の厨房機器を選びましょう。
特に注意すべきなのは、冷蔵庫・冷凍庫・食器洗浄機のように、モーターを使っている厨房機器を中古で購入する際です。
冷蔵庫・冷凍庫は24時間フル稼働するため消耗が激しく、修理費用などがかさむ場合は、結果的に高く付くことになりかねません。 モーターを使っている機器は壊れやすいため、どれくらい保証期間を付けてもらえるかかも踏まえて検討しましょう。
商品説明に不備がある可能性がある
中古品は、新品のように品質が安定していません。 そのため、実際に目で確かめなければ状態が分からないというデメリットがあります。
実際は、実店舗を構えていて、商品に触れてから購入を検討できる所で購入するのが無難です。
実店舗がどうしても近くにない、または早急にインターネットで購入したいという場合は仕方ありませんが、その場合は十分に信頼できるお店かを調べましょう。
価格重視でお店を選んでしまうと、商品説明に不備があったりして、届いてみたら状態が思ったより酷かったということになりかねません。
また、中古品はたいていメーカー保証が切れていて、アフターサービスを受けることができません。購入後に問題が起きた場合には、修理や返品が可能かという点にも答えられる所を選ぶと安心でしょう。
サイズや仕様に注意する
中古品は、サイズや仕様にも注意が必要です。 中古品を選ぶと、どうしてもサイズがバラバラになります。安さや状態ばかりに目が行ってしまい、サイズや仕様が合わない商品を買ってしまうと使い物になりません。
少なくとも、設置予定の場所にサイズが合うかどうかを確認し、搬入するために通る入り口や階段を通れるかも気を付けて選びましょう。
他にも、電気・ガスの規格や仕様が合わないこともありますので、物件の情報と商品仕様をよく照らし合わせてから選ぶようにしてください。 自分で購入する場合は、購入前に内装業者に相談することをおすすめします。
搬入や取付は業者に任せる
安く済ませるために中古の厨房機器を選択する場合、搬入や取付を自分でやろうと考える方もいます。 しかし、搬入や取付工事は、お金がかかっても業者に任せることを強くおすすめします。
大きく重たい厨房機器を素人が運ぶのは危険ですし、ぶつけて店舗の内装を傷つけてしまったら、内装を補修して弁償しなければいけません。
それに、ぶつけて厨房機器が壊れてしまったら、購入費用すら無駄になります。
厨房機器は電気やガスを扱う機器ですから、一歩間違えれば大事故にもなりかねません。搬入や取付は、必ず厨房機器の扱いに慣れたプロにお任せしましょう。
飲食店の厨房設備を中古で揃えるメリット・デメリット
本章では、飲食店の厨房設備を中古で揃えるメリットとデメリットを解説します。
- 中古の厨房機器のメリット
- 中古の厨房機器のデメリット
イメージの通り、中古のメリットは価格です。 しかし、新品よりも故障や不具合が起きやすい点は考慮しなければなりません。
中古の厨房機器のメリット
まず何といっても、新品より販売価格が安いのが、中古のメリットです。
また、受注生産ではなく、現物がすでにあるため、納期が早いのも中古ならではのメリットです。新品をカタログで見て購入すると、納期に時間がかかる場合もありますが、中古であれば早急に厨房機器を揃えることできます。
厨房機器は日々進化して新しいモデルが登場していますが、中には過去のデザインや質感の方が好きだと感じることもあるでしょう。 生産終了して、新品で購入できない古いモデルが手に入るのも、中古ならではのメリットです。
中古の厨房機器のデメリット
それとは反対に、すでに使われている機器のため、新品より故障や不具合が生じるリスクが高いのがデメリットです。
フライパンや鍋といった簡単な厨房機器であれば、長年使われていても問題が起きるリスクは少ないでしょうが、精密な厨房機器であれば故障して使えなくなる場合もあります。
冷蔵庫・冷凍庫・食器洗浄機などのモーターを使用した機器や、複雑な厨房機器は特に注意が必要です。
また古いモデルでは生産終了していて、不都合が起きた場合でも、修理や部品の供給が受けられないこともあります。 購入後に不備が起きても対処できるか、購入先が代替してくれるかも、購入前に確認しておきましょう。
飲食店の厨房設備をリースで揃えるメリット・デメリット
最後に、飲食店の厨房設備をリースで揃えるメリット・デメリットを解説します。
- リースの厨房機器のメリット
- リースの厨房機器のデメリット
メリットとデメリットを把握したうえで、自店舗に合う厨房設備の購入方法を検討してください。
リースの厨房機器のメリット
リースの厨房設備のメリットは、以下の通りです。
- 初期投資を抑えられる
- リースは管理しやすい
初期投資を抑えられる
リースを利用するメリットは、初期投資を抑えられる点です。リースなら毎月の利用料を払っていくだけなので、最初に設備購入の費用を準備する必要がありません。
どのような飲食店を開くかによりますが、大抵は厨房機器を買い揃えると大きな費用がかかります。
リースを活用すれば、初期費用を抑えられるため、自己資金を圧迫しないですみます。開業後の資金に余裕ができれば、スムーズに営業できるようになりますね。
もし何かトラブルがあった時にも、メンテナンスやサポートが受けられるのもポイントです。定期点検や故障時の修理を無料で行ってくれるサービスもありますので、いざという時にも安心です。
リースは管理しやすい
リースの契約後には月々の支払いが発生しますが、支払金額が定額なためコスト管理がしやすくなります。
上記と重複しますが、リースの費用は経費として算入でき、固定資産や保険料といった手続きもリース会社が行ってくれるため、さまざまな手間を省けます。
もし厨房機器が不要になった際は、リース会社に返却するだけなので処分費用がかかりませんし、故障やトラブルがあった際もアフターサービスを受けられます。
リースの厨房機器のデメリット
厨房機器をリースで購入するデメリットは、主に以下の通りです。
- 毎月の利用料金が発生すること
- 最終的には購入金額よりも割高になってしまう
これは一般のローンと同じ考え方です。欲しいものを早く手にするためにローンを利用するわけですが、支払いを終えた後には、一括購入する金額より高くなってしまいます。
しかし、デメリットを加味した上でも、リースは飲食店を開業する際には非常に有利です。それは「リースの契約期間以上は営業できる」という自信があっての話、ということを忘れないでおきましょう。
まとめ
ここまで、飲食店で使用する厨房機器の種類と相場価格や、厨房機器の購入費用を削減する方法について解説してきました。
こちらの記事で、厨房機器をお得に入手する方法を知り、注意すべきポイントを学べたと思います。こちらの情報を参考にして、理想のお店が完成することを願っています。
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