店舗の内装工事には何が含まれる?A・B・C工事の違いも解説!
目次
店舗の内装工事をする時に気になるのは、「どこまでが店舗の内装工事に含まれるのか?」ということではないでしょうか?
この記事を最後までお読みいただくことで、店舗の内装工事には何が含まれるかを知ることができます。
当サイトは、2010年から数多くの店舗を工事しており、類似サイト以上に多くの知識と実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
結論から言えば、設備工事や入り口、サイン工事なども店舗の内装工事に含まれます。新装か改装かによって、設備工事の注意点や必要な工事内容も変わってきます。
店舗の内装業者が行なう仕事の範囲
店舗を開業する際は様々準備を行なう必要がありますが、店舗の内装業者はどこまでサポートしてくれるのでしょうか?
内装工事というと、多くの方が住宅のリフォームのような感覚で、壁紙を張り替えたり、インテリアを変更することを想像すると思います。
しかし、店舗の内装工事は全く異なり、設備工事(電気・ガス・水道・空調/エアコン・排気/ダクト)も内装工事に含まれます。
設備工事が必要かどうかによって、内装工事にかかる費用も倍くらい変わってきます。
設備工事も含まれる
初めて店舗の内装工事を行う場合は、どのような工事になるのか想像が付きにくいものですが、インテリアの変更が工事の範囲に含まれていることは容易に想像が付きます。
ただし、店舗は一般住宅のリフォームとはかなり状況が異なり、単にインテリアを表面的に変えるだけではなく、設備工事も欠かすことができません。
設備工事とは、電気・ガス・水道・空調・排気などの工事のことを指し、後々の使い勝手を大きく左右しますが、このあたりも内装業者の仕事に含まれます。
たとえば、エアコンが効きにくかったり、厨房の火力が弱くては話になりません。細かな点を含めて、あらかじめ内装業者に相談し、実際の現場も見てチェックすると良いでしょう。
また近年では、従来の照明よりも節電効果が高いLED照明などもありますので、初期費用との兼ね合いも考えながら検討してみましょう。
設備工事で注意する点
いくら店舗のデザインが良くても、開店後に以下のようなことが起きると大変ですから、設備工事の費用は絶対に削るべきではありません。
- 電気容量が足りない
- 火力が弱すぎる
- 水道管が細すぎる
- エアコンが効かない
- ダクトが煙を吸わない
内装工事の費用を抑えるためには、設備(電気・ガス・水道・空調・排気)がそのまま使える居抜き物件を探すか、設備工事が少なくて済むスケルトン物件を探すと良いでしょう。
入り口・看板も含まれる
設備工事以外では、入り口(ファサード)、看板(サイン工事)も、内装業者の仕事に含まれます。
店舗デザインも含まれる
店舗作りで重視されるデザインですが、もちろんデザインも内装業者の仕事に含まれています。
店舗デザインと施工する業者が同一である場合もあれば、双方が分かれていることもありますが、いずれの場合もあなたが伝えたイメージを具現化してくれます。
デザインについては必ずしも一から伝える必要はなく、過去のデザイン事例からイメージを膨らませるなど、経験豊富な内装業者に一任することもできます。
各種工事は内装業者による
店舗の内装業者にお願いできる工事の範囲は非常に幅広く、解体工事・造作工事・サイン工事・什器関係なども含まれます。
このあたりは個々の店舗によって必要になるかは分かれますが、解体工事とは居抜き物件で不要な部分を解体してくれる工事で、造作工事とは柱など主要な構造部以外の工事を指します。
またサイン工事とは建物の壁面に設置する看板の取り付け工事のことを指し、什器関係はレジカウンターから陳列用のスチール什器などを始めとする什器の工事を指します。
こうしたいずれの工事も、店舗の内装業者が行なう仕事に含まれますが、一部には対応していない業者もいるため事前に確認しておきましょう。
店舗の内装工事の範囲(図)
どこまでが店舗の内装工事に含まれるかを図にすると、以下のようになります。分かりやすく図にしてありますので、参考にしてください。
店舗の内装工事の範囲とよくある疑問
簡単に言えば、飲食店の厨房機器や調理器具、美容室やクリニックの専門機器、電話やパソコン、レジなどの備品、チラシなどの販促物を「除いた」すべてのものが、店舗の内装工事に含まれます。
ですから、電気工事、ガス工事、水道工事、空調工事(エアコン)、排気工事(ダクト)などの設備工事、デザインやインテリア、ファサード(入り口)も、すべて店舗の内装工事に含まれます。
内装業者の多くは、デザインの一部として、イスやテーブルなどの家具の依頼も請け負っているケースが多いです。店舗のデザインに合わせて、オリジナルで家具を作っている内装業者もあります。
内装工事以外で費用がかかるものは、厨房機器や備品ですが、これらは業種や好みによって使うものが変わります。機能によって価格も異なるため、直接メーカーから買い付けたり、中古を探してコストダウンするのも良いでしょう。
ほとんどの内装業者がメーカーや中古品を紹介してくれますので、必要に応じて相談してみましょう。以下で、当サイトによくいただく質問を見ていきましょう。
内装工事できない業種はある?
特に内装工事ができない業種はありませんので、どんな業種でもOKです。ただし、キャバクラなどの風営法の申請が必要な業種では、通常より工期が長くなる場合があります。
内装業者によっては、飲食系のみ、サロン系のみ、クリニック系のみなど、ジャンルを絞っている場合もあります。また、キャバクラなどの夜の業態に限っては、受け付けていない内装業者も多いです。
どれくらいの規模まで工事できる?
特に内装工事の規模に制限はありませんので、どんな大きさの物件でも工事は可能です。小さな工事を得意とする内装業者もいれば、大きな工事を得意とする内装業者もいますので、適した業者を選びましょう。
たとえば、3フロアで合計200坪の居酒屋から、2坪のたこ焼き屋まで、どんな内装工事でも対応可能です。
店舗のリフォーム工事もできる?
一部分だけのリフォーム工事でも、もちろん対応可能です。居抜き物件の改装から、新装のスケルトンまで、どんな内装工事でも対応可能です。
フロアや壁に凹凸があるような物件でも、補修すれば良いので全く問題ありません。下地を直す、剥がして上に組み直すなど、古い建物ではそのような工事をするケースが多いです。
内装工事だけでも発注できる?
既にデザイン案はあるので、工事だけ安くやってほしいという依頼もお受けできます。当サイトには、工事のみでもお受けできる工事会社や工務店も加盟しています。
ただし、デザイン・設計と内装工事の業者を分けると、仕上がりのイメージが違うなどのトラブルも多いため、デザイン・設計と内装工事は同じ業者に任せる方が良いだと思います。
インテリアもアドバイスしてくれる?
インテリアのアドバイスは、内装業者が最も得意とするところです。店舗のデザインに合わせて、家具や備品のアドバイスもしてくれます。
ディスプレイ費として見積もりに計上して、セレクトやセッティングを任せることもできますし、手持ちのソファなどをイメージに合わせて張り替えることも可能です。自分で揃えるのであれば、売っている店を教えてもらえます。
集客のアドバイスはしてもらえる?
長らく内装工事を手がけ、何十店、何百店という店舗を作ってきた内装業者には、様々なノウハウが蓄積されています。
たとえば、内装にはあまり手をかけずに、外装を重視するのも1つの方法です。普通の入り口を作っても気付かれないので、内装にかけるお金を少し減らして、外装・入り口(ファサード)の見栄えを良くすることもできます。
またデザインによって、自分のお店が何をウリにしているかを目立たせることもできます。お店の名前を選んで来店するお客さんは少ないため、遠くから見て、あそこは何屋だと分かることが重要です。
入りやすいお店にするためには、いろいろな方策があります。内装業者は打ち合わせの際に、オーナーやスタッフの人柄、お店作りの方向性や雰囲気を感じながら空間をデザインしていきます。
店舗というのは、ただ作るだけではありません。信頼できる内装業者と一緒に、あなたの理想のお店を作っていきましょう。
内装工事のA工事・B工事・C工事の違い
ショッピングセンターや共同店舗に出店する際の工事は、A工事・B工事・C工事といった分け方をします。A・B・Cの各種工事は、それぞれの工事区分に応じた分け方になっています。
A・B・Cという名前だけ聞いてもイメージが浮かばないと思いますが、それぞれの工事にはどういった違いがあるのでしょうか?
A工事=物件オーナーが行う工事
A工事は建物所有者が費用を負担する工事のことで、指定した工事業者が施工する工事がA工事と呼ばれます。
ビルのエレベーターや廊下、トイレなどの共有部分の工事がA工事にあたります。他にも、用途に対応した標準的な設備工事もA工事に含まれます。
壁や柱、床もA工事に含まれるため、店舗側の意思でこれらを工事することはできないという点も覚えておきましょう。
B工事=物件オーナーが行う工事(テナント側の要望)
B工事はテナントとして入った店舗が、オーナーに対して工事の要望を伝え、オーナーが指定した工事業者で施工する工事です。
A工事とかなり似ていますが、A工事は全てオーナーが行う工事というのに対し、B工事はテナント側の要望をオーナーが承認するという形になっています。
工事費用はどちらもテナント側の負担ですが、オーナーが承認するかどうかという点が、A工事とB工事の違いとなります。
A工事もB工事も本質は全く同じですが、それがオーナー側の要望ならA工事となり、テナント側の要望ならB工事となるわけです。
C工事=テナント側が行う工事
C工事はオーナーの承認こそ必要ですが、依頼する工事業者もテナント側が決めることのできる工事です。店舗の内装工事や照明器具の設置、電話やインターネットもC工事に分類されます。
B工事ではオーナー側の業者が工事を行いますが、C工事ではテナント側で業者を決めて工事を行います。テナント側が全て決められるため、非常に自由度が高く、理想に近づける工事ができます。
分かりやすく表にまとめると、以下のようになります。
工事区分 | 工事者 |
---|---|
A工事 | 物件オーナーの意思により、物件オーナーが行う工事 |
B工事 | テナント側の要望に対して、物件オーナーが行う工事 |
C工事 | 物件オーナーの承認を得て、テナント側が行う工事 |
ただし若干の注意も必要で、工事区分には明確な線引きがあるわけではなく、建物ごとに微妙な差がある場合もあります。念のため工事前に物件オーナーと相談し、工事区分をしっかり確認しておきましょう。
本質は似ているようでも、A工事・B工事・C工事には、かなり違いがあることがお分かりいただけたと思います。専門的な知識も必要になるため、店舗専門の内装業者に相談する方が賢明でしょう。
まとめ
ここまで、店舗の内装業者が行なう仕事の範囲や、当サイトによくいただく質問について解説してきました。
こちらの記ことで、何が店舗の内装工事に含まれるかを知り、A工事・B工事・C工事の違いも知ることができたと思います。こちらの情報を参考にして、理想のお店が完成することを願っています。
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