店舗の内装工事における業種別の坪単価は?安くするコツも解説!

店舗の内装工事における業種別の坪単価は?安くするコツも解説!

店舗を開業する時に気になるのは、「店舗の内装工事の坪単価はいくらか?業種によって坪単価は違うのか?」ということではないでしょうか?

この記事を最後までお読みいただくことで、坪単価を決定する要素や業種別の坪単価、坪単価を安くするコツについて知ることができます。

当サイトは、2010年から数多くの店舗を工事しており、類似サイト以上に多くの知識と実績がありますので、ぜひ参考にしてください。

結論から言えば、坪単価は業者や物件の広さ、内装のグレードによって異なります。業種別の坪単価や安くするコツを知って、適切な予算で店舗の内装工事を行いましょう。

店舗の内装工事の坪単価を決定する要素

店舗の内装工事費用を考えると出てくる単語が坪単価です。坪単価というのは、「内装工事費用の総額」を「内装工事を行う坪数」で割った単価のことです。

内装工事費用の総額÷内装工事を行う坪数=坪単価

店舗の内装工事をするには、多くの費用がかかります。費用については坪単価で考えるのが一般的ですが、この坪単価の相場や判断基準はなかなか難しいものです。

特に初めて店舗を持つ方にとっては、分からないことだらけではないでしょうか?

この坪単価は工事の内容によって決まるのですが、具体的にはどんな要素が坪単価の決定を左右するのでしょうか?

坪単価は業者によって異なる

内装工事にどれくらいかかるかを坪単価から考えることは、1つの参考基準にはなりますが、1つの業者に見積もってもらった坪単価だけで判断してはいけません。

その理由は、坪単価は業者によって異なるからです。1坪あたりの内装工事の坪単価はいくらと、業界の慣習として具体的に決められているわけではないのです。

同じ内装工事をするにしても、選んだ業者しだいで得することもあれば損してしまうこともあります。これを防ぐために複数の業者に見積もりを依頼して、自分に1番合った業者を選ぶようにしましょう。

他には、店舗をオープンする地域によっても坪単価は異なります。例えば大都会の真ん中に30坪の店舗を開く場合と、地方に30坪の店舗を開く場合では、人工代などの人件費などの違いにより後者の方が坪単価が安くなります。

物件が広いほど坪単価は安い

5坪の小さな店舗から、10坪~30坪の一般的な店舗、それ以上の大型店舗と広さは様々ですが、店舗の大きさが変わると内装工事の坪単価も変わってきます。

坪単価が安くても、全体の内装工事費用が安くなるとも限りません。工事面積が広くて坪単価が安い店舗よりも、狭くて坪単価が高い店舗の方が、全体の内装工事費用が安いこともありえるということです。

  • 坪単価100万円×5坪=500万円(狭くて坪単価が高い)
  • 坪単価20万円×50坪=1000万円(広くて坪単価が安い)

工事面積が小さいほど坪単価が高くなる理由は、店舗の面積が小さくなったとしても、必要な設備機器や工事にかかる運搬費、人件費などは変わらないためです。

もちろん、これは面積の違いだけで工事の内容は同じという場合の話であり、工事面積を狭くして内容も抑えるようであれば、工事が減るので坪単価も安くなります。

なんとなく、店舗が広い方が坪単価も高くなるとイメージしている方もいるかもしれませんが、実際は逆なので気を付けましょう。小さな店舗ほど坪単価が高くなります。

この点を把握しておくと、店舗の大きさによる坪単価の違いに惑わされることがなくなります。

新装か改装かによって異なる

これは非常に分かりやすい目安になるでしょう。新装の場合、すべての内装工事を一から行うため坪単価も高くなります。

逆に改装の場合、元の設備をそのまま利用すれば、内装工事にかかる費用を減らすことができ、結果的に坪単価を安く抑えられます。

居抜き物件を改装する場合が良い例でしょう。居抜き物件でも、どの程度の設備を再利用できるかは物件や考え方で変わってきますが、いずれにしても新装と比較して坪単価が安くなります。

坪単価の相場も新装と改装では異なるので、それぞれの相場をあらかじめ知っておくことが大切です。新装の場合の坪単価の相場は30万円から50万円なので、改装であれば、この坪単価よりも安くならないとメリットがありません。

グレードが坪単価に影響する

内装業者や店舗を開く地域、工事面積によって坪単価が決まるといっても、それはあくまでも基本的なことです。

最終的には、どのようなグレードの内装にするかによって坪単価も変わります。グレードとは、内装に用いる材質やデザイン、設備の品質などのことです。

とにかく坪単価を安く抑えるとしたら、グレードをとことん下げれば良いのですが、グレードを下げすぎると店舗のクオリティが下がり、店舗の印象に悪影響を与えることになりかねません。

逆にグレードを上げすぎると内装工事費用が高くなるだけでなく、店舗を維持するためにも多くのお金がかかります。

最終的な坪単価は、自分がどんなお店を作りたいかによって決まります。とにかく坪単価を落としたい、費用を安くしたいという気持ちは分かりますが、開業後に店舗の印象が悪くならない内装を心がけましょう。

店舗の内装工事における業種別の坪単価

どんな店舗を開業するかによって、内装工事費用の相場は異なります。相場を確認する方法としては、開業資金の割合や坪単価から考える方法があります。

今回は業種ごとの坪単価の相場を比べて、各店舗によってかかる内装工事費用の相場を考えてみましょう。

坪単価20万円以下の店舗

内装工事費用が低く収まりやすい店舗は、衣類や雑貨などを扱う販売店、薬局やクリーニング店、マッサージ店、学習塾などです。

特に安く抑えられるのは販売店です。理由は、飲食店のように高額な厨房機器や空調、排気設備が不要で、ガスや水道も基本的には工事が必要ないためです。

用意すべきものは商品を展示する棚やインテリア程度で、難しい工事は必要としません。やろうと思えば自分で全てDIYすることも可能で、内装業者にたのまなくても作れてしまいます。

ただし、お店の雰囲気やデザインにこだわったり、アンティーク家具などにこだわったりすれば、一気に内装工事費用が跳ね上がることもあります。

坪単価30~50万円の店舗

少し高いとはいっても、一般的な店舗の内装工事費用の相場はこれくらいと考えておくと、余裕をもって店舗作りができるでしょう。

このクラスの具体的な店舗はというと、美容室やネイルサロンのような美容系の店舗、レストランやファストフードといった飲食系の店舗です。

店舗を運営するために、専用機器が必要となるお店が目立ちます。運営に欠かせない機器を削減することはできませんが、中古やリースなどを利用して、その他の内装工事費用に充てることもできます。

お店のサイズが大きくなると、それに応じて機材もたくさん必要となるため、機器類にかかる費用は平均を上回りやすくなります。

坪単価50万円以上の店舗

坪単価が高くなる店舗は、歯科医院や整形外科、美容クリニックなどの高額な医療機器を扱う業種、客単価が高い高級な飲食店です。医療関係は高額な医療機器が必要となる場合があり、高級な飲食店は内装の素材や設備も高額になります。

医療機器もリース契約は可能ですが、初期投資を大幅に抑えることはできるものの、開業後にかかるリース費用は高くついて負担となってしまいます。

比較的スペースを抑えやすく、高額な機器も必要ない内科や皮膚科は費用を抑えやすいですが、脳外科のようにMRIやCTなどの高額な医療機器が必要になると、大幅に坪単価が跳ね上がります。

上記の坪単価の相場は、あくまでも平均としての考え方です。実際は選ぶ場所や物件などの条件によって異なってきますので、用意すべき内装工事費用の目安として参考にしてください。

スケルトンと居抜き物件の費用比較

あくまでも目安となりますが、以下が内装工事費用の相場だと覚えておいてください。以下の坪単価で資金計画を立てていけば、ある程度の希望を取り入れて、十分に満足するお店を作ってもらうことが可能です。

店舗の業種新装の坪単価改装の坪単価
飲食店30~50万円15~30万円
美容室・サロン30~40万円15~30万円
病院・クリニック20~50万円10~30万円
オフィス・事務所10~20万円5~10万円

※厨房機器・美容機器・医療機器・OA機器は別途

ただし、店舗の内装工事費用を坪単価で計算できるのは、基本的に15~20坪程度のお店の場合です。

例えば、5坪の店と15坪の店を比較しても、最低限必要な設備工事はほとんど変わらないため、15坪の店より5坪の店の方が坪単価としては高くなります。

逆に、50坪のように大きな店でも、必要な設備工事はあまり変わらないため、15坪の店より50坪の店の方が坪単価としては下がります。つまり・・・

坪数坪単価の目安
5坪の店舗平均的な坪単価より高くなる
15坪の店舗平均的な坪単価
50坪の店舗平均的な坪単価より安くなる

必ずこの金額でなければお店を作れないわけではなく、1坪あたりの目安として考えれば大丈夫です。この金額以下でも良いお店を作ることは可能ですが、平均的な相場がこれくらいだと頭に入れておきましょう。

見積書から計算して、坪単価が上記の金額以上になる場合は、相場より内装工事費用が高いケースも考えられますので、判断の目安として内装業者と交渉してみましょう。

上記の坪単価を超えるケースとしては、凝ったデザインを希望したり、グレードの高い素材を使用したり、物件の状態があまり良くない場合などは、上記の坪単価を大きく超える場合もあります。

内装工事の予算を決めるコツについては、以下のページで詳しく解説していますので参考にしてください。

店舗の内装工事の坪単価を安くするコツ

店舗をオープンする時の開業資金の半分を占めるといわれるのが、店舗の内装工事費用です。

内装工事費用を安くできれば、必要な開業資金を大幅に減らせるわけですが、どうすれば安くできるのでしょうか?坪単価を安くするという観点から見ていきましょう。

使えるものは利用する

店舗に必要な設備をすべて一から手配して入手すると、それだけでかなりの費用になります。そこで、少しでも坪単価を安くするために、使えるものは可能な限りそのまま使うように意識しましょう。

例えば、すでに別で店舗を経営していて新しい店舗に移る場合、従来の店舗で使っていた設備をそのまま使えば、非常に大きく費用を節約できます。

移設の費用だけで済むのですから、当然といえば当然なのですが、これをするかどうかで坪単価を10万円くらい安くできるケースもあります。

初めて店舗を持つ場合でも、何か使えそうなものがあるならそれを使うようにして、新しく用意する場合でも、問題なければ中古を使うなど工夫すれば坪単価を安くすることができます。

居抜き物件を利用する

居抜き物件とは以前に店舗として利用されていて、内装や設備がそのまま残っている物件のことです。

極端な言い方をすれば、設備はすべて今あるものを利用できますので、そうすれば内装工事にかかる費用はほとんどカットできます。

実際にはすべてが使えるわけではなく、自分の理想に合うように改装したり、新しいものを用意したりしないといけません。ある程度の費用は必要ですが、それでも節約できることは間違いありません。

特に飲食店の場合は、費用が高額になる水回りの工事をしなくてもいい可能性があるのは大きなメリットです。坪単価を安くするなら、まず真っ先に居抜き物件の利用を検討すべきでしょう。

内装工事の相場を把握する

例えば、業者に内装工事の見積もりをお願いして、実際に提示された見積書を見た時に、それが本当に安いのか高いのかを判断できなければいけません。

そこで、内装工事費用の相場がどれくらいかを把握しておきましょう。

店舗の場合、一般的な坪単価は30万円から50万円と言われています。つまり、坪単価を30万円以下に抑えられていれば、内装工事費用のコストダウンに成功していると判断できるのです。

もちろん、立地など複数の条件で坪単価は変化するのであくまでも目安ですが、坪単価の相場を知っていれば、ちゃんと節約できているか考えられるようになります。

最も重要なのは坪単価の相場を知り、その上で見積もりを依頼することです。業者によって見積もりは違いますので、必ず複数の業者に見積もりを依頼して、相場と比較しながら判断や交渉の材料にしましょう。

業種別の内装工事費用と坪単価

業種別の内装工事費用と坪単価については、以下のページをご参考ください。

まとめ

ここまで、店舗の内装工事の坪単価を決定する要素と、業種別の坪単価や坪単価を安くするコツについて解説してきました。

こちらの記事で、坪単価の概要と相場を知り、坪単価を安くするポイントも知ることができたと思います。こちらの情報を参考にして、理想のお店が完成することを願っています。

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