店舗完成後のチェックポイントと挨拶回りの重要性
目次
店舗の内装工事が完了した後に気になるのは、「工事の完了後はどのように確認したらいいか?自分で確認すべきポイントは?」ということではないでしょうか?
この記事を最後までお読みいただくことで、店舗完成後のチェックポイントと挨拶回りの重要性を知ることができます。
当サイトは、2010年から数多くの店舗を工事しており、類似サイト以上に多くの知識と実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
結論から言えば、完成予定図との比較、開閉部等の動作確認などの4つのポイントを押さえてチェックを行い、挨拶回りの重要性も知っておくと良いでしょう。
店舗完成後の4つのチェックポイント
店舗の内装工事が終わった後は、一刻も早く開業したい所ですが、その前に工事の状況について、自分で確認すべきチェックポイントがあります。
完成検査のチェックポイント
まず、店舗の内装工事が完了した後は、完成検査のチェックから行ないます。完成検査は施主が一人で見て回るのではなく、工事責任者が同伴することになります。
現場で工事内容の説明を受けるとともに、施主が希望した通りの工事が行われているかどうかや、問題が生じてないかについて細かくチェックします。
この時に確認すべきポイントとしては、完成予定図との比較、開閉部等の動作確認、建材の確認、機器の電源が入るかの確認など、主に4つの点が挙げられます。
完成予定図やパース図と比較して、希望した通りの工事が全て完了しているかを見て回る。
新たに設置したドアや窓、クローゼットなどを含む稼動部分が開閉できるかを確認する。
床材やクロスなどに指定した建材が使われているかを確認し、仕上がり具合を確認する。
新たに設置した設備などを全て稼動させ、電源が入るか、動作するかを確認する。工事中だけでなく、全てが完了した段階で改めて業者と共に確認する。
もし完成検査で何かしらの不具合があった場合には、その場で業者側に確認してもらい、どのように改善するかを聞いて、その方法や日数などを決めておきます。
引き渡し時のチェックポイント
続いて、引き渡し時のチェックは、上記の完成検査に問題が発覚した場所について改善されているか、業者から物件を引き渡される前に行う確認を指します。
まずは前回のチェックで発見された問題箇所を業者と共に見て回り、状況の確認を行います。
たいていは指摘した問題は改善されていると思いますが、後で不具合が出た場合はどうすれば良いかなど、保証関係についても確認しておくことが大切です。
全ての確認を終えた段階で物件の引き渡しを受けることになり、残った工事費用の支払いを済ませることで一連の工事は終了します。
いずれのチェックを行う際も、人数が多い方が細部まで細かく見ることができますので、店舗スタッフやご家族などと一緒に確認に当たると良いでしょう。
店舗完成後のアフターフォロー
店舗の内装工事が終わった後に、内装や設備に不具合が生じた際に、アフターフォローはしてもらえるのでしょうか?
工事完了後のアフターフォロー
基本的には業者側のミスであれば、1年くらいはどの業者でも無償で対応してくれます。内装や設備から、造作家具や什器など、内装業者が関わった工事は全てが対象になります。
外部の高い場所にある電球のように、自分では簡単に交換できないものも対応してくれます。普通の内装業者であれば、そもそもそんなに大きなトラブルは起こりませんので、遠慮なく相談してみてください。
内装業者ではなく、保険会社が提供している飲食店や店舗向けの保険もあります。トイレに下着が詰まったというような笑えないトラブルもありますので、開店後のために保険に入ることも検討してください。
工事の保証制度は必要か?
工事の不具合が発生した場合に、「再工事の費用をカバーする保証制度」を設けているサイトもありますが、そのような保証制度を利用するメリットはあるのでしょうか?
そもそも、工事に不具合が発生しないことが大前提ですから、まずサイト側できちんと選別された業者を紹介してもらうことが大切です。
それに、たとえ保証制度によって再工事の費用がカバーされたとしても、再工事までにかかった時間は戻ってきません。もしお店のオープンが遅れてしまっても、営業補償などの補償をしてもらうことは難しいでしょう。
数百万円以上の契約を交わすわけですから、ちゃんとした内装業者であれば、契約書の文面の中に「保証内容・保証期間」についても記載してあります。
ですから、保証制度があるからといって安心するよりも、まず良い業者を選ぶこと。そして、契約書の文面をよく確認し、契約前に保証内容・保証期間について理解しておくことが重要です。
コンサルティングはあるか?
店舗のオープン後に、コンサルティングなどの相談はできるのでしょうか?
工事の完了後に、店舗のレイアウトなどを変更するのは無理ですが、チラシなどのアドバイスはしてもらえることが多いです。やるべき販促や集客をやってないお店もありますので、気付いたことは教えてもらえます。
料金をいただく形でのコンサルティングはしていなくても、お客様を呼ぶためのアドバイスをしてくれる内装業者も多いので、遠慮なく相談してみましょう。
店舗開業前の挨拶回りの重要性
引越しや新築の住居を構えた場合と同じく、新しくお店を開業した場合も、近隣への挨拶回りは非常に重要です。店舗経営は客商売で、お客様を待つビジネスである以上なおさらです。
開業前に挨拶回りのコツを学んで、ポイントを押さえて挨拶回りを行いましょう。
同業者にも挨拶をしておく
同業者はライバルであり、なぜ同業者にも挨拶するのか?と疑問に感じる方もいらっしゃると思います。しかしこれはマナーであり、挨拶に行かないということは、挑戦状を叩きつけているのと同じことです。
もちろん同業者とは売り上げを競うことになるので、結果的には同じかもしれませんが、相手の心象は大きく違います。不在の場合は、改めて挨拶に伺うことを記した手紙を渡し、工事予定の期間も伝えておきましょう。
同業者が近隣に住む住民である場合も多く、もし飲食店等を開業する際に挨拶をしなかった場合は、近隣のお客様への悪い評判につながる可能性もあります。
挨拶回りの際は手土産も渡す
特別な物を用意しなければいけないわけではなく、タオルや洗剤、受け取りやすいお菓子を持っていきましょう。渡す際にはそのまま渡すのはNGであり、ご挨拶と記されたのしを付けて渡すようにしましょう。
ご挨拶の手土産の一般的な相場は500円から1,500円と言われているため、その金額の範囲で失礼の無い物を選びましょう。
こうした細かいコミュニケーションが、お店の集客につながることも少なくありません。良い口コミにつながる場合もあれば、悪い噂を流されるケースもあるため、失礼の無いようにしっかりと挨拶回りをしておきましょう。
融資を受けた銀行にも挨拶する
銀行融資を受けて開業した場合は、融資を受けた銀行に挨拶することも大切です。
経営する店舗にもよりますが、飲食関係の店舗である場合は、念のため交番にも挨拶しておきましょう。お酒を飲んだお客様が暴れたり、ケンカに発展したりするだけでなく、無銭飲食というケースも考えられます。
挨拶したからといって特別待遇してもらえるわけではありませんが、警察官がお客様として来店される場合もあります。宣伝活動の一環くらいの気持ちで、こうした場所への挨拶回りも行った方が良いでしょう。
挨拶回りはマナーであり、相手によって行う行わないを決めるのはマナー違反です。どこから何が返ってくるか分からないので、お世話になった方、これからお世話になる方にはしっかりと挨拶回りをしておきましょう。
まとめ
ここまで、店舗完成後の4つのチェックポイントや、店舗完成後のアフターフォローについて解説してきました。
こちらの記事で、店舗完成後にチェックすべきポイントを知り、挨拶回りの重要性についても知ることができたと思います。こちらの情報を参考にして、理想のお店が完成することを願っています。
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