飲食店のダクト工事費用と相場価格は?風量計算の必要性も解説!
目次
飲食店を開業する時に気になるのは、「飲食店のダクト工事の費用はいくらかかるか?ダクト工事の相場価格は?」ということではないでしょうか?
この記事を最後までお読みいただくことで、飲食店のダクト工事費用と相場価格、風量計算の必要性を知ることができます。
当サイトは、2010年から数多くの飲食店を工事しており、類似サイト以上に多くの知識と実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
結論から言えば、飲食店におけるダクト工事は、設置する給排気設備によって大きく費用が異なります。以下のポイントを押さえて、ダクト工事の費用が安くなる物件を選びましょう。
飲食店のダクト工事費用と相場
飲食店におけるダクト工事は、設置する給排気設備によって大きく費用が異なり、価格の幅が広くなっています。
ダクトは飲食店にとって重要な設備の1つでもあるため、ダクト工事にかかる費用やダクトの種類などについて、しっかりと把握しておきましょう。
ダクト工事の費用は幅が広い
ダクト工事は排気工事とも言い、フードダクト工事や換気扇、屋上排気工事などで価格がかなり違います。排気工事の一般的な費用は3万円から始まり、なんと上は300万円という幅の広さです。
最も費用のかかる工事は屋上排気工事で、なんと100~300万円もかかります。ダクトを屋上まで上げれば、当然その分の材料費も増えますし、工事のために足場を架ける必要があり、足場だけで100万円くらいはかかります。
インバータースイッチであれば3~5万円となっているため、一口にダクト工事といっても種類もかかる費用も様々なのです。
飲食店を開業する際に、ダクト工事は必要不可欠な工事ですから、しっかりと相場価格を知った上で工事業者に依頼しましょう。
ダクト工事の費用が高くなる物件
飲食店のダクト工事の費用は、ダクトの排気口をどこまで上げる必要があるかによって大きく変動します。
特殊な立地やテナントを借りた際に、建物の屋上までダクトを上げる必要があれば、その分工事費用は高くなります。一般的な相場の目安は、建物が1階層上がるたびに費用が20万円上がります。
スケルトン物件で開業する場合は、ダクトを屋上まで上げる必要がない物件を選ぶと良いでしょう。排気をそのまま壁から出しても良くて、かつ特殊な消臭装置を付ける必要がない物件を選ぶと、ダクト工事の費用を抑えることができます。
それ以上にダクト工事の費用を抑えるには、やはり居抜き物件を利用することです。
前のテナントのダクトをそのまま利用できれば、ダクトを清掃するだけで使用できますので、工事費用をかなり抑えられます。しかし居抜き物件は中古なので、事前に使えるかチェックする必要があります。
複数の業者から見積もりを取る
複数の業者に見積もりを依頼する理由は、何の飲食店にどういう目的でダクトを設置するかによって、工事費用に価格に差が生じるからです。
飲食店のダクト工事を得意としている業者もいれば、あまり経験が無い業者もいます。飲食店を得意とする業者なら要望を細かく聞いてくれますが、飲食店が不得意な業者は、工事費用が高くなる可能性もあります。
見積もりだけであれば、無料で行ってくれる業者もたくさんあります。近年ではインターネットの普及に伴い、インターネットで見積もりを申し込めますので、労力を惜しまずに利用してみましょう。
ダクト工事の費用の差はかなり大きく、相場を知らなければ想定外の金額に驚くことになります。一般的な相場をしっかり把握して、見積もりを出してもらう際の判断材料としましょう。
飲食店に風量計算が必要な理由
飲食店には厨房が欠かせませんが、厨房はしっかり換気して、空気を入れ替えることが大切です。特に飲食店では、風量計算をしっかり行わないと、厨房内だけでなく、客席にも不具合が出てしまいます。
効率よく換気するには、どのくらい熱量が出て、どのような使い方をするかを元にして、風量計算を行う必要があります。では、どのように風量計算をすれば良いのか?そもそも、なぜ風量計算が必要なのでしょうか?
飲食店に必要な風量計算とは?
風量計算とは、その店舗に合ったダクトや換気扇を選ぶために、厨房から出る熱量を計算し、必要な換気量を計算することです。
自宅で料理をする場合は少しの熱量しか出ませんが、飲食店の厨房で調理をする場合には、それなりの熱量が発生します。熱量の大きさに合わせたダクトや換気扇を選ぶためには、必ず風量計算が必要なのです。
建築基準法における計算方法は、理論廃ガス量によって必要換気量を求める方法が採用されていて、「V=NKQ」という計算式で必要換気量を求めます。計算式に当てはまる数値は以下のとおりです。
- V:必要換気量
- N:レンジフードの形状や寸法による定数(20,30,40)
- K:理論廃ガス量(0.93)
- Q:発熱量または燃料消費量
Nの定数がフードの種類によって変化しますが、このように必要換気量を計算します。法律で求められている基準をクリアして、厨房に必要な換気量を確保できれば、快適な店内を作ることができます。
風量計算をしないデメリット
風量計算をしなくても、大丈夫だろうと思う方もいるでしょう。難しい計算をしなくても、ある程度のダクトや換気扇を付けておけば、厨房が暑くなったり、煙で一杯になることはないと思うかもしれません。
しかし、風量計算をせずに厨房の内装工事をしたり、厨房機器を購入したりしてしまうと、以下のようなデメリットが生じる可能性があります。
- 換気量が不足して、空気が悪くなる。
- 冷暖房効率が落ちて、光熱費が高くなる。
- ファンの耐久性が落ちて、壊れやすくなる。
空気の流れは目には見えないものですが、見えないものだからこそ、しっかりとした計算が必要になります。店内が十分に換気されないと、店内の空気が悪くなるので、息苦しくなってしまうこともあります。
換気量が必要以上でも、必要以下でも、どちらの場合も冷暖房が過剰に働くため、光熱費が高くなってしまいます。これらはすぐに表れる弊害ではありませんが、顧客満足度にも影響するため、長い目で見れば賢い選択とは言えません。
風量計算はどうしたら良いか?
では、これらの注意点を踏まえて、風量計算はどのようにすれば良いでしょうか?その答えは簡単で、開業の際に予算をケチらず、設備工事に対してしっかりお金をかけることです。
たとえば、風量計算した結果、必要なダクトや換気扇が自分が思っているものよりも高額だったとします。果たして、この場合でもしっかりとお金をかけられるでしょうか?
ダクトや換気扇は、飲食店の設備の中ではあまり目立たないものですが、従業員だけでなく、お客様が食事をする客席にも影響します。風量計算を行えば、上記のようなデメリットを避け、快適な空間を提供できます。
飲食店の施工実績がたくさんある内装業者であれば、その業種に合った内装デザインを提案してくれるだけでなく、その業種に合ったダクトや換気設備も提案してくれます。
飲食店をオープンする方は経営者であって、工事の専門家ではありません。しっかり風量計算された快適なお店を作るには、飲食店の施工経験が多い、プロの内装業者に相談することが一番の近道です。
設備を長持ちさせるためにも、お客様が満足できる環境を作るためにも、風量計算は大切です。換気、空気という目に見えない部分ですが、予算をケチらずに工事を行って、お客様とスタッフにとって快適なお店を作りましょう。
まとめ
ここまで、飲食店を開業する際のダクト工事費用と相場価格、飲食店の風量計算の必要性について解説してきました。
こちらの記事で、飲食店のダクト工事費用の目安を知り、風量計算のポイントも知ることができたと思います。こちらの情報を参考にして、理想のお店が完成することを願っています。
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