ファサードとは?【店舗集客の要】デザインの基本と施工例3選
建物の第一印象に関わる店舗ファサードは、店舗を運営する上でこだわりたいポイントですよね。しかし、デザインのコツを知らなければ、店舗ファサードをどのようにつくっていいかわかりません。
店舗の正面を意味する店舗ファサードは、お店の顔ともいえる重要な場所で、多くの人の目に触れる機会があります。店舗ファサードのデザインに意識を向けることは、店舗の運営にも大きく関係します。
この記事では店舗ファサードが重要な理由や、店舗ファサードのデザインのコツを解説します。
当サイトは、2010年から数多くの店舗を工事しており、類似サイト以上に多くの知識と実績がありますので、ぜひ参考にしてください。

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目次
店舗ファサードとは?基本的な意味と重要性
店舗ファザードのデザインを考えるために、最初に基本的な意味や重要性を理解しておきましょう。
- ファサードの意味と由来
- 店舗ファサードと外観の違い
上記の2点から、店舗ファサードを解説します。
ファサードの意味と由来
ファサードとは、建物を正面から見た外観です。由来は、フランス語で「顔」の意味を表す「façade」という単語です。
ファサードは、多くの人々の目に入る部分で、お客様が無意識にお店に入るかどうかを判断する材料にしています。
ファサードから何の情報も得られない場合、ほとんどのお客様は、店舗に入りません。したがって、集客につながるファサードのデザインは重要です。
店舗ファサードと外観の違い
「店舗ファサード」は、建物を正面から見た外観です。「外観」は正面に限らず、建物を外側から見た姿です。
ただし、「店舗ファサード」のことを「外観」と言っても、業者には伝わります。
「店舗ファサード」と「外観」の言葉には、大きな違いはないため、意識して使いわける必要はありません。
店舗ファサードをつくる主な3つのポイント
店舗ファサードは、主に以下の3点を意識してつくる必要があります。
- 外壁・素材
- 看板
- 照明
それぞれのポイントを、説明します。
外壁・素材
建物の印象は、外壁に使われる素材によって、大きく左右されます。お店のコンセプトに合った外壁の素材を選ぶことで、店内のイメージが外からわかりやすくなります。
たとえば、外壁にガラスを取り入れると、解放感のある店内の演出が可能です。また、店内の様子が外から見られるため、来店するお客様に安心感を与えられます。
素材ごとのメリットやデメリットを知り、どの素材を使うか決めてください。
看板
看板は、店名やサービスを伝える効果があります。離れた場所からでも、お店の情報をお客様に伝えることが可能です。
看板には、店名や商品情報を入れ、何のお店なのかお客様に的確に伝えられるデザインにしましょう。
また、コンセプトに合ったカラーを取り入れたり、ロゴを使用したりして、視認性を上げる工夫も必要です。
照明
照明を明るくすると、外から見たお客様にお店が営業していることが伝わります。店内や店外の照明を多めに取り付けておいて、暗くならないように注意しましょう。
また、人間には、暗いところから明るいところへ移動したくなる習性があります。お店の入口より奥の空間を明るく調整しておくと、お客様が店内を隅々までチェックしやすくなります。
店舗ファサードが重要な3つの理由
店舗ファサードが重要な理由は次の3つです。
- 入りやすい雰囲気を醸し出して集客につなげる
- 自店舗のコンセプトを打ち出して競合との差別化を図る
- SNSでの拡散につながる可能性がある
いずれも集客に関係します。それぞれの理由を詳しく説明します。
入りやすい雰囲気を醸し出して集客につなげる
店舗の外観を入りやすい雰囲気にすることで、集客につなげることが可能です。たとえば、中の様子が外から見やすいデザインにすると、お客様は入店しやすくなります。
その他にも、入りやすい雰囲気をつくるために、「店舗の清潔感を保つ」「入口を広めにつくる」などの工夫ができます。
自店舗のコンセプトを打ち出して競合との差別化を図る
店舗ファサードは、お客様に自店舗のコンセプトと一致するようなデザインにする必要があります。自店舗のコンセプトとファサードにズレが生じていると、入店したお客様は困惑してしまいます。
また、店舗ファサードで自店舗のコンセプトを打ち出すことで、競合との差別化が可能です。地域の競合のなかで埋もれないためにも、店舗ファサードで競合との違いを明確にしましょう。
SNSでの拡散につながる可能性がある
自店舗のコンセプトを反映した店舗ファサードが、SNSで拡散されれば多くの集客が期待できます。そのためにも、SNSで拡散されやすい、独自性の高い店舗ファサードをつくるのがおすすめです。
また、お客様は流動客と目的客の2つに分けられ、基本的に店舗ファサードは流動客に向けてつくります。
- 流動客:店舗周辺を歩いて入りたい店舗を選ぶお客様
- 目的客:SNSやインターネットなどであらかじめ行きたい店舗を選んで来店するお客様
店舗ファサードがSNSで高く評価されれば、流動客だけでなく目的客の集客も期待できます。流動客に比べて購買につながりやすいため、目的客の集客は重要です。
店舗ファサードをデザインするときのコツ
店舗ファサードを集客につなげるには、次のようなデザインのコツを把握しておきましょう。
- 外から店内の様子がわかるようにする
- 自店舗のコンセプトや世界観をデザインに落とし込む
- 過度なデザインは避ける
- 景観法を理解しておく
それぞれのコツを、詳しく説明します。
外から店内の様子がわかるようにする
店舗ファサードをデザインする際は、外から店内の様子をわかるようにしましょう。外から店内の様子がわからないと、お客様は入店するのを躊躇してしまいます。
一方、店内の様子が外からでもわかれば、お客様は「他にもお客さんがいる!」と安心して入店できるでしょう。
自店舗のコンセプトや世界観をデザインに落とし込む
店舗ファサードのデザインには、自店舗のコンセプトや世界観を落とし込む必要があります。
どのような店であるかが、外観から判断できれば、お客様も入りやすくなるでしょう。店舗ファサードを、店内のイメージと統一させると、来店したお客様に安心感を与えます。
過度なデザインは避ける
店舗ファサードで人目をひこうと、過度に派手なデザインを施してしまうとお客様から敬遠されかねません。同じく過度に重く暗いデザインを施すことも、敬遠されやすくなります。
そのため、色や素材の調和がとれた、お客様が安心できるデザインを心がけましょう。
景観法を理解しておく
店舗ファサードをデザインするうえでは、景観法を理解しておく必要があります。景観法とは2005年に全面施行された、良好な景観を構築することを目的とした法律です。[注1]
たとえば、景観行政団体である、京都市では建物の高さやデザインなどに景観条例で制限を設けています。景観行政団体は、都道府県や政令市からなり、良好な景観を保つ活動を行う行政団体です。
京都市以外でも、景観行政団体は、2024年3月31日時点で日本に816団体存在します。[注2]
店舗ファサードは、行政の景観ルールにしたがってデザインしましょう。
[注1] 国土交通省「景観緑三法」
[注2] 国土交通省「景観法の施行状況(令和5年3月31日時点)」
店舗ファサードのデザイン事例
次のような店舗ファサードは、多くのお店で取り入れられていて、集客効果の高いデザインです。
- ガラス張りで開けた雰囲気を演出
- 何の店舗かがわかりやすいデザイン
- 入り口の大きさにこだわったデザイン
それぞれのデザインについて詳しく説明します。集客効果の高いデザインを知って、自店舗のデザインの参考にしてください。
ガラス張りで開けた雰囲気を演出
路面店の場合、ガラス張りにすることで日光を取り込みやすく、開けた雰囲気の演出が可能です。ガラス張りであれば、店舗の外に「どのような店舗なのか」「他にお客様がいるのか」などの店内の様子をアピールできます。
ガラス張りのデザインは、カフェやコンビニなどでよく見られます。
また、ガラスを使うと、店内の温度管理が難しい傾向にあります。ガラス張りの店舗にする場合は、遮熱効果に優れたガラスを設置しましょう。
何の店舗かがわかりやすいデザイン
外から見て、何の店舗なのかが分かりやすいものを置くと、その店舗を探している人が入りやすくなり、集客効果が高まります。
たとえば「ハンバーガーショップであれば、ファサードにハンバーガーのオブジェを設置する」「カフェであれば黒板にメニューを書いて設置する」といったデザインが挙げられます。
自店舗の象徴は何かを考えて、デザインをつくってみましょう。面白いデザインをつくれば、SNSでの拡散も狙えます。
入り口の大きさにこだわったデザイン
入り口の大きさは、お客様の来店を促すのに重要です。
入り口が広い店舗であれば、お客様は入店しやすくなります。一方、入り口を狭くすると隠れ家のような雰囲気を醸し出せます。
バーやカフェであれば、自店舗のコンセプトに応じて入り口を狭くすることで、隠れ家のような魅力のアピールが可能です。
【まとめ】ファサードデザインのコツを把握して店舗の集客につなげよう
店舗ファサードは、最初にお客様の目に入る部分なので、大変重要です。店舗ファサードにこだわって、お客様が入りたくなるような雰囲気をつくり、集客につなげましょう。
店舗ファサードは、「外から店内の様子がわかるようにする」「景観法を理解しておく」などのコツを押さえてデザインしてください。
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