雨漏り修理の費用相場は?業者の選び方も解説
目次
建物の経年劣化をはじめとした原因などにより、店舗に雨漏りが発生してしまうことがあります。店舗に雨漏りが発生してしまうと、漏電による火災の発生や衛生面の悪化などにつながりかねません。
店舗の状態を良好に保つためには、雨漏りが発生したら迅速な修理が必要です。この記事では、雨漏り修理の費用相場や業者の選び方などを解説します。
雨漏り修理は自分でできる?
店舗における雨漏り修理を、自分で対応するのは難しいでしょう。雨漏り修理は専門的な知識が必要な上に、高所作業のリスクを伴います。
そのため、自分で雨漏り修理するのであれば、防水テープでの補修やバケツに水を溜めて漏電や床の腐食を防ぐといった応急処置に限られるでしょう。自分での雨漏り修理が難しい理由として、主に以下が挙げられます。
- 専用の用具が必要
- 高所作業の危険性
- 屋根の破損リスク
専用の用具が必要
雨漏り修理には、専用の工具が必要です。たとえば、雨漏り修理にはコーキング材と呼ばれる水分が入り込まないようにする素材を用います。コーキング材はホームセンターで入手可能です。
しかし、雨漏り修理をするには、専門的なスキルに基づき、適切に雨漏り箇所にコーキング材を塗りこむ必要があります。
高所作業の危険性
雨漏り修理は、高所作業を伴うケースがあります。高所での作業にあたっては危険性がつきものです。そのため、不慣れな人が高所で作業をするとなるとケガのリスクは高まるでしょう。
高所作業によって事故が発生してしまった場合、労働災害として扱われる可能性があります。労働災害と認められると、店舗側は事故にあった従業員に対して労働基準法における補償責任を負います。
また、事故にあった従業員から損害賠償請求を請求されるリスクもあるでしょう。(※)
※厚生労働省:労働災害が発生したとき
屋根の破損リスク
店舗の屋根が瓦だった場合、登った際に割ってしまう可能性があります。瓦が割れてしまうと雨漏りの被害が拡大しかねません。
破損リスクは瓦屋根だけではありません。屋根材を固定するために釘打ちをしてしまうと、釘穴によって屋根が破損し、雨漏りが悪化する可能性があります。
【原因別】雨漏り修理の費用相場
雨漏り修理の費用相場は、次のとおりどの箇所から水が漏れているかで異なります。
雨漏りの原因箇所 | 費用相場 |
---|---|
屋根 | 1~200万円 |
天井 | 10~15万円 |
ベランダ | 3~25万円 |
外壁 | 5~50万円 |
窓のサッシ・天窓 | 3~25万円 |
雨漏りの原因となっている箇所ごとでも、修理の費用相場には幅があります。相場に幅が生まれるのは、修理内容によって具体的な費用は異なるためです。
屋根
屋根から雨漏りが発生しているのであれば、コーキング補修や漆喰の補修などが行われます。修理内容ごとの費用相場は次のとおりです。
修理内容 | 費用相場 |
---|---|
コーキング補修 | 5~20万円 |
漆喰補修 | 18~45万円 |
瓦の交換 | 1~5万円 |
全体の交換(カバー工法・葺き替え) | 60~200万円 |
屋根全体を交換する修理となると200万円もの費用がかかる可能性があります。屋根からの雨漏りを修理する場合、高所での作業となるため、足場代も別途必要です。
天井
天井から雨漏りが発生している場合、被害がわずかであればクロスの交換で修理が完了します。しかし、被害が深刻であれば石膏ボードの交換も必要です。
天井からの雨漏りの修理費用相場は次のとおりです。
修理内容 | 費用相場 |
---|---|
壁紙クロスの交換 | 5~8万円 |
石膏ボードの交換 | 5~8万円 |
天井下地材の交換 | 5~15万円 |
天井からの雨漏りの場合、屋根や外壁の修理が必要になるケースもあります。屋根、外壁の修理が必要になると、さらに費用を負担しなければなりません。
ベランダ
ベランダからの雨漏りの原因として考えられるのが、防水シートの劣化や排水口の詰まり、シーリングの施工不良などです。ベランダからの雨漏り修理でかかる費用相場は次のとおりです。
修理内容 | 費用相場 |
---|---|
シーリング工事 | 5~10万円 |
排水ドレン交換 | 5~8万円 |
防水工事 | 20~30万円 |
排水口の詰まりによる雨漏りは、清掃によって解消できるケースがあります。排水口が詰まったことで雨漏りをしているのであれば、修理前に排水口を清掃してみましょう。
外壁
外壁がひび割れしている、シーリングが劣化しているといった理由で雨漏れが発生することもあります。外壁からの雨漏りを修理する費用相場は、次のとおりです。
修理内容 | 費用相場 |
---|---|
コーキング・ひび割れ補修 | 5~10万円 |
外壁塗装 | 60~160万円 |
外壁の張り替え | 120~300万円 |
外壁から雨漏りしている場合、足場が必要になるケースがあります。足場を組むとなれば、修理内容に応じた費用に加えて足場代が必要です。
窓のサッシ、天窓
窓のサッシや天窓から雨漏りがしているのであれば、コーキングの劣化が考えられます。また、窓そのものが劣化したことによっても雨漏りが発生します。
窓のサッシ、天窓から雨漏りしている場合の修理費用相場は次のとおりです。
修理内容 | 費用相場 |
---|---|
コーキング補修 | 3~25万円 |
天窓の交換 | 20~90万円 |
雨漏り修理を依頼する業者の選定方法
雨漏り修理はセルフでは難しいため、専門の業者に依頼しましょう。雨漏り修理を依頼する業者は、次のような点に着目して選定するのがおすすめです。
- すぐに駆けつけてくれるかどうか
- リフォーム瑕疵(かし)保険に加入しているかどうか
- 専門的な知識を備えているかどうか
- 費用相場とかけ離れていないか
すぐに駆けつけてれるかどうか
雨漏りを放置していると、漏電による火災やシロアリ被害などにつながります。特に飲食店の場合、カビの発生やネズミの侵入といったように店舗の信頼を落とす事態につながりかねません。
そのため、雨漏り修理業者を選定する際は、すぐに駆けつけてくれるかどうかに着目しましょう。たとえば本格的な修理は後日になっても、当日のうちに応急処置をしてくれる業者もあります。
店舗の近くにある業者であれば、スピーディな対応が期待できるでしょう。
リフォーム瑕疵(かし)保険に加入しているかどうか
雨漏り修理を依頼しても、修理が不完全で再度雨漏りが発生する可能性があります。このようなリスクを防ぐのに効果的なのがリフォーム瑕疵保険です。
リフォーム瑕疵保険に加入している業者であれば、第三者による検査が受けられます。検査で不具合が発生したとしても、無償で修理をしてもらえます。
専門的な知識を備えているかどうか
雨漏り修理を依頼する業者が、専門的な知識を備えているかどうかも確認しましょう。その際に役立つのが次のような資格です。
- 雨漏り診断士
- 瓦屋根工事技士
- 屋根診断士
資格を保有しているスタッフが在籍している業者であれば、専門的な知識に基づいた対応が期待できます。
費用相場とかけ離れていないか
費用相場とかけ離れていないかも、雨漏り修理業者を選定する上で欠かせません。相場とかけ離れていないかを確認するためには、業者に見積もりを依頼しましょう。
見積もりは1社ではなく、複数社に依頼することがポイントです。同じ条件で複数社に見積もりを依頼すれば、どの業者が適切な費用なのかを判断できます。
店舗で発生した雨漏りを放置していると、火災をはじめとしたさまざまなリスクにつながります。雨漏りを確認したら、被害が拡大する前に早めに業者に修理を依頼しましょう。
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