オフィス・事務所の内装工事費用と坪単価

オフィス・事務所の内装工事費用と坪単価

オフィス・事務所を開業する時に気になるのは、「店舗の内装工事に、いくらぐらい費用がかかるのか?」ということではないでしょうか?

この記事を最後までお読みいただくことで、オフィス・事務所の内装工事にかかる費用の概要を知ることができます。

当サイトは、2010年から数多くのオフィス・事務所を工事しており、類似サイト以上に多くの知識と実績がありますので、ぜひ参考にしてください。

結論から言えば、新装か改装かによって、オフィス・事務所の内装工事にかかる費用と坪単価は全く変わってきます。

オフィス・事務所の「新装」の場合

オフィスの内装工事は、飲食店などの専門的なテナントとは違い、内装に関して特に専門的な部分はありません。

では、オフィスの内装工事には、どれくらいの工事費用を見積もっておくべきでしょうか?坪単価の相場や、内装工事費用を削減するるポイントまで見ていきましょう。

オフィスの内装工事費用の坪単価

オフィスの内装工事にかかる費用は、飲食店や美容室、クリニックなどと比べると安く収まる傾向にあります。

とはいえ、大幅に安くなるわけではないということは覚えておきましょう。厨房機器や給排水工事などが必要ないため、その分が安くなるというくらいの認識で十分です。

20坪くらいのオフィス・事務所の新装の場合、内装工事費用の目安は、1坪10万円~20万円(機器は別途)です。電気・ガス・水道・空調・給排気などの設備工事にかかる費用は少ないですが、インターネット等の回線工事にお金がかかります。

オフィスの内装の場合は、エントランスや応接室などのグレードによって工事費用が変わりますし、物件の状態によっても金額は変わります。実際の見積もりを行うまで具体的な数字は出ないため、あくまでも目安として覚えておきましょう。

オフィス・事務所の「新装」の坪単価
・1坪10万円~20万円(OA機器は別途)
・坪数×坪単価=工事費用(1坪=約3.3m2

また、物件の規模(大きさ)によっても、内装工事費用が変わってきます。

例えば、5坪の店舗と20坪の店舗を比較しても、最低限必要な設備工事はほとんど変わらないため、20坪の店舗より5坪の店舗の方が坪単価としては高くなります。

逆に、50坪のように大きな店舗でも、必要な設備工事はあまり変わらないため、20坪の店舗より50坪の店舗の方が坪単価は下がります。つまり・・・

坪数坪単価の目安
5坪の店舗平均的な坪単価より高くなる
20坪の店舗平均的な坪単価
50坪の店舗平均的な坪単価より安くなる

内装工事費用とは別にかかる費用として、コピー機などのOA機器、インターネット等の回線工事がありますが、これは業種や選ぶ回線によって全く価格が違いますので、事前にインターネットなどで相場を調べて予算を組んでおきましょう。

オフィス・事務所の「改装」の場合

オフィス・事務所の改装の場合は、元々の設備があることが前提になります。元々の設備に手を加えなければ、20坪くらいのオフィス・事務所なら、1坪5万円~10万円(機器は別途)で工事できます。

オフィス・事務所の「改装」の坪単価
・1坪5万円~10万円(OA機器は別途)
・坪数×坪単価=工事費用(1坪=約3.3m2

ただし、トイレなどの水回りの位置を変更すると、新装の内装工事費用と変わらなくなります。水回りは、それ用に配管がしてあり、新たに設置すると費用がかかるためです。

ですから、もし改装や居抜きでコストダウンを図るつもりなら、元々あった配置を活かす方向で考えましょう。

居抜きがスケルトンより安くなるのは事実ですが、それは元々あった設備を活かすからであって、設備を変えるのであれば、新装の内装工事費用とあまり変わらなくなってしまいます。

オフィス・事務所の設備工事の重要性

オフィス・事務所の内装工事では、大量の電気を使用する業種でなければ、通常は設備工事には大きな費用はかかりません。

逆に、サーバールームなど、大量の電気を使用する業種では、機器を支える床の工事に費用がかかったり、機器に伴う電気工事に高額な費用がかかるケースもあります。

物件の設備容量は不動産屋や大家さんに聞けば分かりますので、予めきちんと把握しておくことが肝心です。

建築図面があれば内装業者は判断できますので、できれば不動産屋のチラシのような平面略図ではなく、不動産屋に頼んで正式な図面を手に入れてください。

居抜きを改装する場合、前のテナントがオフィス・事務所をやっていれば、だいたいの設備はそのまま使えるだろうという予測はできます。

スケルトン物件でも、普通のオフィス物件のように床・壁・天井が貼ってあり、エアコンやトイレも設置されていれば、特に高額な費用がかかることはありません。

オフィス・事務所の内装工事の種類

オフィス・事務所の内装工事の種類は、大きく分けて以下の7種類になります。

基本的にはオフィスの内装工事に慣れた業者に任せておけば、以下のポイントを押さえた提案をしてもらえますが、的確に打ち合わせを行うめにも知識として覚えておきましょう。

1.建築工事

建築工事には、オフィスの床・壁・天井といった内装、工事を行うために必要な仮設工事も含まれ、パーテーションなどの間仕切り工事も含まれます。

パーテーションは高さを変えたり、デザインや色を変えたりしやすいため便利です。LGSより工事費用も安く、工期も短くてすむため、最近はパーテーションを選ぶ方も多いです。

  • 内装仕上工事(床・壁・天井)
  • 間仕切り工事(LGS・パーテーション)
  • 建具工事
  • 造作家具工事

2.電気設備工事

電気設備工事には、コンセントやLANケーブル、照明器具の設置が含まれますが、電気容量が足りない場合は増設工事をする必要があります。

オフィスの人数やレイアウトに合わせて、適切な数量を適切な箇所に設置することがポイントです。オフィスに慣れた内装業者であれば、作業しやすいレイアウトを作成できるでしょう。

3.空調設備工事

空調設備工事には、エアコンの室内機・室外機の取り付けとそれに伴う工事が含まれ、室内の換気を行い、室内の温度・湿度を整えるための工事になります。

夏にエアコンが効かなくて暑い、冬にエアコンが効かなくて寒いとなっては、業務に支障をきたします。来客にも不快感を与えてしまいますので、快適なオフィス環境を整えましょう。

4.衛生設備工事

衛生設備工事には、トイレや洗面台などの水回りの取り付け工事が含まれ、一般的には給水設備・排水設備・消火設備・給湯設備などの工事を指します。

オフィスの水が出なくなったり、トイレの水が出なくなってしまうと、仕事に支障をきたしてしまいます。職場環境に欠かせないものであり、快適な環境を支える重要な工事です。

5.防災設備工事

防災設備工事には、消火器・消火栓・スプリンクラーなどの消火設備や火災報知機、感知器、警報設備、避難設備などの設備が含まれます。

防災工事で設置される防災機器は、消防法により設置が義務づけられており、法律を遵守する必要があります。自治体によって設置基準が異なるため、防災工事の際には事前に確認が必要です。

6.通信回線工事

通信回線工事には、電話回線やインターネット回線の工事が含まれ、無線環境を整えるための無線LAN工事、テレビ設備工事、インターホン工事も含まれます。

必要となる通信機器やオフィスのレイアウトによって、配線や必要な工事が変わってきます。オフィスの内装工事に慣れた業者に、事前に効率的なレイアウトを作成してもらいましょう。

7.セキュリティ工事

セキュリティ工事には、防犯カメラや監視カメラの設置、入退管理システムの導入が含まれ、機密文書の廃棄システムなども含まれます。

顧客の個人情報や企業の機密情報の守るために、企業にとってセキュリティ対策の強化は必須です。情報は現代の大切な資産ですから、重大な問題が起きないように対策しておきましょう。

オフィスの内装工事は、建築工事、電気設備工事、空調設備工事、衛生設備工事、防災設備工事、通信回線工事、セキュリティ工事に分けられます。オフィスに慣れた業者に任せておけば、それぞれのポイントを押さえて工事を行ってもらえます。

働きやすいオフィスの内装を作るには?

これから新たにオフィスを設ける方も、既存のオフィスを改装しようとしている方も、オフィスの内装については気になりますよね。

動きやすくて働きやすいオフィスは、自分だけでなく周囲のモチベーションアップにも繋がりますので、働きやすいオフィスの内装を作る方法について見ていきましょう。

オフィス専門の内装会社に依頼する

もし資金的に余裕があるのであれば、プロのデザイナーにオフィスの内装を頼むのがベストです。

プロのデザイナーは、提示した予算の範囲内で、伝えた要望を可能な限り実現してくれます。機能性とデザイン性の両立を目指すオフィスであれば、なおさら相談した方が良いでしょう。

近年はインターネットの普及に伴い、スマートフォンから簡単に見積もりの相談や申し込みができます。デザイナーが手がけたオフィスの施工例も閲覧できるため、確認してみるのも良いでしょう。

経験者の意見をリサーチする

自分の周囲に事業を行ったり、開業してオフィスを構えている方がいる場合は、オフィスの内装について相談してみましょう。

第一線で活躍する現場の意見は貴重であり、お金では買えないものです。特に内装に関する相談では、現在進行形で利用している方の意見は貴重です。

そして、リサーチで得た現場の意見は、内装業者に依頼する場合にも活用できます。現場の意見を取り入れた実用性と、プロのデザイナーによる機能性の両立によって、他とは違う空間を生み出せます。

知人に経験者がいない場合は、誰かに紹介してもらうことも検討し、一度現場の意見をリサーチしてみましょう。

機能とデザインの両立を目指す場合は、プロのデザイナーにオフィスの内装を頼むのがベストです。実際に利用している方の意見は有益なので、開業してオフィスを構えている知り合いがいれば、オフィスの内装について相談してみましょう。

内装工事費用を安く抑えるポイント

オフィス・事務所の内装工事費用を安く抑えるポイントは、主に以下の5つです。

  1. 電気・ガス・水道・エアコン・ダクトなど、設備が整った物件を探す。
  2. 居抜き物件を探して、内装・事務機器・備品などをそのまま利用する。
  3. 壁を塗るなど、自分でできそうなことは自分でやる(DIYする)。
  4. インターネットで事務機器を探したり、中古の事務機器を購入する。
  5. 家具店やホームセンターを活用して、家具・什器・備品を安く揃える。

内装工事費用を安く抑えるポイントは、以下でも詳しく解説しています。

オフィスの居抜き物件も検討する

目的とするビジネスの内容次第ではありますが、利用目的に合うようであれば、オフィスの居抜き物件を検討する方法もあります。

デザイナー系のオフィスなら、以前にカフェとして営業していた物件も合うでしょう。また、デザイン性の高い居抜き物件なら、内装もきれいでスペースにもゆとりがある場合が多いです。

業務用エアコンやトイレが完備されている居抜き物件であれば、内装工事にかかる費用を大きく削減できます。オフィスを一から新設する場合に比べて手間も減るので、安く工事してくれる業者もあります。

新設か移転かによって異なりますが、どちらの場合でも居抜き物件の方が工事費用は安く済むため、居抜き物件を活用すれば資金的に余裕ができるでしょう。

複数の業者から見積もりを取る

友人や知人の紹介がある場合は別ですが、1社だけに見積もりを絞らずに、必ず複数の業者に見積もりを頼みましょう。

見積もりを1つの業者だけに依頼すると、相場より高く見積もりを出す業者もいるため、最低でも3社以上に見積もりを依頼することをおすすめします。

複数の業者に見積もりを依頼して、適正価格で、各社の特徴を活かした提案をしてもらいましょう。自然と競争意識も働くため、通常より安くなる可能性も高まります。

こうした様々な理由から、見積もりを行う際は複数の業者に依頼することが正しいと言えます。予定よりも安く、より良いオフィスを作りたい場合の鉄則だとも言えるでしょう。

オフィスの内装工事費用は、飲食店や美容室、クリニックと比べれば安くなりますが、一定以上の金額は必要です。上記の内容を踏まえて、適正価格で理想のオフィスを作りましょう。

どこまで予算に合わせてくれるか?

自分が提示した予算内で、内装業者が工事計画を組んでくれるかも気になるところです。

常識の範囲内で、よほど無謀な予算を提示しない限りは、ほとんどの内装業者が予算に応じた見積もりを組んでくれますので、これについては心配することはありません。

そのためには、見栄をはらずに正直に、内装業者に対して希望の金額を伝えましょう。

内装工事は契約に基づく商売ですが、どんな商売でも人と人とのつながりが基本にあることは変わりません。真摯な態度で信頼関係を築くことが大切です。

ローンは組めるのか?

ほとんどの内装工事はローンを組めませんので、現金払いが基本になります。

工事の見積書によって、日本政策金融公庫や銀行などの金融機関から融資を受けるのが一般的です。融資が決裁された時点で契約し、内装業者の口座に現金を振り込む形になります。

工事の「着手前に半額」を支払い、工事完了後「1週間以内に残金」を支払う場合が一般的です。着手前に3分の1、中間で3分の1、完了後に3分の1の場合も多いです。

また、オフィス機器・OA機器に関してはリースもありますので、予算が足りない場合にはリースを活用する方法もあります。

オフィス機器・OA機器のリースには審査がありますが、ほとんどの内装業者が仲介手続きをしてくれますので、必要な場合は相談してみましょう。

内装デザイン事例・内装見積もり事例

当サイトの加盟業者様が施工した事例です。以下のリンクから、オフィス・ホテル・スクール・ジムの「内装デザイン事例・内装見積もり事例」をご覧いただけます。

オフィス・事務所以外の内装工事費用

オフィス・事務所以外の内装工事費用については、以下のページをご覧ください。

まとめ

ここまで、オフィス・事務所を開業する際の内装工事費用の目安や相場価格の考え方、働きやすいオフィスの作り方や費用を安く抑える方法について解説してきました。

こちらの記事で、内装工事費用の目安を知り、適切な予算を知ることができたと思います。こちらの情報を参考にして、理想のオフィスが完成することを願っています。

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