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・路面客が地下へ下りるという心理的な不安を解消するため、歩道からでも店内が見えるように窓をあけるよう、オーナー様からの提案がありました。

・落ち着いた隠れ家的空間を目指しました。

・垂れ壁がびしっときまって、メリハリのある空間です。

・外観は板張り＆木ドア＆大きい行燈＆サインパネルで、壁面の照明は夜に効果を発揮します。

・厨房機器がおさまると狭く感じますが、打ち合わせ通り、最小限の動きで調理できるようになっています。

・シャッター部分に壁を作り、正面を入口にしました。オーナー様が隠れ家的な店舗を希望されていたので、あえて開口部（窓など）は小さくしています。壁に格子を取り付けることで、壁面に変化が出て良い雰囲気です。

・土間に玉砂利を敷き詰め、踏むとジャリジャリと良い音がします。

・カウンター席は、椅子の足元を掘りごたつの様にするために、店内の床を50cmくらい上げました。

・カウンターベンチの裏には間接照明と横格子を取り付け、格子から漏れる明かりが足元を照らします。

・カウンターには、無垢の1枚板を使用しました。人工の板材ではこの雰囲気は出せず、やはり無垢材の1枚板には木の温かみを感じます。

・エントランス上部に木製のボーダーを施すことで、店の境をはっきりと区切りはっきりとさせました。区切りはっきりすることで、店舗の存在感が増します。

・各テーブルにシャンデリアを配置しました。夜になると、シャンデリアの優しい明かりが店内を照らします。

・左の壁は、木の縁にミラーをはめ込んで横貼りしました。視覚的に奥行が長く見え、とても広い店舗に見えます。

・ミラーを裏からロゴの形に削りとり、光がもれるようにすりガラスに加工しました。エッチングミラーです。お店のイメージにピッタリなサインに仕上がりました。

・サインのデザインは5点ほど製作して、オーナー様と決定したものです。

・夜になると、演出照明がお店の前を照らしています。シャンデリアをアクリルのケースに納めて、インテリアとして使用しました。外へのアイキャッチとなります。