バーカウンターの最適な寸法は?設計の目安と注意点を解説

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バーカウンターを設計する際に重要なのが寸法です。適切な寸法を設定できていないと、来店客が居心地の悪さを感じたり、スタッフの作業効率が低下したりして、店舗の売上に悪影響を及ぼす可能性があります。
結論からいうと、バーカウンターの高さは大きく3つのタイプ(ロー・ミドル・ハイ)に分かれ、一人あたりの幅は60cmを確保するのが理想的です。
本記事では、バーカウンターの寸法設計における目安や、失敗しないための注意点を簡潔に解説します。
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【種類別】バーカウンターの寸法の目安は?
バーカウンターの高さは、店舗のスタイルによって「ロー」「ミドル」「ハイ」の3種類に分類されます。それぞれの一般的な数値は以下の通りです。
- ローカウンターは「高さ70cm前後」
- ミドルカウンターは「高さ85cm前後」
- ハイカウンターは「高さ100cm前後」
ローカウンターは「高さ70cm前後」
ローカウンターは、一般的なダイニングテーブルとほぼ同じ高さです。足がしっかりと地面につくため、高齢の方や子どもでも座りやすく、長時間の滞在に適しています。落ち着いて食事やお酒を楽しんでもらいたい店舗に向いています。
ミドルカウンターは「高さ85cm前後」
ローとハイの中間に位置するミドルカウンターは、カジュアルさと落ち着きの両方を演出できます。高めの椅子に座るスタイルになりますが、足置き(フットレスト)を設けることで、長時間座っていても疲れにくい環境を作れます。
ハイカウンターは「高さ100cm前後」
オーセンティックなバーやショットバーで多く採用されるのがハイカウンターです。立ってお酒を飲む「立ち飲みスタイル」にも対応でき、スタッフと来店客の目線が合いやすいため、コミュニケーションを重視する店舗に最適です。
バーカウンターの寸法を決める際のポイント
バーカウンターの寸法は、店舗のコンセプトや理想の回転率から逆算して決めることが大切です。具体的には以下の5つのポイントを考慮しましょう。
- 店舗のコンセプトを明確にする
- 競合店舗を参考にする
- 滞在時間と客単価を意識する
- 来店客の居心地の良さに着目する
- 椅子や装飾品とのバランスを考える
店舗のコンセプトを明確にする
店舗が「ゆっくり過ごす場所」なのか「短時間で回転させる場所」なのかによって、最適な寸法は変わります。たとえば、オーセンティックバーやミュージックバーのように長時間滞在するお客さんが多い場合は、座りやすい低めのカウンターが適しています。
一方で、ショットバーやスタンディングバーであれば、スタッフと目線が合いやすい背の高いカウンターが好相性です。
競合店舗を参考にする
自店舗と同じコンセプトを持つ競合店へ実際に足を運び、カウンターの寸法や内装、配色などを調査することも大切です。実際の店舗でカウンターに座ってみることで、図面上では気づきにくい使い勝手やサイズ感のヒントが得られます。
ただし、競合をそのまま模倣するのではなく、調査結果を参考にしつつ、自店舗ならではの独自性や差別化を意識して設計に落とし込むことが重要です。
滞在時間と客単価を意識する
カウンターの奥行きは、来店客の滞在時間や客単価と密接に関係しています。奥行きが広いカウンターは、来店客にゆとりを感じさせ、結果として滞在時間が延びて客単価の向上につながる傾向があります。
反対に、回転率を高めて売上を確保したい場合は、あえて奥行きを狭く設計するのも一つの手法です。
来店客の居心地の良さに着目する
快適な空間を作るためには、心理的な安心感を得られる「パーソナルスペース」を考慮しなければなりません。バーにおいては、親しい友人と接する際の「個体距離(45~120cm)」を基準に、隣の席との間隔を検討しましょう。
快適な居心地を提供するためには、一人あたりの横幅として60cmを確保するとよいでしょう。45cm程度まで狭めることも可能ですが、隣の人と肩が触れ合う距離感になるため、高級感を出すなら余裕を持った設計が必要です。
椅子や装飾品とのバランスを考える
カウンターの寸法は、一緒に使用する椅子や周囲の備品との調和が重要です。椅子の高さとカウンターの高さが合っていないと、お客さんは食事や会話がしづらくなり、居心地が悪くなってしまいます。
また、カウンターの色味やデザインについても、店内に飾るものと系統を合わせることで、統一感のある落ち着いた雰囲気を演出できます。
バーカウンターの寸法設計における注意点
バーカウンターは、一度設置すると後からの修正が困難です。失敗を防ぐためにも、設計段階で以下の2点を確認しておきましょう。
- スタッフとの目線の高さを確認する
- 椅子が確保できるか事前に確認する
スタッフとの目線の高さを確認する
カウンターの高さによって、スタッフとお客さんの位置関係が変わる点に注意しましょう。たとえば、ローカウンターではお客さんがスタッフを見上げる形になり、意図せず威圧感を与えてしまうケースがあります。
スタッフと来店客が同じ目線でコミュニケーションを取りやすくしたいのであれば、ハイカウンターの導入を検討するなど、接客スタイルに合わせた高さ調整を事前に行いましょう。
椅子が確保できるか事前に確認する
カウンターの高さを決める際は、その高さに対応する椅子が市場に十分に流通しているかを確認しておきましょう。ミドルカウンターは使い勝手が良い反面、対応する椅子の種類が他の高さに比べて少ない傾向にあります。
設計が終わった後に「理想のデザインの椅子が見つからない」といった事態を防ぐためにも、カウンターの設計と並行して椅子の選定や在庫確認を進めておくと安心です。
バーカウンターの種類別の特徴
バーカウンターの形状は、主に以下の3つに分かれます。
- 省スペースな「I字型」
- スタッフの効率が上がる「コの字型」
- 調理風景をアピールできる「L字型」
目指す雰囲気を考えたうえで、店内の面積とスタッフの作業動線を基準に選択するとよいでしょう。それぞれの形状ごとにメリット・デメリットを解説します。
省スペースな「I字型」
限られたスペースを有効活用し、カジュアルな雰囲気を作りたい場合はI字型が適しています。アルファベットの「I」のように直線的で壁面に沿って設置しやすいため、面積の小さい店舗でも効率よく席数を確保できることが特徴です。
動線もシンプルで、どんな店舗にも導入しやすいスタンダードな形状です。
スタッフの効率が上がる「コの字型」
接客の効率と一体感を最優先するなら、コの字型カウンターがおすすめです。カタカナの「コ」の字のようにスタッフを三方から囲む形になるため、内側からすべてのお客さんに目が届きやすく、配膳や注文確認をスムーズに行えます。
ただし、他の形状に比べると設置に広いスペースが必要になるため、店内のレイアウトに余裕がある場合に適しています。
調理風景をアピールできる「L字型」
調理のライブ感を演出し、お客さん同士の会話を弾ませたいならL字型がおすすめです。アルファベットの「L」の字をしたこの形状は、調理風景を多角的に見せることができるため、パフォーマンスを重視するバーに適しています。
また、コーナー部分は視線が斜めに交わって話しやすいため、カップル客などのニーズにも応えやすい形状です。
まとめ|最適な寸法を把握して理想のバーカウンターを設計しよう
バーカウンターの寸法は、店舗の居心地と売上を左右する極めて重要な要素です。まずは「ロー・ミドル・ハイ」のどのタイプにするかを決め、お客さんの滞在時間や客単価の目標に合わせて、奥行きや幅を慎重に設計しましょう。
納得のいく店舗づくりのためには、複数の専門業者から見積もりを取り、プロの視点でアドバイスをもらうことも有効です。本記事で紹介した目安や注意点を参考に、理想のバーカウンターを実現させてください。
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