バーカウンター寸法はどう決める?高さ・幅を徹底解説
目次
バーカウンターを店舗に設置すれば、来店客とのコミュニケーションを図れるため、うまくいけば固定客獲得につながるかもしれません。また、バーカウンター内に調理スペースを設置すれば、調理している様子も見せられます。
しかし、バーカウンターを設置する上では、高さや幅といった寸法を事前に把握するのが大切です。寸法が売上に関係することもあります。本記事ではバーカウンターの高さや幅などを解説します。
バーカウンターの寸法を決める際に考えるべきこと
バーカウンターの寸法を決める際は、次のような点を考えましょう。
- 店舗のコンセプトを明確にする
- 競合店舗を参考にする
- 滞在時間と客単価を意識する
- 来店客の居心地の良さに着目する
店舗のコンセプトを明確にする
バーカウンターを設置するにあたっては、店舗のコンセプトを明確にしておきましょう。たとえば店舗のコンセプトがオーセンティックバー、ミュージックバーであれば、長い滞在時間に対応できるように、座った際に足が届く背の低いバーカウンターがおすすめです。
一方、ショットバー、スタンディングバーは来店客とスタッフとの目線が合う背の高いバーカウンターが適しています。
競合店舗を参考にする
バーカウンターの寸法に悩んでいるのであれば、競合店舗を参考にするのもポイントです。競合店舗のバーカウンターの寸法だけでなく内装、配色なども合わせて確認しましょう。
競合店舗を参考にする際は他店舗を真似するのは避けることが大切です。競合店舗はあくまで参考に、自店舗の独自性を打ち出しましょう。
滞在時間と客単価を意識する
バーカウンターの奥行きは、来店客の滞在時間と客単価と大きく関係します。バーカウンターの奥行きと滞在時間、客単価の関係は次のとおりです。
バーカウンターの奥行き | 滞在時間 | 客単価 |
---|---|---|
狭い | 短い | 低い |
広い | 長い | 高い |
バーカウンターが狭い場合、来店客の滞在時間は短く客単価は低くなる傾向にあります。一方、バーカウンターの奥行きが広いと滞在時間は長くなり、客単価が高くなる傾向にあります。
客単価を高めて売上を向上させるのであれば奥行きの広いバーカウンターが適しているでしょう。一方、回転率を高めて売上向上を図るのに適しているのが奥行きの狭いバーカウンターです。
来店客の居心地の良さに着目する
来店客が居心地悪い店舗では、集客は見込めません。そのため、バーカウンターを選ぶ上では、居心地の良さにも着目しましょう。
居心地の良いバーカウンターは隣の席と一定の距離が保てています。人にはストレスを感じずに人と接することができるパーソナルスペースがあります。パーソナルスペースの分類は以下の4つです。
分類 | 距離 | 概要 |
---|---|---|
密接距離 | 0~45cm | 親、恋人といったように非常に親しい関係でのみ許される距離 |
個体距離 | 45~120cm | 親しい友人との距離 |
社会距離 | 120~360cm | 職場の同僚や取引先との距離 |
公衆距離 | 360cm以上 | 面識がない相手同士で適切な距離 |
バーカウンターを設置する上では、席数分に応じた個体距離が確保できる幅を考慮しましょう。
居心地の良さはバーカウンターの幅だけでなく、カウンターに対しての椅子の高さも大切です。カウンターと椅子のバランスが悪いと来店客が疲れてしまいます。
一般的なバーカウンターの高さ・幅
一般的なバーカウンターの高さは、次のとおりです。
種類 | バーカウンターの高さ | 椅子の高さ |
---|---|---|
ローカウンター | 70cm前後 | 40cm前後 |
ミドルカウンター | 95cm前後 | 65cm前後 |
ハイカウンター | 105cm前後 | 75cm前後 |
それぞれの種類にメリット、デメリットがあります。バーカウンターの幅はカウンターに設置する椅子の数に応じて変化します。
ローカウンターのメリット・デメリット
ローカウンターのメリットは年齢を問わず座りやすく、長時間の滞在に適しています。そのため、客単価の引き上げに効果的です。
一方、来店客がスタッフを見上げるようになってしまうため、威圧感を与えかねません。
ミドルカウンターのメリット・デメリット
ミドルカウンターは、カジュアルな雰囲気と洗練された雰囲気どちらも演出可能です。また、足の長い人であれば居心地の悪さは感じずに滞在できるでしょう。
しかし、カウンターの高さに対応している椅子は少ない傾向にあるため、設置が難しいかもしれません。
ハイカウンターのメリット・デメリット
ハイカウンターのメリットは、スタッフと来店客とが同じ目線になるため、コミュニケーションが取りやすい点です。また、スタンディングでお酒や食事を楽しめるため、椅子を設置する費用を抑えられます。
背の低いカウンターと比較すると、背の高いカウンターは長時間滞在しづらい傾向にあります。長時間の滞在には適していないため、回転率を高めて売上向上に努めましょう。
バーカウンターの幅の目安
バーカウンターの幅は、席数とパーソナルスペースを考慮します。先述のとおり、バーカウンターに適したパーソナルスペースは45cm以上です。45cmちょうどでは窮屈に感じる可能性があるため、席と席の間は60cmを確保しましょう。
たとえば60cmの間隔を保ちつつ9席用意するのであれば、540cmの幅が目安です。店舗でどれだけの席を設置するのかを決めて、バーカウンターの幅を算出しましょう。
バーカウンターの種類や形状
バーカウンターは高さによる種類だけでなく、形状によっても種類が異なります。バーカウンターの形状別の種類は次のとおりです。
- コの字カウンター
- I字カウンター
- L字カウンター
それぞれにメリット、デメリットがあるため設置前に把握しておきましょう。
コの字カウンターのメリット・デメリット
コの字カウンターは、カタカナのコに似た形のカウンターです。コの字カウンターのメリットは、スタッフの作業効率の向上です。カウンター内のスタッフから顧客全体を見渡されるため、効率的に稼働できます。
しかし、コの字カウンターの設置には十分なスペースが必要です。
I字カウンターのメリット・デメリット
I字カウンターは、アルファベットのIに似た形のカウンターです。I字カウンターはスタッフと来店客とが向かい合うようなカウンターで、広く飲食店で導入されています。
I字カウンターのメリットは、コの字型よりも多くのスペースがいらない点です。また、カジュアルな雰囲気を演出できるという特徴もあります。
一方、スタッフと来店客が向かい合うため、人によってはスタッフの視線が気になってしまうかもしれません。
L字カウンターのメリット・デメリット
L字カウンターは、アルファベットのLを思わせるカウンターです。L字カウンターのメリットは、カウンターでの調理の様子を来店客に見せられることです。そのため、調理の様子をパフォーマンスとして来店客に提供できます。
しかし、L字型はI字型よりも設置にスペースが必要になります。
バーカウンターを設置するには高さや幅といった寸法を決めておくことが大切です。店舗のコンセプトや回転率、客単価など売上にも関係するため、不安な点があれば専門家である内装業者に相談するのがおすすめです。
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